PyCharmの製品情報(特徴・導入事例)

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ITreviewによるPyCharm紹介

 PyCharmとは、JetBrains s.r.o.が提供するPython向けのIDE(Integrated Development Environment)です。コーディングの補助・コード解析・文法やエラーのハイライト表示をはじめ、さまざまな機能で快適なWeb開発を支援します。いくつかのライセンスがあり、どのライセンス下で配布されるソフトウェアも同じ機能を持ちますが、価格と利用規約が異なっています。業界を問わず、PythonでWeb開発を行う企業で広く導入・活用されています。

PyCharmのITreview最新受賞実績

※Grid Awardの受賞実績は「総合部門」での受賞結果のみ表示しています

PyCharmの満足度、評価について

PyCharmのITreviewユーザーの満足度は現在4.2となっており、同じIDE(統合開発環境)のカテゴリーに所属する製品では9位、となっています。

バッジ 満足度 大企業 中堅企業 中小企業
image 4.2 4.3 4.1 4.1
レーダーチャート 価格 使いやすさ サポート品質 導入のしやすさ 機能への満足度 管理のしやすさ
3.7 4.4 4.0 4.8 4.4 4.1

※ 2025年09月21日時点の集計結果です

PyCharmの機能一覧

PyCharmは、IDE(統合開発環境)の製品として、以下の機能を搭載しています。

  • ビルドツール

    ソースコードを独立したプログラムに変換する。複数のファイルで構成されたコードを正しい順序でコンパイルしリンクする

  • コンパイラ

    プログラム言語で書かれたソースコードを、コンピュータが直接的に実行できる機械語または中間言語に変換する

  • デバッガ

    対話的にプログラムを動作させたり、プログラムが使っている変数を表示させたりしながらデバッグを支援する

  • リンケージエディタ(リンカ)

    機械語または中間言語のプログラムの断片を結合し、実行可能なプログラムを生成する

  • テストツール

    プログラムが正しく動作しているかテストを実施し、モニタリングする

  • ナビゲータ

    コードファイルをソリューションやプロジェクトごとにまとめ、ソースコードの整理・管理をナビゲートする

  • エディタ

    コードの内容を表示し、コードの記述・編集、ボタンやテキストボックスを備えたウィンドウなどをデザインする

  • メッセージ

    デバッグ メッセージ、エラー メッセージ、コンパイラの警告、公開状態などのメッセージを通知する

  • 自動補完

    入力中の関数、変数、メソッド名を補完し、ソースコードの曖昧性を解消する

  • リファクタリング

     変数の名前をインテリジェントに変更したり、複数のコードを新しいメソッドに抽出したり、パラメータを並べ替えたりする

  • ソースコード管理

    ソースコードやソースコードのバージョン、設定用ファイル、アイコンといったリソースファイルなどをひとまとめにし、一括管理する

  • プラグイン

    IDEにさまざまな機能を追加・組み込む。Webアプリケーションサーバとの連携、各種プログラム言語のサポート、クラス図からコードを生成するUML、テストルール、レポートツールなどのプラグインがある

  • テストツール連携

    ソースコードからテストコードの自動生成、テストを実行するツールと連携して利用する

  • ビルドツール連携

    ソースコードの依存関係を担保しながらビルドを実行する外部ツールと連携して利用する

  • バージョン管理ツール連携

    CVS、Subversion、Gitなどのバージョン管理ツールと連携してソースコード管理を行う

  • フレームワーク対応

    各種フレームワークをサポートする

PyCharmを導入して得られた効果やメリット

ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、PyCharmを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。

    北村 太一

    北村 太一

    Ohina|ソフトウェア・SI|プログラミング・テスト|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    優秀なコード補完と使いやすいUIが特徴

    IDE(統合開発環境)で利用

    良いポイント

    優れている点・好きな機能
    ・venvなどの仮想環境を自動生成
    ・優秀なコード補完機能
    ・利便性の高いGit機能
    その理由
    ・Pycharmの仮想環境作成はプロジェクト選択時に自動で行ってくれる。Vscodeなど別のエディタを使用する場合はターミナルから自分でコマンドを実行する必要がある
    ・Pycharmのコード補完はコードの文脈を理解した上で、変数の型、クラスのメソッド、インポートしたライブラリなどを正確に認識し、適切な候補を提示してくれる
    ・Git機能もあり、ツリー表示や過去コミットの編集などにも対応

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    非公開ユーザー

    情報通信・インターネット|その他情報システム関連職|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    Pythonコーディングがはかどる統合環境

    IDE(統合開発環境)で利用

    良いポイント

    コードインサイト機能を使うと関数やクラスの候補を瞬時に表示してくれるため、手作業でリファレンスを探す時間が1時間かかったところが数分に短縮されました。DjangoやFlaskのテンプレート変数やモデルの補完精度が高く、Web開発がスムーズです。

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    非公開ユーザー

    ソフトウェア・SI|ITアーキテクト|300-1000人未満|ユーザー(利用者)

    企業所属 確認済
    投稿日:

    Python IDEとしてベストツール

    IDE(統合開発環境)で利用

    良いポイント

    インストールから利用までのハードルが低く、すぐにい要する事が出来るIDEであることです。機能としても非常に高機能でエディタとしての補完機能やシンタックスチェックなどはかなり洗練されていて利用しやすいです。

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