非公開ユーザー
その他|デザイン・クリエイティブ職|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
Adobe Photoshopの代わりとなるかは状況次第
グラフィックデザインで利用
良いポイント
グラフィックソフトとしての完成度が高い。
無料の同種ソフトもあるが、Affinity PhotoはUIや各ツールの品質もPhotoshopに匹敵するもので、差異や使いにくさをほとんど感じない。
例えば「修復ブラシツール」を使用すればPhotoshopの同名ツールを使用したときとほぼ同じ結果が得られる。
Photoshop用プラグインとある程度の互換性があり、公式が別途用意しているブラシやテクスチャの種類も多い。
価格が安いので揃えやすいのもポイント。
一方でAffinity3製品のファイル形式が完全互換している(Photoで作成したファイルがDesignerやPublisherでそのまま開けて編集できる)というこのソフト独自の特徴もあり、ただのAdobeクローンに留まらず統合環境として非常に優れていると感じる。
1年前は日本語などのマルチバイトフォントへの対応が不十分でフォントリストを開いているだけで操作できないほど重くなっていったが現在は改善されている、というようにバージョンアップも適切に行われている。
改善してほしいポイント
価格が価格なので仕方がないが内蔵のフィルタはPhotoshopに比べるとぼかしなどの基本的なものしかなく、例えばアーティスティックなフィルタをかけたいと思ったら外部のプラグインに頼らざるを得ない状況。
一応Photoshop形式ファイルも書き出せるものの互換性は高くないため、グループで共同作業するならAffinity環境で統一する必要があり、Adobe環境の人と作業データのやり取りをするのは難しい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
月額980円のPhotoshopに近い機能のソフトが買い切り6000円(長期間半額セールで3000円になっているが)で手に入るという価格の安さがやはり一番のアドバンテージだと思う。
現在開発中のゲームのグラフィック制作に使用しているが、一人で作業を完結できる環境なので特に問題も発生していない。
検討者へお勧めするポイント
繰り返しになるが、Adobe PhotoshopのPSDファイルとの互換性は低いため、共同作業の必要性は考慮したほうが良いと思う。
日本語解説書などの類がほとんどない点にも注意。