非公開ユーザー
その他製造業|社内情報システム(企画・計画・調達)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
Parallels Desktopとの対抗として
Mac向け仮想化ソフトで利用
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
自分が導入したバージョンは2015年のMac OS BootCampでのWindows 7サポート終了後発表のころ、VMware Fusion 8からとなります。当時業務用Macが多数利用されていたもののWindows向けの社内サービスが多いことからBootCampでWindows 7を利用している端末が多かったものの、Windows 8を非推奨とする社内方針からBootCampでWindows 7が使えないことは致命的であり、Parallelsと比較の上Fusionを採用し、Windows環境として利用することにしました。
当時Internet Explorerに依存したシステムが多数を占める中で、Office 365の導入でMacからもOfficeアプリや365サービスを直接利用する形態が広まった時期にもあたり、BootCampとは異なりMac/Win双方を同時利用できることは業務効率向上に大変役立ちました。
また、スナップショット機能が使えるためWindows OS内の不調の際には環境をリセットすることもでき、再キッティング工数を大幅に削減できました。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
ネットワークスイッチをNATではなくブリッジで使用させることで社内LANへの正規参加をさせる運用でしたが、Macを社外にもっていくとNATしないとIPアドレスを付与できない事例が多く、結果としてインベントリ収集などのプル型社内システムが利用できないなど、課題が残りました。
また、ネイティブのBootCampに比べて動作速度も緩慢でCPUパワーも消費する点はやむを得ないながらも利用者に不便を強いることがありました。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
とくにMacの利用が多い弊社の場合、マーケティング、セールス、製品開発などあらゆる利用者が社外へMacを持ち出しています。Fusion導入前はMacのほかにWindows PCも帯同するケースもあり、さらに携帯/iPhone、時にはiPadとかなり多くのデバイスを持ち出しする必要があり利用者は苦労していました。
Fusion導入後、Mac/Windowsの切り替えの必要がなく客先での商談もスムーズに行うことができるようになりました。また社外から社内システムを利用する際のリモートアクセスもFusion内のWindowsから直接接続することでMac単体より一層社外利用可能なサービスが増えた点は大変便利で、特に開発者のサービスは社内利用限定だったものが多かったために開発効率向上に一役買いました。