RStudioの製品情報(特徴・導入事例)

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ITreviewによるRStudio紹介

 RStudioとは、R向けのIDE(Integrated Development Environment)です。Rは統計解析用のプログラム言語で、RStudioではRにまつわるファイル、関数、変数、パッケージ、図などを管理できます。Rは無料で利用でき、さまざまな手法がパッケージとして公開されているため、応用範囲が広い点に特長があります。他のプログラミング言語と比べ記述するコード量が少なく、利用しやすい言語でもあります。業界を問わず、統計解析を行う企業で広く導入・活用されています。

RStudioの満足度、評価について

RStudioのITreviewユーザーの満足度は現在4.0となっており、同じIDE(統合開発環境)のカテゴリーに所属する製品では19位、となっています。

バッジ 満足度 大企業 中堅企業 中小企業
- 4.0 4.0 4.0 4.1
レーダーチャート 価格 使いやすさ サポート品質 導入のしやすさ 機能への満足度 管理のしやすさ
4.9 4.0 2.9 5.0 4.1 5.0

※ 2025年09月05日時点の集計結果です

RStudioの機能一覧

RStudioは、IDE(統合開発環境)の製品として、以下の機能を搭載しています。

  • ビルドツール

    ソースコードを独立したプログラムに変換する。複数のファイルで構成されたコードを正しい順序でコンパイルしリンクする

  • コンパイラ

    プログラム言語で書かれたソースコードを、コンピュータが直接的に実行できる機械語または中間言語に変換する

  • デバッガ

    対話的にプログラムを動作させたり、プログラムが使っている変数を表示させたりしながらデバッグを支援する

  • リンケージエディタ(リンカ)

    機械語または中間言語のプログラムの断片を結合し、実行可能なプログラムを生成する

  • テストツール

    プログラムが正しく動作しているかテストを実施し、モニタリングする

  • エディタ

    コードの内容を表示し、コードの記述・編集、ボタンやテキストボックスを備えたウィンドウなどをデザインする

  • メッセージ

    デバッグ メッセージ、エラー メッセージ、コンパイラの警告、公開状態などのメッセージを通知する

  • 自動補完

    入力中の関数、変数、メソッド名を補完し、ソースコードの曖昧性を解消する

  • リファクタリング

     変数の名前をインテリジェントに変更したり、複数のコードを新しいメソッドに抽出したり、パラメータを並べ替えたりする

  • ソースコード管理

    ソースコードやソースコードのバージョン、設定用ファイル、アイコンといったリソースファイルなどをひとまとめにし、一括管理する

  • プラグイン

    IDEにさまざまな機能を追加・組み込む。Webアプリケーションサーバとの連携、各種プログラム言語のサポート、クラス図からコードを生成するUML、テストルール、レポートツールなどのプラグインがある

  • テストツール連携

    ソースコードからテストコードの自動生成、テストを実行するツールと連携して利用する

  • ビルドツール連携

    ソースコードの依存関係を担保しながらビルドを実行する外部ツールと連携して利用する

  • バージョン管理ツール連携

    CVS、Subversion、Gitなどのバージョン管理ツールと連携してソースコード管理を行う

RStudioを導入して得られた効果やメリット

ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、RStudioを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。

    非公開ユーザー

    会計、税務、法務、労務|経営・経営企画職|20人未満|導入決定者|契約タイプ 無償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    Rを勉強するなら無料のこの開発環境が抜群

    IDE(統合開発環境)で利用

    良いポイント

    優れている点・好きな機能
    ・無料で使いやすく、ユーザーが多い。
    ・プロジェクト機能により、データと処理のスクリプトの両方を含む分析環境を保存できる。
    その理由
    ・無償であるため大学等で広く使われているため、日本語の解説サイトやサンプルコードが豊富にある。そのため、独学でもある程度まで分析をすることができる。
    ・環境自体を保存できることで、データと処理手順の両方が保存されることで、再現性を担保できる。過去の分析の正しさの検証や、データのみあるいは処理手順のみを変更した複数のシナリオについても検証が容易である。

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    田川 健次

    田川 健次

    東洋経済新報社|情報通信・インターネット|社内情報システム(開発・運用管理)|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    無料で使えるRの統合環境ツール。グラフ表示なども充実

    IDE(統合開発環境)で利用

    良いポイント

    ファイルコード・コンソール・変数・グラフの4つにパネルが分かれており使いやすく、分析作業が捗る。とくにファイルコードでは選択範囲のコードだけを実行できるので、検証やバグ修正を実施しやすい。

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    非公開ユーザー

    ソフトウェア・SI|経営・経営企画職|50-100人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    GUI操作で簡単データ分析

    IDE(統合開発環境)で利用

    この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?

    Rというとどうしてもコマンドラインで操作するという印象があるが、そこをグラフィカルに操作することで、直感的に操作を追いやすくしている点。
    業務の中でグラフをPPTに貼り付けるシーンが結構あるのですが、その際グラフのエクスポートがしやすいというのがとても便利です。

    続きを開く
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