SSLサーバ証明書の基礎知識
SSLサーバ証明書とは、インターネット上で取り交わされるデータ改ざんや盗聴など」を防止するために利用される暗号化技術であるSSL(Secure Sockets Layer)を導入する際に、発行される証明書のこと。
SSLサーバ証明書には、
・サイトが本当に存在しているという実在証明
・送受信されるデータの暗号化
の役割があり、認証局による審査を経て発行される。
また、SSLの後継としてTLS(Transport Layer Security)があるか、一般的にTLSも含めてSSLと呼ばれており、TLSに対応したサーバ証明書もSSLサーバ証明書と呼ばれている。
SSLサーバ証明書の機能一覧
基本機能
機能![]() |
解説![]() |
SSL証明書の自動発行 |
通信相手に偽りがないこと、通信先のサーバーが実在することを公正な第三者機関である認証局(CA)が証明したSSL証明書を自動で発行する |
サーバーの実在性証明 |
ドメインの使用権があることの認証「ドメイン認証」、登記簿などを確認し、組織として法的に実在しているかを認証する「企業実在認証・組織認証」、この2つの認証の項目に加え、物理的に組織が存在しているか、事業が存在・運営されているか、承認者・署名者は誰なのかを認証する「EV認証」の3種類の証明書がある |
SSL証明書による通信の暗号化 |
SSL証明書に含まれる公開鍵と共通鍵を使用した、「公開鍵暗号方式」と呼ばれる方法を用いた暗号化通信が可能。入力情報は通信先しか暗号を解除することができないため、安全・安心に通信を行なうことができる |