無料でありながら優秀なアクセスができるVPNをご紹介します。インターネットの普及によってVPNは今や生活必需品といえるほど一般的となりました。大規模な企業間通信には有料VPNがおすすめですが、個人用として手軽に利用したいなら無料VPNも検討したいところです。
VPNとはや導入するメリット、種類などについては下記の記事をご覧ください。
本記事では、無料かつ安全な通信ができるVPNの中から、アプリ利用が可能なVPNをランキングにしています。気になる通信速度の制限やログ管理についても比較検討できます。
ただし、セキュリティ面については有料VPNには劣るため、導入時のリスクも把握したうえで導入を検討しましょう。
1、Windscribe VPN

カナダを本拠地とするWindscribe社が提供する無料VPNです。全8か国に対応しており、毎月10GBまで利用可能です。無料でありながらセキュリティが非常に充実しており、ログを保持しない方針に加え、最先端の暗号化、広告ブロッカーなど、無料とは思えない安心な機能が魅力です。接続できる端末数は無制限、アプリは幅広い端末にも対応しています。ただし、無料アカウントでは接続できるサーバが少ないため、通信速度が遅くなる可能性があります。トレントにも対応しているため、無制限でアクセスしたい人に最適です。
メリット
・毎月10GBまで利用可能
・優秀なセキュリティ機能
・MacやWindowsなどのデスクトップ型やブラウザ拡張型に対応
・広告ブロッカーあり
・端末数が無制限
・トレントに対応
デメリット
・サーバ拠点が少ない
・接続時に一部のログを記録
2、TunnelBear

カナダを本拠地とするTunnelBea社が提供する無料VPNです。世界179ヵ国で500万人以上のユーザーを獲得している評価の高いプロバイダーです。毎月500MBまで、20か国以上のサーバが利用可能、日本のサーバにも対応しています。256ビットの暗号化プロトコルを使用しており、速度の速さは無料VPNの中でも上位です。厳しいログなしポリシーや強力な暗号化といったセキュリティ機能も充実しています。iPhoneやAndroidなどのほとんどのOSに対応し、使いやすいクマのインタフェースで操作性も優れています。手軽かつ簡単に使用したい人向けのVPNと言えます。
メリット
・AES 256ビット暗号化によるプライバシー保護
・ログなし方針
・通信速度が良好
・幅広いOSにアプリ対応
・分かりやすいインタフェース
デメリット
・ストリーミングサイトでは利用不可
・毎月500MBまで
3、HideMe

マレーシアを拠点としたドイツの無料VPNです。日本サーバは有料版のみとなりますが、無料版では5か所から選択となります。日本の場合はシンガポールを使用しましょう。完全なログなし方針や強力な暗号化にも対応しているため、プライバシーの保護も安心です。最高速度の通信を速度制限無しで利用できるという点は、他の無料VPNの中でも優秀でしょう。同時に接続できる端末数は1台のみですが、トレント対応や宣伝広告無しのブラウジング、技術サポートに対応している点などから、安心かつ安定的な通信をしたい場合には十分です。iPhoneやAndroidなどのアプリにも対応可能です。
メリット
・ログなし方針
・高速で安定した通信が可能
・24時間365日にサポート対応
・帯域幅無制限を保証
・幅広いOSにアプリ対応
デメリット
・端末の同時接続は1台のみ
・サーバ拠点が少ない
・毎月2GBまで
より高い品質・サービスを求めるなら有料版を検討するべき
無料VPNでも安心かつ良質なサービスはあるものの、やはりセキュリティの強度や通信速度などの品質は有料版に劣ります。有料VPNのなかには無料版のデメリットを払拭できる機能を備えているものもあるため、より自由で柔軟なVPN接続が可能となります。
インターネット接続におけるリスクを極力排除したいと考える方は、有料VPNを検討しましょう。目的に合わせた最適なVPNを見つけるためにも、試験的な無料VPNの活用がおすすめです。
ユーザーによる顧客満足度をベースに、自社に最適なVPNを選ぼう!