【2025年】パスワード管理アプリのおすすめ10製品(全20製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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IPASS FREEとは、パソコンの2段階認証ログインと社員が使うパスワードの一元管理を搭載したシステムです。社員の顔を登録することで、顔だけで社内のクラウドシステムに安全にログインできます。顔認証は、Windows Helloに登録した顔がパスワード代わりになり、各サイトへの自動ログインが可能になります。また、社内のクラウドサービスの利用状況や利用価格を一覧で表示できるため、退職した社員の解約漏れを防ぎます。
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機能満足度
平均:4.6
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使いやすさ
平均:4.4
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導入のしやすさ
平均:4.2
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サポート品質
平均:4.0
- 20ユーザー:3000円/月
- 50ユーザー:7500円/月
- ハードウェア費用:7000円/月
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Avira Password Managerとは、株式会社ノートンライフロックが提供しているパスワード管理アプリ製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Password Depotとは、テクノブレスト株式会社が提供しているパスワード管理アプリ製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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パスワードマネージャーとは、トレンドマイクロ株式会社が提供しているパスワード管理アプリ製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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D-PLAMSとは、株式会社ディライトテクノロジーが提供しているパスワード管理アプリ製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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Uni-ID Libraとは、株式会社野村総合研究所が提供しているパスワード管理アプリ製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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■■■国産クラウドID管理サービス「Keyspider」とは■■■ 「Keyspider」とは、日本企業向けに開発された「国産クラウドID管理サービス」です。 「クラウドサービス」と「オンプレ社内システム」を簡単にID連携し、企業の「ユーザー管理」「複雑な階層組織管理」「社員属性による権限管理」などを統合管理できます。 「人事異動対応」「発令日対応」「J-SOX対応」「アクセス制御自動化ゼロトラスト対応」など、日本企業に必要となるID管理機能を提供します。 Keyspiderは、変化に対応できるシステムとして、「ID管理の効率化」と「セキュリティ」に注力し、 「複雑で手間がかかるID管理」を「自動化IDライフサイクル管理」へ推進します。 ■■■Okta、国産製品Aとの比較資料をダウンロードできます■■■ Okta、国産製品Aとの比較資料を作成しました。ぜひダウンロードしてください。 その他10製品以上の比較情報があります。詳しくはお問い合わせください。 ⏬️Keyspiderサイトお問い合わせ⏬️ https://keyspider.co.jp/#front-contact ■■■ITトレンド年間ランキング、3年連続 ID管理ツール部門「第1位」を獲得■■■ IT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」の 「ITトレンド年間ランキング ID管理ツール部門」において、 クラウドID管理サービス「Keyspider」は2022年から2024年にかけて3年連続「1位」を獲得しました。 ⏬️ITトレンド →年間ランキング2022 →ID管理ツール部門⏬️ https://it-trend.jp/award/2022/id_management このランキングは「ユーザーからのお問い合わせが多かった製品を発表するランキング」です。 お問い合わせいただいた多くのユーザーの皆様に心から感謝申し上げます。 「Keyspider」は、多くのユーザー様からのご期待に応えられるように、 国産ID管理サービスとして、高品質なサービス提供を目指してまいります。 ■■■導入事例■■■ ・野村不動産ホールディングス株式会社 ・富士通株式会社 ※その他大手企業を中心に多数の導入実績があります。 ■■■Keyspiderオフィシャルサイト■■■ 詳細については、 ⏬️Keyspiderオフィシャルサイトをご参照ください。⏬️ https://keyspider.co.jp/
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ブラウザへのシングルサインオンだけで満足ですか? SaaSがハッキングの脅威に晒される中、SaaSへ認証情報を預けることへのリスクをどう評価しますか? SaaSのシングルサインオンを利用中にサービスが停止してユーザーからの問い合わせが殺到したらどうしますか? 「AccessMatrixUSO」はブラウザ上のWebアプリケーションだけでなく、デスクトップアプリケーションも含め、全てのアプリケーションへのシングルサインオンを実現します。 また、認証基盤というクリティカルなシステムのため、あえて自社管理のサーバ上への導入をお勧めしております。 サーバ停止中も利用者端末ではシングルサインオンが継続できる機能で安心・安全な運用可能です。 無料のトライアルも実施しております。 エンジニアが貴社に伺ってトライアル環境を構築いたします。 無料トライアル・資料請求は以下よりお問い合わせください。 https://ssoaccess.com/ 03-5730-8850
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パスワード管理アプリの基礎知識
- パスワード管理アプリの人気おすすめ製品比較表
- パスワード管理アプリの機能一覧
- 基本機能
- パスワード管理アプリのメリット
- パスワードを一元管理できる
- セキュリティを強化できる
- 自動入力機能
- デバイス間での同期
- セキュリティ監査機能
- クレジットカード情報や個人情報の管理
- パスワード管理アプリのデメリット・注意点
- マスターパスワードの管理
- アプリ自体のセキュリティリスク
- クラウド同期によるリスク
- アプリへの依存による問題
- パスワード管理アプリの選び方・比較ポイント
- セキュリティの高さ
- 対応デバイスとOS
- 追加機能の充実度
- パスワードの登録数
- 操作性・使いやすさ
- パスワード管理アプリの価格・料金相場
- 個人利用型の料金相場
- 法人・チーム向けの料金相場
- パスワード管理アプリの最新トレンド
- 自動パスワード生成の高精度化
- SSOやIDaaSとの連携強化
- クラウドセキュリティ基準への準拠
- サイバー保険との連携
- パスワード管理アプリでよくある質問|Q&A
- Q. 自社のセキュリティポリシーに最も適したパスワード管理アプリを選ぶために、考慮すべき点は何ですか?
- Q. パスワード管理アプリを選定する際に、見落としがちな重要な機能は何ですか?
パスワード管理アプリの人気おすすめ製品比較表
| 製品名 | ||||
|---|---|---|---|---|
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| 満足度 | ||||
| レビュー数 |
38件
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19件
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8件
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7件
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| 従業員規模 |
すべての規模のレビューあり
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中堅企業・中小企業のレビューが多い
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中小企業のレビューが多い
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すべての規模のレビューあり
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| 製品の特徴 |
16万社以上の企業と数百万人の顧客から信頼されている1Passwordは、便利な機能と使いやすさで企業のセキュリティと生産性の両立を実現させるパスワード管理ソリューションです。セキ...
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もうパスワードを覚える必要がありません!Keeperのパスワード管理、機密管理、特権アクセス、セキュアリモートアクセス、および暗号化メッセージなどの機能が、ゼロトラストフレームワー...
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TeamPasswordは、チームや組織がパスワードを安全に共有、管理するためのオンラインのパスワード管理ツールであり、複数のユーザーが共同でアカウントやサービスへのアクセスを管理...
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情報が登録されていません
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| 価格 |
要お見積もり
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295円〜
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400円〜
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要お見積もり
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| 機能 |
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情報が登録されていません
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| お試し |
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無料プランあり
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※2025年11月10日時点におけるGrid評価が高い順で表示しています。同評価の場合は、満足度の高い順、レビュー数の多い順で表示しております。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は「製品比較ページ」から確認することができます。
パスワード管理アプリとは、複数のサイト・サービスでログインする際のID・パスワードを管理するためのソフトです。クラウドツールを利用することが多くなり、ツールの利用にはユーザーであることを証明するためにIDとパスワードによる管理が必須になっています。
Google chromeを使っている方であれば、利用するサイトでID・パスワードを求められた際に生体認証で自動でID・パスワードが入力されたり自動生成される画面を見たことがあるでしょう。仕組みとしては本ソフトも同様に、パスワードを記録しておき利用する際に取り出せるようになっています。自社サービスや社内のインフラにパスワード管理がしたいということであれば、こうしたツールの導入を検討してみましょう。
パスワード管理アプリの定義
・複数のサイト・サービスでログインする際のID・パスワードを管理する機能を有する
・ログイン画面で入力したID・パスワードを自動でサイト上に登録する機能を有する、またログイン画面上で対応したID・パスワードを自動で入力する機能を有する
・暗号強度の高いパスワードを生成もしくはチェックする機能を有する
パスワード管理アプリの機能一覧
基本機能
| 機能 |
解説 |
|---|---|
| ID・パスワードの保存 | 複数のサイト・サービスでログインする際のID・パスワードを記録し安全に保存できる |
| 自動ログイン | 多くのパスワード管理ツールは、マスターキーを入力すれば、自動でログインが可能 |
| パスワードの自動登録・入力 | ログイン画面で入力したID・パスワードを自動で登録でき、IDやパスワードをパスワード管理ソフトからコピー&ペーストしなくても、登録したパスワードを自動で入力する |
| パスワードの自動生成 | パスワード設定時により暗号強度の高いパスワードを自動で生成する |
| パスワードのチェック | パスワードの強度や使いまわしなどをチェックできる |
パスワード管理アプリのメリット
パスワードを一元管理できる
パスワード管理アプリの最大の魅力は、複数のサービスで使うIDやパスワードを一元管理できる点です。覚えるのは「マスターパスワード」ひとつだけ。そこからすべてのアカウントにアクセスできます。
従来のように、手書きメモやExcelシートに書き留めておく必要はありません。暗号化技術や二要素認証などのセキュリティ対策が組み込まれているので、不正アクセスから大切な情報をしっかり守ってくれます。
セキュリティを強化できる
アプリには、強力なパスワードを自動生成する機能も搭載されています。大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた複雑なパスワードを、簡単に作れるのです。
しかも、サービスごとに異なるパスワードを設定しても、覚える必要はなし。保存されたデータは一般的に「AES-256」と呼ばれる高度な暗号化技術で保護されており、情報漏洩のリスクを最小限に抑えてくれます。
自動入力機能
さらに便利なのが「自動入力機能」です。保存してあるログイン情報を、ウェブサイトやアプリのフォームに自動で入力してくれる仕組みです。これなら、複雑なパスワードを覚えたり、毎回手入力する必要はありません。セキュリティを確保しつつ、快適にログインできます。
また、この機能はフィッシング対策としても有効です。登録していないサイトでは自動入力が作動しないため、不正アクセスや情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。
デバイス間での同期
パスワード管理アプリは、データをクラウド上に暗号化して保存します。そのため、パソコン、スマホ、タブレット、どのデバイスからでも同じ情報にアクセス可能です。
一度パスワードを変更すれば、すべてのデバイスに自動で反映されるのも便利な点。常に最新の状態でログインできます。万が一デバイスをなくしても、マスターパスワードさえ覚えていれば、別の端末からすぐに管理画面にアクセスして対応できるので安心です。
セキュリティ監査機能
最近のアプリには「セキュリティ監査機能」も搭載されています。これは、弱いパスワードや使い回しのパスワードを検知し、変更を促してくれる仕組みです。
さらに、過去に情報漏洩があったサイトで使っているパスワードを検出した場合には、即座に警告してくれるものもあります。これにより、不正アクセスやアカウント乗っ取りのリスクを大幅に減らせます。
クレジットカード情報や個人情報の管理
パスワードだけでなく、クレジットカード情報や住所、電話番号といった個人情報も安全に保存できるのもポイントです。
ネットショッピングで毎回入力していた住所やカード番号も、ワンクリックで入力完了。会員登録も、保存しておいた情報を呼び出すだけでスムーズに進められます。
パスワード管理アプリのデメリット・注意点
マスターパスワードの管理
パスワード管理アプリを利用するうえで、もっとも気をつけなければならないのが「マスターパスワード」です。これは、アプリに保存されているすべてのパスワードを守る「カギ」のような存在。
もし漏洩したり、忘れてしまったりすると、他のアカウント情報まですべて危険にさらされてしまいます。だからこそ、推測されにくい強力なパスワードを設定し、安全に保管しておきましょう。
アプリ自体のセキュリティリスク
便利なアプリとはいえ、それ自体がサイバー攻撃の標的になるリスクもあります。実際に、大手パスワード管理サービスで脆弱性が見つかり、情報漏洩につながったケースも報告されています。
こうした事態を避けるには、信頼できる実績のあるアプリを選ぶこと。そして常に最新版にアップデートしておくことが大切です。
クラウド同期によるリスク
クラウドを使った同期機能は、どのデバイスからでもアクセスできる点が魅力です。ただし、その便利さの裏にはリスクもあります。クラウドサービス自体が攻撃されれば、保存しているパスワードが流出する可能性があるからです。
対策としては、オフラインでの管理やローカルにバックアップを取るなど、リスクを分散する方法を検討しておきましょう。
アプリへの依存による問題
最後に意外と見落としがちなのが「依存しすぎること」です。アプリが不具合を起こしたり、サービスが突然停止した場合、保存していたパスワードにアクセスできなくなるリスクがあります。
さらに、アプリに頼りきりになると、自分でパスワードを管理する力が弱まってしまうことも。これを防ぐには、特に重要なパスワードだけは別の安全な方法でも控えておくこと。そして定期的にバックアップを取ることが重要です。
パスワード管理アプリの選び方・比較ポイント
セキュリティの高さ
パスワード管理アプリを選ぶうえで、何よりも重視すべきは「セキュリティの高さ」です。ここが甘ければ、他の機能がどんなに優れていても意味がありません。
具体的には、AES-256ビット暗号化のような高度な暗号化方式を採用しているか、二段階認証に対応しているかを確認しましょう。
さらに最近では、ダークウェブ監視機能を備えたアプリも増えています。これは、万が一自分の情報が流出した場合に通知してくれる仕組みです。こうした機能があるかどうか、しっかりチェックしておくと安心です。
対応デバイスとOS
どんなにセキュリティが強くても、使いたい端末で使えなければ不便ですよね。そこで重要なのが「対応デバイス・OS」です。
WindowsやmacOS、iOS、Androidといった主要なプラットフォームに対応しているか。そして複数デバイス間でデータを同期できるか。この2点を押さえておけば、どこからでも安全にログイン情報を管理できます。
追加機能の充実度
セキュリティ面の基本が整っていることを前提に、追加機能の充実度も比較ポイントになります。
例えば、自動パスワード生成機能(強力なパスワードを自動で作ってくれる機能)、パスワード強度の解析機能(弱いパスワードを見つけて改善を促す機能)、オフラインアクセス機能(ネットがなくても使える機能)など。こうした機能が揃っていると、より安心かつ快適にアプリを活用できます。
パスワードの登録数
無料版と有料版の違いも忘れずに確認しておきましょう。無料版でも基本的な機能は使えますが、登録できるパスワード数に上限があったり、高度な機能が制限されている場合があります。
一方、有料版では無制限に登録可能なうえ、デバイス間の同期や自動バックアップ、より強力な暗号化など、安心して使える機能が揃っています。長期的に使うなら、有料版の検討もおすすめです。
操作性・使いやすさ
どれだけ高機能でも、操作が複雑だと使い続けるのが億劫になります。そのため「直感的に使いやすいかどうか」も大事な判断基準です。
特に初めてパスワード管理アプリを使う人には、シンプルで分かりやすいデザインのものがおすすめです。多くのアプリは無料版やデモ版を提供しているので、実際に触ってみて「これなら続けられそう」と思えるかどうかを確認しましょう。
パスワード管理アプリの価格・料金相場
パスワード管理アプリの料金体系には、買い切り型のオンプレミス型ライセンスと月額課金制のサブスクリプション型の2種類が存在します。
以下に、主な価格帯とその特徴をまとめた表を示します。
| プラン種別 |
価格帯目安 |
特徴 |
|---|---|---|
| 個人向け無料 | 0円 | 機能制限あり。広告表示ありの場合も。 |
| 個人向け有料 | 月額300円〜800円 | 広告なし、自動入力・生成機能、クラウド同期可 |
| 法人向けチーム | 月額500円〜1,200円/人 | アカウント共有・権限管理・ログ追跡対応 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | SSO連携、SAML認証、監査対応、専用サポート |
個人利用型の料金相場
個人利用型のパスワード管理アプリの料金相場としては、無料プランも含め月額0円から800円程度が一般的です。
無料プランでは、登録可能なパスワード数に制限があったり、複数デバイス同期が利用不可だったりする場合があります。NordPassなどは、無料プランでも基本的な機能を網羅していますが、自動パスワード生成や2段階認証が制限されるケースがあるため注意が必要です。
一方、有料プランにすることで、広告が非表示になり、より高度なセキュリティ機能やクラウド同期などが解放される点が特徴です。コストは低めでも利便性と安全性の向上が見込めるため、自己投資の一環としても注目されています。
法人・チーム向けの料金相場
法人・チーム向けのパスワード管理アプリの料金相場としては、月額500円から1,200円程度/ユーザーが標準的です。
この価格帯で提供されるサービスには、チーム単位でのアカウント管理機能や、アクセス制御・ログ管理・SSO連携などが含まれており、社内での統制・可視化が図れます。
エンタープライズプランでは、SAML認証対応・IP制限・優先サポートなど高度な機能が搭載されるため、価格は都度見積りとなることが一般的です。情報資産が多くセキュリティ要件が高い企業では、導入コストに見合った価値が得られます。
パスワード管理アプリの最新トレンド
- パスワードレス認証との融合
- 自動パスワード生成の高精度化
- SSOやIDaaSとの連携強化
- クラウドセキュリティ基準への準拠
- サイバー保険連携オプションの拡大 ### パスワードレス認証との融合 まず注目されているのが「パスワードレス認証との融合」です。
従来のパスワード入力ではなく、生体認証やFIDO2(セキュアなログイン規格)といった仕組みを組み合わせることで、高いセキュリティと利便性を同時に実現する流れが加速しています。
実際にGoogleやMicrosoftもこの方式を推奨しており、「マスターパスワードすら不要な時代」がそう遠くない将来に訪れるかもしれません。
自動パスワード生成の高精度化
2つ目のトレンドは「自動パスワード生成の進化」です。
AIの活用によって、ただランダムに複雑な文字列を作るだけではなく、推測されにくく、それでいて入力しやすいパスワードを提案できるようになってきました。
辞書攻撃や総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)といった代表的な不正手法への耐性を強化しつつ、ユーザーの負担を軽減できる点が評価されています。
SSOやIDaaSとの連携強化
3つ目は「SSO(シングルサインオン)やIDaaS(ID管理サービス)との連携」です。特にSaaS利用が拡大する企業にとっては、アカウント管理を一元化できる仕組みが不可欠になっています。
OktaやAzure ADといった代表的なサービスと統合することで、社員の退職時にアクセス権限を一括で制御できるなど、セキュリティ強化と運用効率化を同時に進められるようになっています。
クラウドセキュリティ基準への準拠
次に挙げられるのは「クラウドセキュリティ基準への準拠」です。ISO27001やSOC2といった国際的なセキュリティ認証を取得する製品が増え、コンプライアンス(法令や基準の遵守)の観点からも導入要件として重視されるようになっています。
特に海外展開を見据える企業では、第三者認証の有無がソフト選びを左右するケースも増えてきました。
サイバー保険との連携
最後に紹介するのは「サイバー保険との連携」です。最近では、法人向けパスワード管理アプリの中に、導入企業のセキュリティ評価に応じて保険料が割引されるプランを用意するものも登場しています。
万一の情報漏洩に備えるリスクファイナンスと、日常的なセキュリティツールを融合させる、そんな新しい価値の提供が始まっているのです。
パスワード管理アプリでよくある質問|Q&A
Q. 自社のセキュリティポリシーに最も適したパスワード管理アプリを選ぶために、考慮すべき点は何ですか?
A. 自社のセキュリティポリシーに適したパスワード管理アプリを選定するには、暗号化方式・認証管理・運用統制機能の3点を軸に検討しましょう。
まず、保存データが強固に保護されているかを確認します。特に、AES-256などの高度な暗号化方式を採用し、ゼロナレッジ設計(運営側もパスワードを復号できない構造)を持つ製品が望ましいです。次に、ユーザー認証の安全性を高めるため、多要素認証(MFA)やSSO(シングルサインオン)連携に対応しているかを確認します。さらに、企業利用では、アクセス権限の細分化や監査ログ機能など、利用状況を可視化・制御できる仕組みが必要です。これらを満たすツールを選ぶことで、自社のセキュリティ基準を満たしつつ効率的な運用が可能になります。
手順または対応方法
- 自社のセキュリティポリシー(データ保持・アクセス権限管理)を整理します。
- 暗号化方式・MFA・監査ログ機能の有無を比較します。
- クラウド型・オンプレミス型のどちらが運用方針に適しているかを確認します。
注意点・補足
- 外部共有を行う場合は、共有リンクの有効期限やアクセス制限設定の柔軟性も確認してください。
- 従業員の退職・異動時に備え、アカウント管理やパスワード引き継ぎ機能があると安全です。
Q. パスワード管理アプリを選定する際に、見落としがちな重要な機能は何ですか?
A. パスワード管理アプリを選定する際に見落とされやすい重要な機能は、パスワード共有管理・インシデント対応性・監査ログの精度です。
まず、チームや部署でアカウントを共有する場面が多い場合、共有パスワードの安全な管理・アクセス権限の細分化ができる機能は非常に重要です。単純な共有リンク機能だけでは、誰がいつアクセスしたか追跡できず、情報漏えいリスクを高める恐れがあります。次に、万一の不正アクセス発生時に備え、アラート通知や自動パスワード変更機能があると迅速な対応が可能です。さらに、監査ログ機能によって、利用履歴・共有履歴・アクセス試行を記録できるツールを選ぶと、内部統制や法令対応にも役立ちます。
手順または対応方法
- チームでのパスワード共有ルールと権限管理方針を明確化します。
- アラート・通知・自動変更などのインシデント対応機能を確認します。
- 監査ログの記録項目(操作・共有・アクセス履歴)を比較します。
注意点・補足
- 利用ログがクラウド上に保存される場合は、データの保存期間や削除ポリシーを確認しましょう。
- 外部監査対応を想定する場合は、エクスポート可能な監査レポート機能を備えた製品が望ましいです。
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