非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|ITコンサルタント|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
クラウドでも十分HPC解析業務が行えます。
IaaSサービスで利用
良いポイント
主にクラウドHPCの検証や構築に利用しています。
高性能なインスタンスだけでなく、EFAなどの低遅延ネットワーク、Lustreといったマネージドの高速ストレージが利用できる他、Parallel Cluster等の構築ツールも用意されており、HPCクラスタの構築経験がない人でも、簡単に環境を用意できるのには感心させられました。
また、AWSが買収したNICE/DCVを利用すれば、プリポストのGUI画面をインターネット経由で快適に利用できます。しかもこれが無料でできるということは、他のクラウドベンダーと比べて大きなアドバンテージだと感じました。
HPC用途で本格的に利用するには、データ転送にかかる時間などいくつかの問題もありますが、この点は他のクラウドベンダーも同じなので、使い方を工夫すれば十分快適に解析業務が行えます。
改善してほしいポイント
東日本リージョンで高性能なインスタンスを数台分上げようとしたところ、AWS側のリソース不足で上がらないということがありました。米国リージョンであればそういうこともないのでしょうが、システムの拡張が需要に追い付ていなかったのかもしれません。
また、以前に比べて値下げのペースが落ちたように感じます。ORACLE クラウドのように、より安く使えるベンダーも登場しているため、あと2~3割安くなることを期待しています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
これまでシステムの動作検証を行う場合、社内のサーバ上でVMwareなどを使って仮想サーバを立てていましたが、リソース不足で十分なCPUコアやメモリ、ストレージを割り当てられなかったり、GPGPUがないなど結構な制約がありました。
AWSを使うようになってからは、利用金額に気を付けさえすれば、必要な構成を好きな時に立てられるようになったため、検証をスムーズに進められるようになった他、作業効率も大幅にアップしました。