吉田 陽一
フリーランス|放送・出版・マスコミ|デザイン・クリエイティブ職|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
安定した動作で多様なビジネスをアシストする定番エディタ
エディタソフトで利用
良いポイント
秀丸エディタの優れている点はUIのシンプルさ、そしてマクロ機能やカスタマイズの奥深さです。ある大手Webメディア2社で大量の文字・画像データを取扱いを経験しましたが、そのどちらでも秀丸エディタを使用していました。
導入理由は在職時の同僚から聞いた限りでは、おおよそ以下のような点が優れているから、とのことでした。
1.PC初心者レベルでも混乱することなく編集できる操作体系とメニュー配置
2.手慣れてくると手に馴染むショートカットキー
3.キーボードマクロで一定の操作を記録でき、同じタイプの作業を行う際に半自動で作業を進めることが可能
4.制御文字や制御コードを可視化、編集可能なので、Web記事をコンバートした際にプレーンテキストに意図せず入るこれらのコードを編集できるWordなどでも制御文字など編集可能ですが、導入コストも含めて考えれば秀丸エディタはリーズナブルという判断が働いたようです。
このように自社内で完結するテキスト加工作業であれば、秀丸エディタは汎用性も高く、導入コストも安価で使いやすい文字列編集ツールだと言えます。
改善してほしいポイント
欲しい機能としては作業中ファイルのバックアップ機能です。
理由として、以前、データベース用の大容量テキストファイルを扱っていた際、動作が遅くなる、あるいはPC環境の不安定性もあって、まれにですが作業途中でフリーズしてしまったことがありました。
そのような場合に、作業途中のファイルの保存機能があれば、フリーズする直前の作業ポイントから作業を再開できると思うので、今後のバージョンアップの際に実装して欲しいと考えています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
あるメディア企業に在籍中、改善提案としてキーボードマクロやショートカットメニューへの頻用機能の登録で、編集効率の向上とミスの削減により作業時間の短縮(時短)を実現しました。
そのメディア企業で私が在籍していた部署は、当時秀丸が標準エディタになっていたのですが、いわゆる普通のエディタとして利用されているユーザーが多く、秀丸自体が持っている様々な機能を活用されている方は部内会議で聞く限り皆無でした。
そこで改善提案としてショートカットメニューへの半角全角変換機能を登録し、編集対象内の文字列の半角全角の変換操作で手打ちによる誤入力をできる限り無くす、あるいはキーボードマクロで繰り返し制御文字の削除・置換することの半自動化を提案し、厳格な勤務時間内(残業なしが原則だった)で作業が効率的に終えられる一助となるような提案をしたことがあります。
検討者へお勧めするポイント
UIの分かり易さ、動作の安定性、優れたカスタマイズ機能の三点がお勧めするポイントです。導入初期コストが低廉なのも企業ユーザーのみならず、フリーランスなどの方にも推奨できる点です。