水野 敦之
ナトコ株式会社|油脂加工・洗剤・塗料|社内情報システム(CIO・マネージャ)|100-300人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
思った以上に外部連携が可能です
良いポイント
AppSuiteは、desknet's NEOのマクロ機能のようですが、実は独立したアプリを作ることができる仕組みです。作られるアプリは表形式のデータとして保存されるため、フォーム画面を作るだけで簡単なデータベースが構築できるイメージですね。フォームの部品はそれぞれ表データの列になっていますが、うっかり部品を消してしまっても列データは消えないので、安心してフォームをメンテナンスできます。また、部品に対する権限を細かく設定できるのが魅力です。閲覧できる人、閲覧できない人、編集できる人などを設定でき、それらの更新時のイベント動作と組み合わせられる上、Webhookに対応しているので他システムと連携可能です。私のところでは、AppSuiteの更新イベントからWebhookを使ってGoogle Apps Scriptのウェブアプリにデータを渡し、GAS側で処理した後、結果データをAPI経由で元のフォームに戻す処理をしています。社内ポータルなのに裏では自由にシステム構築ができる、この柔軟さは魅力です。
改善してほしいポイント
AppSuiteはあくまでもdesknet's NEOの1つの機能として提供されていますので、そのデータ範囲はAppSuite内に限定されます。アプリを作る分にはそれでも問題ないのですが、desknet's NEO側の標準アプリへのアクセス性が高まると便利だと思います。例えば、AppSuiteから他システムへデータを渡す際、ユーザー情報として受け取れるのはユーザー名、ID、組織くらいです。API側からユーザー情報にアクセスできたり、APIを経由して文書管理やキャビネットにファイル書き込みができると便利だと思いますので、AppSuiteというよりそれを活用するAPI側のデータ範囲を拡張してほしいです。もちろんセキュリティ面の問題もありますので、どこまで開放するかは課題ですが、逆に言えば現時点ではセキュリティのコアに関わる部分は外部から参照できないので安心はできますね。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
データの追加を管理者に限定することで、利用者が新しいレコードを追加できない、つまり1枚のフォームしか存在しないフォームアプリを作ることが出来ます。
これを利用して、関係者間で共有していた納期関連の情報を、担当者のみが編集でき、関係者のみが閲覧できるという仕組みを簡単に構築できました。
その効果を具体的に数値化できませんが、これまでは担当者が関係者に都度メールで送っていたので、その手間が省けただけでなく、関係者も自分のメールボックスから「どれが最新か」を考えなくても良くなりました。
検討者へお勧めするポイント
カスタマイズできるグループウェアを探しているなら、候補として検討するに値する。いや、お勧めします。
どうしても既存の機能や用意されたアプリが肌に合わない社風もあると思いますが、AppSuiteであればその辺りを吸収することが可能です。
また、高額なオプションではなく、グループウェアとして標準的、むしろ安いくらいの価格で提供されているので、コスト面でも判断して良いでしょう。
AppSuiteのアプリはテンプレートとして公開されているので、ゼロから作る必要や不安もありません。
まずは体験イベントに足を運んでみると良いでしょう。