「会計ソフト 」の記事一覧 | ITreview Labo https://www.itreview.jp/labo/archives/category/erp/accounting-finance/accounting ビジネスの課題と向き合うSaasメディア Tue, 29 Aug 2023 06:41:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.5.6 クラウド会計ソフトで業務改善はできる?メリット・デメリットをおさらい https://www.itreview.jp/labo/archives/12901 https://www.itreview.jp/labo/archives/12901#respond Thu, 12 Jan 2023 12:37:40 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=12901 会計業務の負担やコストを改善するために、クラウド会計ソフトの導入を検討している企業も多いでしょう。しかし、ソフトを導入すれば本当に業務を改善できるのでしょうか。 そこで本記事では、クラウド会計ソフトのメリット・デメリット […]

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会計業務の負担やコストを改善するために、クラウド会計ソフトの導入を検討している企業も多いでしょう。しかし、ソフトを導入すれば本当に業務を改善できるのでしょうか。

そこで本記事では、クラウド会計ソフトのメリット・デメリットをご紹介します。改善のポイントやソフト導入をおすすめしたい会社も解説しますので、クラウド会計ソフトの使用を検討している企業は参考にしてください。

クラウド会計ソフトで業務改善できるポイント

まずは、クラウド会計ソフトを導入することで、改善できる会計業務のポイントをご紹介します。自社で会計業務の課題を抱えているなら、改善ポイントが当てはまるか確認してみてください。

経理業務

クラウド会計ソフトを使用すると、以下に示す経理業務を効率化できます。

  • 経理資料の作成
  • 請求書の作成・発行
  • 経費精算書類の作成
  • 経営分析の実施
  • 税務申告

上記の業務に対応する場合、毎年発生する法改正に対応する必要があります。また、バックアップデータの管理など、担当者に負担をかけていました。一方、クラウド会計ソフトを利用すれば、自動バージョンアップ・バックアップにより、担当者の負担を削減できます。PCだけではなくスマホやタブレットといったデバイスでも操作できることから、従来の手間がかかる経理業務を改善できるのがメリットです。

また、作成した資料は履歴管理することができ、参考資料をピックアップしつつ作業を進められます。クラウド会計ソフトは、文字通りクラウドで利用できます。本社・支店・営業所といった離れた場所で働く担当者と、情報共有して業務を効率化できるのも魅力です。

売上・経費などお金に関わる管理

クラウド会計ソフトを導入すると、売上や経費精算に関わる次の要素を効率化・自動化できます。

  • 試算表の作成
  • 総勘定元帳を作成
  • レシート・領収書の管理

従来の会計作業では、表計算ソフトなどを利用して売上・経費といったお金を計算する必要がありました。しかし、期末にかけて莫大な労力がかかるほか、計算ミス・チェックミスなどが発生します。一方、クラウド会計ソフトがあれば、必要な情報を入力するだけで自動的に計算されるため、試算表や総勘定元帳の作成を効率化できるのが魅力です。

また、手入力が必要だったレシート・領収書の情報は、スキャン機能を使うことによって自動入力できます。レシート・領収書の電子保存にも対応できることから、売上・経費管理の手間を大幅に削減可能です。

クラウド会計ソフトで業務改善を行うメリット

次に、クラウドソフトを導入する3つのメリットをご紹介します。テレワークへの対応や作業の自動化など魅力的なポイントがあるので、ぜひ参考にしてください。

場所を問わずアクセスできる

クラウド会計ソフトは、PC・スマホといった複数のデバイスで利用できます。また、クラウドを通じて操作できるため、職場で操作する必要もありません。

近年では、自宅やコワーキングスペースを利用して働く人が増えているものの、オフライン作業が多い会計担当者はテレワークの導入が困難でした。一方、クラウド会計ソフトがあれば、全ての作業をオンラインで実施でき、ほかの従業員と同じようにテレワークに対応可能です。

いつでも気軽にアクセスできることから、現代の働き方改革にも対応できるツールとして導入する企業が増えています。

自動仕訳に対応している

クラウド会計ソフトは、自動化できる機能が充実しており、会計業務のメインとなる仕分け作業を自動化できます。

会計業務の中では、経費や仕入、利益といった仕分け作業を行いますが、従来は会計簿記に詳しい担当者が手入力していました。しかし、入力ミスや仕訳の間違いがたびたび発生することはもちろん、チェック作業に大幅な時間がかかってしまいます。

クラウド会計ソフトは、独自のアルゴリズムによって入力した項目を自動で仕分けします。入力頻度が多い項目の仕訳設定も行えるので、会計業務担当者の負担を削減できるのがメリットです。

他サービスと連携できる

クラウド会計ソフトは、勤怠管理や納税申告といった幅広いソフトと連携できるのが特徴です。

各種ソフトと連携すれば、入力した情報を各ソフトに反映して幅広い業務の効率化を実現できるでしょう。また、同じメーカーの製品であれば、連携できるソフトを割引価格で購入できる場合もあります。

クラウド会計ソフトで業務改善を行うデメリット

クラウド会計ソフトを導入すれば、現在の会計業務を大幅に改善できます。ただし、導入において3つのデメリットがあることを覚えておきましょう。導入を検討する際のポイントとなるので、事前に確認してください。

オンプレミスと比べてセキュリティ面で劣る

クラウド会計ソフトは、クラウドを通じて利用できる便利な会計ソフトです。しかし、企業内でソフトを管理するオンプレミスと比べてセキュリティ面で劣ります。

クラウドサービスは、高いセキュリティが確保されています。しかし、データ障害によってデータ消失や情報漏洩する事例も発生しているのが実情です。クラウド会計ソフトは便利に利用できますが、過度に信頼しないことはもちろん、想定される脅威への対策を取っておきましょう。

ランニングコストがかさむ

近年のクラウド会計ソフトは、サブスクリプション形式の販売が主流となっています。つまり、継続的に支払いが必要であり、ランニングコストがかさむことを覚えておきましょう。

例えば、会計ソフトの利用頻度が低い場合や、別のソフトで対応できる場合には、費用対効果を生み出すことなく費用だけが発生してしまいます。また、利用する月・利用しない月に関係なく費用が一定なので、使わない期間が長いほどコストがかかる点がデメリットです。

インターネット環境でしか利用できない

クラウド会計ソフトは、インターネット環境でなければ利用できない点もデメリットです。会計作業・確認が必要になった場合でも、インターネット環境がなければ対応できません。外出中は、クラウド会計ソフトに接続できない可能性があるので注意してください。また、通信障害などのトラブルが発生してインターネットに接続できない場合も、作業・更新できません。

クラウド会計ソフトの導入がおすすめな企業とは?

現在の会計業務に次のような課題を抱えている企業は、クラウド会計ソフトを導入するのがおすすめです。

  • Excelで管理しており編集や更新に手間がかかる
  • 古いソフトを使っているので作業内容が属人化している
  • 人力での作業が多くて業務の負担が増している
  • テレワークを導入するので自宅で作業できるソフトが必要になった

企業の中には、データ共有できなかったり、人力作業が必要だったりと、手間のかかる会計作業を行っているところも多いでしょう。クラウド会計ソフトは古い会計システムの手間を大幅に削減でき、テレワークといった新たな企業の動きにも対応可能です。「会計業務を効率化したい」「テレワークを導入したい」と考えている企業は、クラウド会計ソフトの導入がおすすめだと言えるでしょう。

クラウド会計ソフトを導入して業務改善を目指そう

会計業務は作業範囲が広く、作業内容が担当者に属人化しやすいのが特徴です。また近年の新型コロナウイルスのまん延や働き方改革に伴い、テレワークを導入する企業が増えています。

上記の課題を解決したいなら、ぜひクラウド会計ソフトを導入してみてください。会計資料の作成を効率化できるほか、連携機能や自動化システムを利用できます。会計業務に関わる担当者の負担を大幅に削減できるので、メリットやデメリットを把握したうえでソフト探しを行ってみてはいかがでしょうか。

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https://www.itreview.jp/labo/archives/12901/feed 0 会計ソフト accounting 会計業務の負担やコストを改善するために、クラウド会計ソフトの導入を検討している企業も多いでしょう。しかし、ソフトを導入すれば本当に業務を改善できるのでしょうか。 そこで本記事では、クラウド会計ソフトのメリット・デメリット […] ]]> https://www.itreview.jp/labo/wp-content/uploads/2023/01/208-min-300x158.jpg
会計ソフトとは?初心者でも利用できる基本機能からおすすめ会計ソフト7選 https://www.itreview.jp/labo/archives/8722 https://www.itreview.jp/labo/archives/8722#respond Thu, 13 Jan 2022 05:32:53 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=8722 確定申告を行う際や融資を受けることを目的とする場合に、収支内訳などの財務状況はすべて透明化させることが重要です。しかし、経理担当者が損益計算書や賃借対照表などの書類を作成する際には、膨大な時間と手間がかかります。 また経 […]

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確定申告を行う際や融資を受けることを目的とする場合に、収支内訳などの財務状況はすべて透明化させることが重要です。しかし、経理担当者が損益計算書や賃借対照表などの書類を作成する際には、膨大な時間と手間がかかります。

また経理担当者という限られた人材の中で、それらの書類をスムーズかつ正確に作成するのに適した人を見つけるのもなかなか大変なことです。このような状況をサポートしてくれるのが、会計ソフトの存在です。この記事では、基本機能からメリット・デメリット、導入ポイント、おすすめの会計ソフト7選まで、これから会計ソフトを導入する方にもわかりやすく解説します。

会計ソフトとは

会計ソフトとは

金銭にまつわる企業のアカウンティング業務を行うソフトのことを、会計ソフトといいます。会計処理を管理・集計し、帳簿や決算書などの必要書類の作成が行えるように開発されたソフトです。主に仕訳の記録や買掛金台帳・売掛金台帳の作成、試算表などの作成を行うシステムを搭載しています。

従来の書類管理では、買掛や売掛・入金や出金などの金銭フローを伝票に記載し転記を行うなど、煩雑な作業が必要でした。また稀に発生する経理担当者の不正や不透明金の把握は困難でしたが、会計ソフトの登場により業務効率化や不正防止も容易に解決することができます。

会計ソフトでできること

会計ソフトを活用すると、勘定科目の仕訳の手間を省いたり、集計・経理の入力ミスをなくすなど会計業務において発生しやすい負担を大幅にカットできます。決算書や試算表なども自動化で集計されるため、企業の財務状況を把握することが大変容易となっています。

管理会計と財務会計

会計ソフトには、管理会計と財務会計のどちらに適したソフトかによって、システムに違いがあります。管理会計向きのソフトは原価計算や損益計算などに強く、財務会計向きのソフトは決算書の作成や帳簿管理などに強いという特徴があります。どちら向きのソフトを活用すると自社にとって最適であるのか、よく見極めることが重要です。

会計ソフトの基本機能

会計ソフトを導入すると、経理担当者の業務負担を大幅に削減でき、効率化が実現します。会計ソフトに搭載されている豊富な機能により、業務の効率化が図れます。会計ソフトを扱ううえで、次の基本機能はどれも重要なので覚えておきましょう。

伝票入力機能

入金伝票や出金伝票・振替伝票などの伝票作成を行う機能です。会計ソフトの基本機能の中でも、特に活用頻度の高い機能です。多くの会計ソフトは振替伝票形式となっており、借方と貸方の金額と勘定科目の入力後に仕訳を登録する形式となっています。また自動で仕訳作成を行ってくれる製品もあります。

帳簿作成機能

従来型の書類での会計処理を行う場合には、伝票の作成後に仕訳を帳簿に転記するなどの手間がかかりました。しかし、会計ソフトを導入・活用することにより伝票入力と帳簿の作成が機能上関連づけられ、必要とされる現金出納帳などの帳簿の作成が自動的に作成できます。

入金管理機能

売掛金といった債権管理を行う機能です。会計ソフトによって、活用できる機能は異なります。請求書との連携で売上債権に追加する機能、売上債権回収消込機能・売上債権をレポートで把握可能な機能、遅延確認のための機能など、製品により備わっている機能はさまざまです。

支払管理機能

買掛金を中心とする債務管理機能です。取引先との信頼関係にも関わるため、重要な機能です。会計ソフトによって搭載されている機能が異なりますが、請求書から仕訳を行う機能や支払予定日をチェックする機能、必要となる振込みデータが作成可能な機能などがあります。

資金管理機能

資金を管理することのできる機能です。決算書だけでは資金繰りに不安があるときは、全体を把握するために製品以外の資金管理も大切です。スムーズな資金管理を実現するため、製品によってはキャッシュフローを把握できるシステムもあります。資金管理の機能も会計ソフトによって内容が異なります。

予実管理機能

予算と実行結果を管理する機能です。売上目標を立てたうえで実際に実行し、どれほど達成できたのかを確認したり、収益やコストを管理するのに活用できます。事業計画書の作成などにも役立つ機能ですが、導入する会計ソフトによって備えられている場合とそうでない場合とがあります。

固定資産管理機能

固定資産を会計処理と連携させて管理する機能です。会計処理を正確に行うためには、固定資産の確認だけでなく、減価償却も正確に行われる必要があります。減価償却費の自動計算や仕訳を含め、会計と連携させて管理します。またこの機能を活用すると、固定資産台帳の作成も可能です。

経営分析機能

企業の経営状況を分析する機能です。決算書は、社内で現在の経営状況を分析するのに必須の資料です。会計ソフトの活用によって、経営分析に関わる指標を自動計算し、表示させる製品もあります。さらにハイレベルな経営分析を求める場合には、外部と連携できるソフトが有益です。

決算書作成機能

損益計算書や賃借対照表などの決算書を作成する機能です。決算書は社内での経営分析や金融機関からの資金調達・利害関係者への開示を求める際に、必須の資料です。多くの会計ソフトに搭載されており、自動入力機能を活用すれば決算書の作成が容易にできます。

税申告機能

税務申告書を作成する機能です。消費税の集計などの税務申告において参考となる資料を、自動的に作成してくれる機能が備えられている製品もあります。

データ連携機能

データの連携を行う機能です。銀行口座の残高やクレジットカード履歴の自動取得などの取り込みが可能です。また金額の自動取得により経理担当者の入力ミスや業務負担を大幅に削減できるうえ、仕訳の登録もスムーズです。

クラウド型とインストール型の違い

会計ソフトの種類は、クラウド型とインストール型の2種類に分けられます。一般的には比較的処理が容易に行えるのがクラウド型で、難解な処理まで行えるのがインストール型であるとされています。自社の導入目的に相応しい種類の選定を行い、扱いやすい製品を選びましょう。

クラウド型会計ソフトの特徴

インターネット経由で会計ソフトを活用します。オンライン環境は必須ですが、パソコンにインストールする手間がなく、ブラウザからそのままログインすることができます。 

1.いつでもどこでもデータアクセス可能
2.ブラウザ起動で幅広いデバイスに活用可能
3.更新やバージョンアップの自動化が可能
4.メンテナンスに必要な手間が不要

インストール型会計ソフトの特徴

パソコンやスマートフォン・タブレットなどに会計ソフトをインストールして活用します。インストール型は、家電ショップの店内で販売されていることもあり、「パッケージ版」や「ダウンロード版」と呼ばれることもあります。

1.オンライン環境なしでもほぼ活用可能 
2.クラウド型と比較しても処理能力が高い
3.購入費以降のコストがほぼ不要

会計ソフト導入のメリットとデメリット

法人向けの会計ソフトは一部書類の作成までは困難なこともありますが、個人向けの会計ソフトであれば確定申告書の作成まで行うことができます。幅広い業務の削減・短縮が可能となるだけでなく業務の効率化も達成できることから、企業に大きなメリットが生まれます。

会計ソフト導入のメリット

1.業務効率化を実現できる

伝票を仕訳帳などに転記する必要がなく、入力ミスや計算間違いなどの人的ミスを防ぐことができます。そのため、業務の効率化に役立ちます。またスマートフォンで活用できる会計ソフトであれば、外出中にスマートフォンで経費などの入力業務を完了させることもできます。

2.課題解決につながりやすい

従来は経理担当者でなければ解決不可能であった煩雑な経理業務を会計ソフトに任せることで、入力ミスや人件費の削減・経理担当者の不正防止といった課題の解決につながります。また、会計事務所に書類を郵送するような手間が必要ないため、人的負担の軽減にも貢献します。

3.不正行為の予防

会計ソフトを導入すると手書きやエクセルでの入力作業に比べても、入力履歴が残ることによって数字の書き換えを防ぐことができます。また伝票から帳簿に自動転記されるため、改ざんなどの不正行為を予防することにもつながります。

4.会計知識がなくても扱える

従来型の会計業務では、書類やエクセルで伝票に記載を行い、仕訳帳などに転記を行う膨大な時間と手間を要しました。会計ソフトを活用すれば勘定科目が自動仕訳され、税区分まで自動入力されます。そのため会計知識をもたない初心者の方でも、簡単に正確な入力を行うことができます。

5.会計事務所との円滑なデータ共有

会計ソフトを活用すれば、会計事務所と入力内容の共有ができます。決算時にわざわざ書類を会計事務所に送付する必要がなく、確認のために自社まで足を運んでもらうような手間もかかりません。また修正箇所があれば、会計事務所側で修正してもらえるのも便利です。

会計ソフト導入のデメリット

1.安定した通信環境が必要

会計ソフトを導入することには、わずかながらデメリットもあります。クラウド型の製品であれば、まずオンライン接続できなければ活用することが難しいでしょう。また、セキュリティの関係でオンライン接続端末を限定する場合にも活用が困難です。これらのことから、通信環境が保証されている空間が必須であるといえます。

会計ソフトの活用事例

会計ソフトを導入したことで得られるメリットについて、ITreviewに集まったレビューをもとに活用事例を紹介します。

シームレスに共有可能で決算が楽に

「月次決算ができるようになったのと決算がスムーズにおこなえるようになった。自動取込機能とクラウドが課題解決に貢献しました。前は仕訳件数も多かったため月次決算はできませんでした。いまは自動取込などで月次決算がスムーズにできるようになりました。またクラウドなのでソフトデータのやり取りではなくシームレスに税理士先生と共有できるので決算が楽におこなえるようになりました。自分のような一人経理でも楽におこなえます」
▼利用サービス:マネーフォワード クラウド会計
▼企業名:株式会社トライキッツ ▼従業員規模:20人未満 ▼業種:自動車・輸送機器

https://www.itreview.jp/products/mfcloudkaikei/reviews/68183

カードや銀行との連携で自分で打ち込む手間が大幅に削減できる

「カードや銀行と連携しておくと自動で費目が上がってくるので自分で打ち込む手間が大幅に削減できる。税理士の方にもアカウントを作っておくことで常に経理や決算の対応が確認できるためスムーズに業務を進めることができる。消費税の概算が確認できるので大体いくらくらい払えば良いのか一目でわかるのが便利」
▼利用サービス:マネーフォワード クラウド会計
▼企業名:合同会社Milkyways ▼従業員規模:20人未満 ▼業種:情報通信・インターネット

https://www.itreview.jp/products/mfcloudkaikei/reviews/20987

会計知識がなくても容易に申告可能

「今年はじめて確定申告に挑戦しました。まったく知識がないので不安だったのですが、白色申告はfreeeさえあれば楽勝でした。計算も自動でしてくれるし、レシートの内容を入れてボタンを押すだけという感じです。全く知識がなくても確定申告ができた。1日で1年の確定申告作業が終わった。計算ミスを防ぐことができた。家事按分などややこしいポイントをクリアできた」
▼利用サービス:クラウド会計freeeエンタープライズプラン
▼企業名:ハチモ株式会社 ▼従業員規模:20人未満 ▼業種:デザイン・製作

https://www.itreview.jp/products/cloudkaikei-freee-enterpriseplan/reviews/20834

扱いやすいUIにより業務効率が向上

「会社の中で、会計業務をしている経理の方など、特に入力中心の業務をしている場合、キーボードだけで操作できることや、繰り返し入力などがしやすいなどにこだわりがあると思います。そういった人に向けて非常に操作しやすい、ユーザー目線の製品であると言えます。仕訳作成コストや各種チェック業務で、非常に使いやすいUIで直感的に操作できて業務効率が上がったと感じました」
▼利用サービス:弥生会計
▼企業名:株式会社おかん ▼従業員規模:50-100人未満 ▼業種:ソフトウェア・SI

https://www.itreview.jp/products/yayoikaikei/reviews/13737

会計知識不要のまま業務効率化を達成

「仕分けなどを行っているとパターン学習をして、自動的に仕分けが出来るようになるので時間短縮になる。会計知識が乏しくても問題なし。経理業務の時間短縮による人件費削減。期末業務など膨大な量を処理していたがかなり楽になった。非常にメリットを感じた」
▼利用サービス:クラウド会計freeeベーシックプラン
▼企業名:株式会社塚田農場プラス ▼従業員規模:20-50人未満 ▼業種:持ち帰り・デリバリー

https://www.itreview.jp/products/cloudkaikei-freee-basiceplan/reviews/37095

会計ソフト導入のポイント

会計ソフトを導入する際には、どのような企業規模に向けて開発された製品で、管理会計と財務会計どちらに向いている製品であるのか事前に確認を行う必要があります。また次の5つのポイントを含む、会計ソフトを初めて扱うユーザーであっても扱いやすい製品であることも重要です。

クラウド型かインストール型か

会計ソフトにはブラウザから活用するクラウド型のソフトと、パソコンにソフトをインストールして活用するインストール型ソフトの2種類があります。それぞれ仕組みが異なり、メリット・デメリットがあるため、会計ソフト導入の際にはどちらを活用すれば自社に最適であるのか比較しながら選定しましょう。

使いやすさ

いつどこにいてもパソコン・スマートフォン・タブレットなどで作業ができるのは、会計ソフトの大きな魅力です。常に正確性やスピードが求められるビジネスでは、扱いやすい会計ソフトであることは大前提です。自社にとって本当に使いやすい製品であるかどうか、事前によく見極めることが大切です。

会計処理外システム

どんなに優秀な会計ソフトであっても、ほかのクラウドサービスとの連携や最新のOSに対応できなければ、長期間の活用を考えると不都合が多いことは容易に想像ができます。そのため多くの会計ソフトが法改正に対応していますが、さらにシステムの変更まで対応可能であるのかどうか導入前に確認を行うことで安心できます。

費用対効果

コストパフォーマンスの高い会計ソフトの選定も、企業にとっては重要なことです。ある程度導入コストの定められている企業であれば、特に重視するポイントです。現在は比較的リーズナブルな価格で販売される会計ソフトも多くあります。他社製品と比較しながら、自社にベストなものを選ぶようにしましょう。

サポート体制の有無

機能性に優れていてどれほど扱いやすくても、会計処理は専門性が高く難しいため書類の作成中に不安を感じることがあるかもしれません。万が一の事態に備え、電話・メール・チャットでのサポート体制はあるのかどうか確認を行いましょう。特に電話でのサポート体制の確認は、スピーディーな問題解決のためにも大変重要です。

会計ソフトの業界マップ

会計ソフトのユーザーからの評価を知るには、ITreview Gridが便利です。ITreview Gridは、ITreviewに集まったユーザーのレビューをもとに生成された4象限の満足度マップです。このマップでは、顧客満足度と市場での認知度を掛け合わせた結果が、4象限上でのポジショニングとして確認できます。

おすすめの会計ソフト7選

実際に、会計ソフトを活用されている企業の方々のレビューが多い製品を中心に、おすすめの会計ソフトを紹介します。

(2021年12月13日時点のレビューが多い順に紹介しています)

マネーフォワード クラウド会計

明細データの自動化や仕訳の自動入力により会計の業務効率化に寄与するクラウド型の会計ソフトです。インストールの必要がなく、消費税増税や税法改正にも自動アップデートが可能です。他社ソフトのデータインポートもできるため、乗り換えも簡単。連携サービスも豊富でほかのクラウドソーシングなどとの連携もできます。導入企業はIT企業やサービス業・メディア企業や金融業など多岐にわたります。

マネーフォワード クラウド会計の製品レビューを見る

弥生会計

小規模法人や個人事業主に向けて開発された会計ソフトです。現金取引を除く銀行の明細やICカード・クレジットカードなどの取引データが自動化可能なため、手入力を行う手間も時間もかかりません。毎月の仕訳からグラフや集計レポートも自動で作成可能なので、即座に現在の経営状況を確認できる利便性の高いソフトとなっていいます。

弥生会計の製品レビューを見る

会計王

中小企業や個人事業主・小規模企業者に向けて開発された会計ソフトです。専門スタッフによる無料の電話サポートが最大15カ月間利用できたり、初年度のサポートが無料であるのも魅力です。その都度最新プログラムと改良版を提供しており、消費税や軽減税率、電子帳簿保存法などの法改正にも対応しています。サポートが充実しているため、会計ソフト初心者でも扱いやすい内容となっています。

会計王の製品レビューを見る

クラウド会計 freee ベーシックプラン

国内において唯一、確定申告書類を質疑応答方式で作成できる会計ソフトプランの1つとなっています。会計業務の効率化や資金の透明化を目的とする企業に向けて開発されました。請求書や決算書の作成・経費の精算、請求書の一括請求、ネット銀行への振込依頼などを行うことができ、電話・チャット・メールなどのサポートも万全です。

クラウド会計 freee ベーシックプランの製品レビューを見る

クラウド会計 freee スタータープラン

中小企業の会計業務を自動化することで確定申告や決算書の作成を容易に行える会計ソフトです。会計ソフトの活用に必要不可欠なシステムを備えており、確定申告をスムーズに完了させたい個人に向けて開発されました。法人・個人などにより複数のプランがあり、会計・申告・経営分析・収支管理にも対応しています。

クラウド会計 freee スタータープランの製品レビューを見る

クラウドERP freee

会計業務の一元化と月次決算の早期化を具現化する会計ソフトです。ワークフローのペーパーレス化や内部統制にも対応。AIの活用により業務の自動化・効率化を行い、勤怠管理は労働基準法に基づき自動アラートを実装。人事労務管理の一元化も可能で、残業時間はリアルタイムに把握できます。

クラウドERP freeeの製品レビューを見る

クラウド会計 freee エンタープライズプラン

「クラウドERP freee」に、内部統制報告制度に対応する一連の業務プロセスを成功させるオプションがついたプランです。セキュリティの担保にアクセスコントロール、内部統制強化にインプットコントロール、システムの異常を監視するモニタリングなどの各システムを提供しています。上場企業を中心として、内部統制強化を図ることを目的とする企業で導入されています。

クラウド会計 freee エンタープライズプランの製品レビューを見る

まとめ

会計ソフトは、帳簿への記帳の際に勘定科目や仕訳などの簿記の知識不足を補助したり、決算書や申告書などを効率的に作成することができます。会計知識が十分でなくても管理や決算対応などをこなす手助けになります。

会社の成長段階や目的、規模によって必要な機能も変わってきますが、今やすべての企業が導入する時代になっているといえるでしょう。選定にあたっては機能だけでなく、マイナンバー制度や電子帳簿保存法など、新たな制度や法律に対応していることも確認しましょう。

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https://www.itreview.jp/labo/archives/8722/feed 0 会計ソフト accounting 確定申告を行う際や融資を受けることを目的とする場合に、収支内訳などの財務状況はすべて透明化させることが重要です。しかし、経理担当者が損益計算書や賃借対照表などの書類を作成する際には、膨大な時間と手間がかかります。 また経 […] ]]> https://www.itreview.jp/labo/wp-content/uploads/2022/01/01-30-1.jpeg
経理に携わる全ての人たちを、経営の“主役”に――freeeが挑む、もう1つのカスタマーサクセス https://www.itreview.jp/labo/archives/1045 https://www.itreview.jp/labo/archives/1045#respond Fri, 24 May 2019 01:14:45 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=1045 カスタマーサクセス事例:カスタマーサクセスの夜明けとは製品・サービス提供後も、顧客企業の成功を第一として積極的に伴走を続ける「カスタマーサクセス」を取り入れようとする動きが日本でも活発化し始めている。本連載ではカスタマー […]

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カスタマーサクセス事例:カスタマーサクセスの夜明けとは
製品・サービス提供後も、顧客企業の成功を第一として積極的に伴走を続ける「カスタマーサクセス」を取り入れようとする動きが日本でも活発化し始めている。本連載ではカスタマーサクセスに取り組む企業とその立役者を連載形式で取り上げ、具体的な施策やうまく推進するための秘訣などを紹介する。

 「スモールビジネスを、世界の主役に」を事業ミッションに、2018年4月時点で実に100万もの事業所へ「クラウド会計ソフトfreee」を提供しているのが、会計ソフトfreeeだ。同社では、顧客の従業員数によって、Emerging Small Business(個人事業主/小規模法人)、Small&Medium Business(中小企業)、Mid Market(中規模企業)と事業部を分けており、それぞれに10人前後のカスタマーサクセス担当を配置している。

 今回、お話を伺ったのは、SMB(Small&Medium Business)事業部のCustomer success マネージャーである山田健児氏。「100万もの事業所へ、私たちが提供するクラウド会計ソフトを継続的に利用していただけるよう活動するのはもちろんですが、freeeのカスタマーサクセスにはもう1つ、大きなミッションがあると思っています」と語る。それは、経理に携わる全ての人たちを、経営に示唆を与えられるような人材へと変えていくということ。「freeeを利用することが、そのきっかけになれれば」と言う山田氏に、もう1つのカスタマーサクセスに対する使命感を語っていただいた。

カスタマーサクセスは、ユーザーにとって「本質的(マジ)で価値ある」こと

――貴社は、いつからカスタマーサクセスに取り組まれていますか?

山田氏: 私たちのクラウドサービスを世の中にリリースした当初からカスタマーサクセスに取り組んでいます。freeeには2015年に制定された「本質的(マジ)で価値ある」という独自の価値基準があり、これは「ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする」というもの。この価値基準がfreeeの社員には本当に浸透しているので、お客さまにとって「マジで価値ある」カスタマーサクセスを実践するのは、ごく自然な流れだったように思います。

 明確に取り組み始めたといえるのは、2016年に各事業部へカスタマーサクセス担当を配置した時。それまでは、営業担当がカスタマーサクセスまで含めて活動していました。

山田 健児 氏 freee株式会社 SMB事業部 Customer success マネージャー

――事業部によって、カスタマーサクセスの活動は異なりますか?

山田氏: 異なりますね。ユーザーの規模が大きいMid Market事業部では、訪問などでお客さまに対面し1対1で対応する、いわゆる“ハイタッチ”の顧客対応がメインになってきますし、個人事業主対応のEmerging Small Business事業部では顧客数がかなり多いので、メルマガなどで支援を行う“テックタッチ”の活動が中心になります。私が担当するSMB(Small&Medium Business)事業部は、その中間のような存在で、お客さまへ訪問するハイタッチもあれば、ユーザー会やセミナーなどを開催し、複数のユーザーに対面支援を行う“ロータッチ”も行い、メルマガ配信といったテックタッチも展開します。事業部によって活動が異なるので、全社で追うべきKPIはありつつも、事業部ごとのKPIも設定しています。

――SMB事業部のKPIはどこに設定されていますか?

山田氏: 事業貢献度をKPIに設定しています。具体的にはNet Revenue Retention Rate(売上継続率)です。これを最終的なKPIとして追っていて、活動の過程で、お客さまのサクセス度合いを測るようなスコアをつけていたり、利用状況を測るヘルススコアもつけていたり、さらにはお客さまの満足度データも取っています。これらは中間のKPIとして置いています。

メンバーそれぞれの強みを生かしたカスタマーサクセスを展開

――貴社では顧客の声をどのように集めて、それをどのように活用していらっしゃるのでしょうか?

山田氏: カスタマーサポートに、チャットや電話、メールによってお客さまの声が入ってくる仕組みが作られています。そこに集められたお客さまの声は、JIRA(プロジェクト管理ソフト)で管理しており、それをもとに毎週プロダクト側の責任者とカスタマーサクセスの責任者との打ち合わせの機会を設け、その場で改善や機能開発まで進めるかどうかを決めています。MRR(月間定額収益)やARR(年額定額収益)など私たちの事業に与えるインパクトを考慮することはもちろんなのですが、お客さまの業務に与えるインパクトを見て、改善や開発の優先順位を判断しています。つまり、業務が止まってしまうレベルなのか、代替で進めることはできるのか、内部統制上、問題がないかということをしっかりと見て、必要であればプロダクト改善に落としていくという流れです。

 SMB事業部としては、訪問、セミナー開催、メルマガ配信といった活動の中で、必ずアンケートを取り、お客さまの声を積極的に取りに行っています。また、お客さまの声だけではどうしても偏りが出てしまうこともありますので、お客さまとコミュニケーションを取ったfreeeのカスタマーサクセス担当の声も同時に集めるようにしています。カスタマーサクセス担当がfreeeの経営層やプロダクトの開発エンジニアを積極的に客先へ連れて行き、お客さまの声を直接“聞かせる”といったことも行っています。

――カスタマーサクセスの活動を仕組み化して効率的に顧客を支援していく方法もあるかと思いますが、貴社の場合はいかがですか?

山田氏: お客さまの利用状況をウォッチして、ヘルススコアによって点数化し、CRMに反映していく、そんな仕組みを作っています。NPS®(Net Promoter Score/顧客ロイヤルティーの指標)など顧客満足度のデータも取っていますが、NPS®とチャーン(解約)の相関や、NPSとアップセル/クロスセルの相関が見られなかったので、参考指標としています。ヘルススコアとチャーンは相関があるということは見えてきているので、ヘルススコアを見て、数値が下がりこのまま放っておくとお客さまはチャーンしてしまう、すぐにタッチしにいく、というサイクルを回しています。

 SMB事業部では、ヘルススコアとARRによって、お客さまを4象限に分けており、象限ごとにどういう対応をとるかを決めています。例えば、ヘルススコアが著しく低いお客さまに対しては、架電をしてお客さまのアポを取って、全3~4回のオンボーディング講習を実施するなど、カスタマーサクセスの打ち手はいくつか用意しています。ただ、あまり仕組み化ばかりを進めていくのも、「枠を超えて発想する」ことがモットーのfreeeらしくないなという気がしています。

――とおっしゃいますと?

山田氏: もちろん100万の事業所が利用しているというビジネスのスケールを考えると、経営の視点からは型化して誰でも業務を回せるように、というのは当たり前のことだと思います。一方で、人それぞれが持っている特性は違います。SMB事業部のカスタマーサクセスを担当するメンバーでいうと、IT系に強くて、freeeと他のクラウドサービスをAPIでつないでいくことを積極的に提案できるメンバーがいたり、お客さまの懐に飛び込んで、関係性を構築してファンを作ることを得意としているメンバーもいたり。ある程度汎用的なスキルを持つ必要はあると思いますが、人それぞれが持つ特性までも型化する必要はないと考えています。

 ファンを作っていくことはカスタマーサクセスでとても重要です。懐に飛び込んで、思想に共感していただいてファンになってくださるお客さまもいらっしゃいますし、クラウドでいろいろなシステムとつながることを見せることでファンになってくださるお客さまもいらっしゃいます。そのあたりは営業側から、お客さまの担当者や意思決定者の特性を聞いた上で、カスタマーサクセス担当をアサインするようにしています。

――カスタマーサポートに寄せられる声以外に、顧客の中には、まだfreeeへの要望として顕在化していない“声なき声”があると思います。その“声なき声”を集めるために工夫されていることは何かございますか?

山田氏: まだまだこれからだなと思っている部分です。今取り組んでいるのは、チャーンしてしまったお客さまに、なぜ解約するのかをヒアリングをするようにしています。これは、声なき声を集めるということでもありますが、できることなのにできないとの思い込みでチャーンされてしまうお客さまも少なくないので、その誤解を解くという目的もあります。

 お客さまのfreeeへの要望や期待を顕在化させるという意味では、半年に1回ぐらいのペースで開催しているユーザー会があると思っています。freeeのユーザー会は、お客さまに登壇していただき、4~50人のお客さまへ向けて、活用事例をプレゼンテーションしていただいています。またパネルディスカッションを通じて、他社ではどういう活用をしているかを知っていただき、聴講しているお客さまに「こんな使い方もあるのか」といった数々の気づきを提供できていると思います。

 ユニークなのは、ユーザー会を開いた時に、お客さまが自社の商売として提供しているものをケータリングとしてお出しするということもよくやっています。そうすることでお客さまのビジネスチャンスが広がります。そのようなユーザー間の横のつながりを作っていくこともユーザー会の狙いの1つですね。

ユーザー会が開催されるfreeeのコミュニケーションスペース

経営に示唆を与えられる経理に。経理に携わる全ての人を、経営の舞台へ上げていきたい

――ユーザーは経理部門をはじめとするバックオフィスの方々が中心になるかと思いますが、カスタマーサクセスを実践する上で、難しさみたいなことは感じていらっしゃいますか?

山田氏: 私もfreeeに入社する前の8年半、会計の仕事に就いていましたが、一般的にバックオフィスの方はあまり外に出て情報収集をしない方が多い印象でした。今のやり方で自分なりにできているからいいという方も多いです。その中で、freeeを利用していただくことの価値をどのように理解していただくか、難しさを感じることも正直あります。

 会計の世界は職人の世界なので、自分の使い慣れた会計ソフトにとてもこだわりがある方が少なくありません。例えば、突然管理部長が変わり、その方が職人として使ってきた会計ソフトへすぐに切り替えられてしまうこともあります。そういった場合、お客さまの人物相関図を作って対応を行うようにしています。この担当者はどういうマインドの方で、関係者にはどういう方がいて、意志決定者はどなたで、社内ではどういうポジションなのかをしっかりと明確にした上で、正面からぶつかるだけではなく、いろんなチャネルを使ってコミュニケーションを取るよう工夫しています。

 バックオフィスの方々は、ちゃんとミスなく業務を行って当たり前で、減点方式で評価されることが多々あります。今、任されている仕事をそつなく行う、でもそれだけだと10年、20年のスパンで見た時に、AIやRPAなどのテクノロジーに仕事が移っていき、任される仕事が減っていってしまうと思うのです。だから私は、経営示唆を与えられる経理人材を作っていきたい。それが、freeeのカスタマーサクセスのミッションにはあると思っています。経理の方々のマインドをどんどん変え、横のつながりにも積極的になっていただけるような、そんなきっかけにfreeeがなれるといい。その使命感はとてもあります。経理に携わる全ての人を、経営の舞台へ上げていく。難しいけど、やりがいは大いにあると思います。

――経理人材を、経営の舞台へ上げていく。カスタマーサクセス実践の先にある、大いなる目標ですね。そのための取り組みは何か始めていらっしゃいますか?

山田氏: はい。今、20人ぐらいのfreeeユーザー向けにAPI体験講座を開催しています。経理の方々を集めてGoogle Apps Script(GAS)を書いてもらう講座で、これによって、加点方式で評価されるスキルを身につけていただこうと考えています。例えば、freeeから毎月自動的にスプレッドシートにはきだす仕組みのプログラムなどを経理の方々に実践形式で学んでいただいています。スプレッドシートにいちいち手入力するなど手作業でやっていることを全部自動化する、そのスキルを経理の方が持っていると、業務も効率化され、経営に対する示唆をタイムリーに発信することができる環境も整います。この講座は、一歩先の経理を目指す上で、本当に価値がある取り組みだと思っています。

――最後に、お客さまからの「このひと言に感動した」という言葉を教えてください。

山田氏: たくさんあります。しいて挙げれば、「定時で帰れるようになりました」という声が今はうれしいです。freeeを利用することで、今まで残業し何時間もかけていた仕事がなくなって定時で帰れるようになりましたと言われた時は、素直にうれしく思います。でもこれからは、経理の方々のマインドが変わる瞬間に立ち会えるのは、もっとうれしいのだろうなと思います。まだまだ道半ばというところですが、例えば「営業利益率を何%改善しました」というような経営に関与した声がお客さまから上がってくる。そのひと言に感動することが目標です。


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