非公開ユーザー
小学校・中学校・高校|その他専門職|100-300人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
オンラインストレージで利用
良いポイント
教育現場でiCloudを活用し始めて2年になりますが、特に便利だと感じるのは、学校管理下で200GBのストレージが使える点です。通常の5GBでは到底足りない容量も、これだけあればGoodnotesのバックアップをはじめ、写真や動画なども余裕を持って保存できます。私自身、システム管理者としてiPadの再起動や初期化を頻繁に行う必要がありますが、その際にもiCloudにデータがしっかり残っていれば復元は非常にスムーズです。また、生徒・教員用のiPadが初期化された場合でも、必要なファイルがiCloudに残っていればダメージを最小限に抑えられるのが心強いところです。生徒にも様々な外部オンラインストレージにデータを保存せず、「原則iCloudに」と促しており、全体的なデータの保全性が高まったと実感しています。
改善してほしいポイント
iCloudの機能自体は非常に有用ですが、設定画面がやや直感的でなく、初めて触る生徒やICTに慣れていない教員にとっては、どこで何の設定ができるのかがわかりづらい印象です。また、同期のタイミングも自動とはいえ少し不透明で、「本当にバックアップされているのか?」と不安になる場面も。操作ミスによるファイル消去に備えて、復元のステップももっとクリアになると安心です。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
これまで抱えていた「端末故障や紛失時のデータ消失」という大きな課題がほぼ解消されました。また、Goodnotesとの連携により、板書やメモの自動バックアップも可能になり、日々の学習データがより確実に保存されるようになったのも大きな利点です。教員側も、複数端末間でデータを共有したり、ファイルを復元する作業がスムーズになり、ICT活用のハードルが大きく下がりました。
検討者へお勧めするポイント
本校ではGoogleアカウントとAppleアカウントがフェデレーションされており、親和性の高さを感じます。導入を検討されている教育関係者の方には、生徒がiCloudを適切に活用できるように、「どのアプリのデータをiCloudに保存するか」「ローカルとクラウドの使い分け」「バックアップの確認方法」など、基本的な使い方を明確に指導するとよいです。200GBという十分な容量があるため、積極的にiCloudに保存させることで、トラブル時の被害を最小限に抑えられます。また、Goodnotesのような連携アプリとの活用も視野に入れるとよいでしょう。iCloudは一度きちんと使い方をマスターすれば、非常に心強い「学びのセーフティネット」になりますよ。