良いポイント
比較的安価で、かつ多くのラインナップを揃えている点が良い点だと思っています。
ネットワーク製品・セキュリティ製品はどうしても得意分野が細分化されがちで、いろんなベンダーの製品が混在しがちです。
いろんな製品があるとそれごとに運用やコマンド・概念や言葉が違い、特に少人数の管理者で運用しているところでは辛いポイントだと思います。
FortigateのUTMであれば、一通りの対策ができること・VPNクライアントなどエンドポイントセキュリティなども同一ベンダー製品で広げていけるので、管理者としては覚えなければならないことも少なく、効率的な管理ができそうです。
改善してほしいポイント
大きな成長をしている製品なのでいたしかたないとは思いますが、バージョンが変わるたびに画面のデザインやメニューが大幅に変わる点が、慣れるまでの一点期間ではありますが困惑する点ではあります。
(とはいえ、改善をしてほしい、まではいかないまでも、課題という意味で記載しました)
また、SSL等の暗号化通信を解錠・再暗号化する場合は機器のスペックが必要→高額になりがちなので、ある程度の割り切りは必要だと感じました。(Fortigate固有の問題というよりは、UTMの課題ですね)
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Firewall、IPS、AVなど、従来は個別の機器で実装していた機能を単一機器でカバーできるところがありがたいです。
そうなると、機器の数が減る
→ 合計の故障率が下がる
→ 修理対応プロセスが統一される
→ ネットワーク保守会社さんの選択肢も増える
上記のようなメリットを感じています。
セキュリティはやらなければならないことも多いので、少ない管理者が効率的に機器を管理することができれば、その工数を全体のセキュリティ対策プロセスに配分することができると考えます。
検討者へお勧めするポイント
ある程度何でもできる分、どこを重点的に対策したいのか、どこは割り切るのか、ということを意識されながら検討されることをお勧めします。