非公開ユーザー
総合卸売・商社・貿易|社内情報システム(開発・運用管理)|50-100人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
写真整理と検索をAIで大幅時短
写真管理アプリで利用
良いポイント
Googleフォトの一番の利点は、撮影した写真を意識せず自動でバックアップしてくれる点と、AIによる検索・自動分類が優秀な点です。
複数のスマホやPCから写真をアップしていますが、端末が変わっても同じライブラリにアクセスできるので、端末移行や紛失時の不安が大きく減りました。
また、「人物名」「会議」「ホワイトボード」「出張先の地名」などで検索すると、関連する写真がかなり高い確率でヒットします。フォルダ分けを細かくしていなくても、後から目的の写真を探せるのは大きなメリットです。
顔認識で同じ人物の写真をまとめてくれる機能や、イベントごとに自動でアルバムやハイライトを作成してくれる点も、手作業ではまずやらない整理・振り返りを自然にやってくれるところが気に入っています。
改善してほしいポイント
会社では Google Workspace を契約しており、ストレージは 30TB まで利用できるため、容量について困る場面はほとんどありません。一方で、その分の料金は決して安くはなく、写真管理や共有の用途が中心の場合、コストが高いと感じることがあります。写真管理を主目的とした、もう少し価格を抑えたプランや、利用頻度に応じて柔軟に選べる料金体系があるとありがたいです。
もう一点気になっているのは、複数人で利用する際の共有・権限管理です。個人用アルバムとチームで共有するアルバムの境界がユーザーにとって直感的ではなく、誤って個人写真を共有してしまわないようなガイドやUI上の工夫がもう少し欲しいと感じます。たとえば、業務用と個人用を明確に切り替えて使えるワークスペースのような概念や、共有前に注意を促す仕組みがあると、ビジネス利用でもより安心して使えると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
以前は、スマホやPCごとに写真がバラバラに保存されており、「どの端末にどの写真があるか分からない」「過去のホワイトボード写真や現場写真を探すのに時間がかかる」という課題がありました。
Googleフォトを導入してからは、撮影した瞬間にクラウドへ自動バックアップされ、端末をまたいで同じライブラリを共有できるようになったため、「写真の場所探し」にかける時間が大幅に減りました。実感としては、過去写真を探す時間が以前の半分以下になっています。
特に、AIによる検索と人物・被写体の自動分類が効果的で、「〇月の社内イベント」「特定の案件の現場写真」「特定のホワイトボードメモ」といった曖昧な記憶でも、キーワードや期間指定でかなり素早くたどり着けます。
その結果、打合せ前に過去資料の写真を探す時間や、メンバーから「以前の写真を送ってほしい」と依頼されて探す時間が短縮され、資料準備や振り返り作業の効率が目に見えて向上しました。
端末の故障や紛失時にも写真を失わずに済むため、業務記録としてのリスク低減にもつながっていると感じます。
当社では、Googleフォトの生成AI機能として 「消しゴムマジック」と「ボケ補正」を主に利用しています。 消しゴムマジックは、現地で撮影した機器設置箇所の写真に 通行人や不要な備品などが写り込んだ場合に有効で、 不要な要素を簡単に除去できます。 社内外への報告資料やマニュアルに使う際、 見せたい情報だけを強調できるため、 写真の品質向上と説明のしやすさにつながっています。 ボケ補正は、現場で急いで撮影して わずかにピンボケしてしまった写真を補正できる点がメリットです。 再訪問や再撮影が難しい現場でも、 報告資料として利用可能なレベルまで画質を改善できる場合があり、 撮り直しの手間や機会損失の低減に役立っています。 一方で、背景を大きく修正すると細部が不自然になることがあり、 「ありのままの状況」が重要な技術検証用途には不向きです。 そのため、当社では記録用の原本と、 報告・説明用に加工した画像を分けて保存する運用とし、 AI補正はあくまで補助的なものとして位置付けています。