非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|ITアーキテクト|50-100人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
コスト、カスタマイズ性、性能のどれもバランスがいいCDN
CDNサービスで利用
良いポイント
最初に、当社はFastlyそのものではなく、クラウドベンダーのIDCフロンティアさんが再販で提供しているFastlyのサービスを利用していることをお断りしておきます。
あまり日本ではなじみの薄いCDNですが、CloudFrontの様に配信するデータが重いといきなり重課金になったりせず、VCLでそこそこのカスタマイズができたり、メンテや開発の際にしょっちゅう実施するキャッシュのフラッシュが1秒未満と速かったり、メジャーではない製品ですけどそのおかげかそこそこ高速だったり、正直「これが便利!」という尖った機能はあまりないもののどれも安定してバランスよく使えるCDNかと考えます。通信統計情報ダウンロードは大変ありがたい機能です。各種設定もわかりやすいと考えます。
改善してほしいポイント
ドキュメントは豊富ですが、ネット上でのナレッジが圧倒的に少なく、ログ出力などでちょっと凝ったことをするにはベンダーSEさんに質問するしかない状態です。実際はとても困るようなことにはなりませんが、ちょっともどかしいですね。
また、レポートもWebサイトで見るだけなのでPDFなどの形が欲しいです。
先に書いた通信統計情報の日時表記がUNIXタイムなので、こちらもせめてUTC表記がありがたいと思いますが、変換すれば終わりなのでそこまで改善してほしいものでもないです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
CDNですので、オリジンサーバーの負荷軽減・DDoS緩和が最大の課題ですが、現在ではキャッシュヒット率が月間平均90%以上となっており、通信量も激減しました。オリジンサーバーの通信量はコストに直結しますのでこの削減量は大変うれしいです。
また、DoS/DDoSはWAF/IPSなどで防いではいるものの、SlowHttp攻撃を主体としたDoS/DDoSなどWAF/IPSでは防ぐのが難しいレベルの攻撃も、CDNである程度緩和されており、大変ありがたいです。
検討者へお勧めするポイント
CloudFrontやAKAMAIなどのメジャー製品にはない手軽さと軽さ(コスト・速度の両面)が良い製品かと思います。