サービスの認知度UPや商品拡散のために、インフルエンサーマーケティングを検討している企業も多いでしょう。しかし、具体的な動き方やコツが分からず、検討で終わっている企業もあるはずです。
そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの概要やコツ、利用するメリット・デメリットについて解説します。マーケティングを成功に導く方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、次のようなSNS等で活躍するインフルエンサーと協力して行うマーケティングのことです。主に企業が提供するサービス・商品の認知度を高めて、利益につなげていくために用いられています。
- TikTok
- Youtube
企業が提供するサービス・商品に興味を持つ顕在層に対するアプローチは、広告やCMといった宣伝で問題ありません。しかし、企業のサービス・商品自体を認知していない潜在層も大勢います。
インフルエンサーマーケティングを実施すれば、インフルエンサーを通して潜在層にサービス・商品を認知してもらえる可能性が高まります。そのため、変化し続けるニーズに対応するべく、影響力が大きいインフルエンサーの協力を得てマーケティングを実施する企業が増えているのです。
インフルエンサーマーケティングを効率化する3つのコツ
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの影響力を借りて、サービス・商品の認知度を高めるマーケティング手法です。しかし、ただ依頼するだけでは効率的に結果を生み出せません。
まずは、インフルエンサーマーケティングを進めるために必要な3つのコツを解説します。インフルエンサーへ依頼するにあたり、何を行うべきか検討する際の参考にしてください。
目的・目標設定に力を入れる
インフルエンサーマーケティングを実施するなら、あらかじめ目的・目標設定に力を入れましょう。なかでも重要なのが、KPIの設定です。
KPIとは、目標達成に必要なプロセスのフェーズごとに設定する評価指標を指します。例えば、「認知度UP」「購買」「共有」といった目的があれば、次のようなKPIを設定可能です。
目的 | KPI(目標設定) |
認知度UP | 閲覧数・再生数リーチ数UGC数 |
購買 | 登録者数購買者数SNSのサイト経由率 |
共有 | コメント比率(ポジティブ/ネガティブ)UGC数SOV |
目的・目標があれば、それを実現するために必要な施策を検討できます。また、実際に動き出してから数値を分析していけば、どのアクションが最も効果的なのかを判断できるようになります。
インフルエンサーマーケティングを成功に導くためには、目的設定が欠かせません。目的を実現するために、目標値を決めて動き出すことも重要です。2つの要素がマーケティング実施において欠かせない要素のため、まずは何から動き出すべきか整理しましょう。
自社と親和性の高いインフルエンサーを選ぶ
SNS等を見ていくと、さまざまな特徴を持つインフルエンサーが見つかります。マーケティングを依頼するインフルエンサーによって、次のようなことに影響することを覚えておきましょう。
- フォロワー数・認知度:依頼費用に影響する
- 発信ジャンル:ユーザーニーズに影響する
フォロワー数や認知度は、インフルエンサーの発信力に直結します。発信力が高ければ高いほど、利益を生み出せる代わりに依頼費用が高額になりがちです。
また、インフルエンサーによって発信ジャンルが異なるため、自社と親和性の高いインフルエンサーに依頼する必要があります。美容系のインフルエンサーにITツールやガジェットの告知を依頼しても、購買率を高められないので注意してください。
自社サービス・商品のイメージを崩さないSNS運用を行う
インフルエンサーマーケティングを実施することによって、インフルエンサーに興味を持つ客層からのアクセス・購買が増えていきます。インフルエンサーが投稿する内容についても、しっかりと企業内でチェックしましょう。
なかには自社サービス・商品のイメージを崩す投稿の場合があります。インフルエンサーに宣伝をお任せにするのではなく、どのような情報を発信してもらいたいのか、事前に計画してきちんと連携する必要があります。
インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングを実施するメリットは、次のとおりです。
- SEOの強化につながる
- ユーザーに受け入れてもらいやすい
- ネット・SNSを通じて拡散されやすい
インフルエンサーの協力を得られれば、SNSの投稿からHPやサービスページにユーザーが流入していきます。その結果、閲覧数や購買率が高まり、サイト自体のSEOの強化につながるでしょう。SEOで評価されれば検索上位に表示されて、さらなる利益UPにつながります。
また、インフルエンサーを仲介してサービス・商品を宣伝することによって「この人がおすすめする商品だから大丈夫だ」と、ユーザーに受け入れてもらいやすいのがメリットです。インフルエンサーの発信はファン等が多くの人に共有していくので、より多くの人たちに拡散されやすいことも利点だと言えます。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングには複数の魅力がある一方、次のようなデメリットもあります。
- インフルエンサーの選定次第で結果が変わる
- ユーザーからステマを疑われる可能性がある
- 炎上でイメージダウンになる危険性がある
インフルエンサーごとにキャラクターや影響力が異なるため、広い視点で依頼する人物を決めていかなければ、上手く利益を生み出せない可能性があります。サービス・商品宣伝を頻繁に行うと、ステマ疑惑をかけられる場合もあるので注意しましょう。
また、インフルエンサーの投稿で炎上してしまうと、それが飛び火して企業のイメージダウンにつながることもあります。まずはデメリットを理解したうえで、インフルエンサーマーケティングの導入を検討するのがおすすめです。
インフルエンサーマーケティングを成功させる方法
インフルエンサーマーケティングを成功させたいなら、押さえるべきポイントが2つあります。それぞれの方法は、マーケティングを可視化できるほか、計画的な管理を実施するために欠かせません。具体的な方法をご紹介するので参考にしてください。
すべてのマーケティングを仲介業者に任せない
インフルエンサーマーケティングでは、企業とインフルエンサーの間に仲介業者が入る場合があります。仲介業者はマーケティングのプロなので、企業のサポートやアドバイスをもらえるでしょう。
しかし、すべてを仲介業者に任せることはおすすめしません。特に次のポイントは、必ず自社独自にチェックすることをおすすめします。
- マーケティングの動き方
- インフルエンサーの投稿内容
自社が思いもしない方向にマーケティングが進む可能性があります。また、自社のサービス・商品が理解されないまま投稿される危険性もあるので、マーケティングチェックを欠かさないように気を付けてください。
プラットフォームツールを活用する
複数のインフルエンサーを通じてサービス・商品を宣伝する企業もあるでしょう。しかし、人数が増えてくると、各インフルエンサーを上手く管理できずに統制が取れなくなってしまいます。
複数のインフルエンサーの動きや今後のスケジュールを可視化して、最小限の人員で対応したいなら、プラットフォームツールを活用してみてください。
専用の管理ツールを使えば、インフルエンサーの情報をデータとして管理できます。また、SNSの情報を連携して、KPI分析を実施できるのも魅力です。クラウドを通じて社内共有できることも含めて管理効率化を期待できるので、ぜひ導入を検討してみてください。
インフルエンサーマーケティングを活用したいならITreviewでツールを探そう
インフルエンサーマーケティングを実施すれば、自社のことを知らない潜在層にアプローチできるほか、SEOの評価や利益率の向上が期待できます。複数人のインフルエンサーに宣伝協力をお願いしたいなら、インフルエンサーの動きや宣伝効果を管理・分析できるプラットフォームツールの導入がおすすめです。
ITreviewでは、インフルエンサープラットフォームツールの比較検討やレビューチェックを行えます。導入を検討している方は、どのツールを利用するのがよいのかチェックしてみてください。
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