非公開ユーザー
株式会社マイクロアド|その他|その他情報システム関連職|300-1000人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
経験が浅くてもKubernetes本番運用が始められる
コンテナで利用
良いポイント
優れている点・好きな機能
・Kubernetes初心者でも楽にリソース状況を確認&共有しやすい
・UIから管理するK8sクラスタ構築が楽
・K8s利用者向けのKubeconfigの共有と、利用者ごとの権限設定が楽
その理由
・RancherのWeb UIは、kubectlに精通しなくても俯瞰&ミクロ的にリソースを確認できるところが良い
・Rancher Monitoringにより、Grafanaのダッシュボードが用意されていて監視も始めやすい。また、Rancher Prime Observabilityを使うことでより踏み込んだ監視もできそうで期待できる
・Web UIからPod内にshellで操作することも出来るのでトラブルシューティングの際にも役に立った
・オンプレの場合でもノード上でコマンドを実行するだけでRKE2/K3sを用いたK8sクラスタの構築がとても楽
・UI使わずにTerraformを使った構築も可能
・(他にもあるが)GitHub Enterprise Server認証を利用することでローカルアカウント管理が不要
・さらにGitHubのTeam単位に権限を付与出来るのでアクセス制御も実施しやすい
改善してほしいポイント
Rancherを利用するとGitOpsのツールとして、Fleetが導入済みになっており、すぐにでも使える状況になっているます。ただ、Fleetの利用サンプルが少ないため、どの様に利用してよいか分かりにくい。ドキュメントの記載も少ないのでそこは改善して欲しい。
また、Secertを安全に利用するための方法に関するドキュメントが不足しているので拡充して欲しい。例えば、HashiCorp Vault(またはGoogle CloudのKMSなど)と連携するための方法などドキュメントに記載があると嬉しい。
Primeでないと使えない「Application Collection」の良さが分かりにくいので、何が改善出来るのかアピールして欲しい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Rancherを用いることで、Kubernetesクラスタの構築が迅速かつ容易に構築出来ました。また、バニラKubernetesでクラスタを構築する場合と比較して半分以下の工数で構築出来るので、検証環境を素早く用意し、本番環境の構築についてもスピードよく構築出来ました。
導入段階で複数回のRancherやKubernetesのアップデートを経験しているが、バニラKubernetesでの運用と比較しても、半分以下の工数で対応出来ているし、作業自体は経験の浅いメンバでも実施出来ています。
検討者へお勧めするポイント
アップデートの早いKubernetesの運用を安心して実施出来ます。
SUSEサポートが手厚いので経験が浅い運用メンバでもクラスタ管理が出来ます。
Kubernetes利用経験がないアプリ開発者でもかゆいところに手が届くWeb UIがあることから敷居を下げられます。
ワーカーノードのコア数が少なくて済むアプリケーションでの利用なら費用は大分抑えられます。