非公開ユーザー
鉄・金属|製造・生産技術|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用
唯一無二のローコード開発ツール
帳票作成・帳票管理ツールで利用
良いポイント
生産部門自らで製造現場のニーズに迅速・柔軟に対応する開発ツールとしてFineReportを導入しました。導入検討時には他の帳票電子化・可視化ツールも比較検証しました。決め手となったのは「入出力ツールとしてオールインワン」と「従来手法と比べて1.5倍の開発生産性」でした。前者は帳票電子化は○○、可視化は△△と他社のツールでは分かれることが多かったですが、FineReportは入出力画面を一つのデザイナで一貫して完結できることが良く唯一無二の機能でした。また他社の帳票電子化系のツールで蓄積したデータは独自のDB管理がされてしまい、データの二次利用が困難でしたが、FineReportは基幹システムなどとのDB連携がとても容易であり、帳票電子化から入力→蓄積→可視化→活用といわゆる単純な電子化に陥ることはありません。後者は直感的な開発UIで簡単なスキル(SQLとJS)があれば実装ができ、従来より1.5倍のスピードで開発ができました。また画面を作りながら開発するため、打合せ中にその場でイメージ化するなど企画・開発・導入まで短期間で現場のニーズを現場と一緒に実現する文化を創ることができました。
改善してほしいポイント
IoT連携が上手く通信できるようになると工場内でのFineReportの活躍の場は一気に高まりそうです。ヘルプページやユーザーコミュニティが中国語がメインであり、また世間一般的なツールと比較して、ネット上や書籍としてナレッジが豊富にあるわけではないです。手探りで試行錯誤しながらナレッジを自社で蓄積することも必要になるため、ヘルプページやコミュニティが充実してくると良いです。ただ代理店のQAポータルで技術サポートを受けることができるため、手詰まりになることはありません。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
社内の業務依頼書の電子化(▲15分/件)や写真撮影アプリの開発(▲10分/件)など記入・転記やSDカードの抜差し・データ保存など、これまで当たり前のように人の手で行っていた作業にフォーカスして、業務の見直し・電子化を進めています。「IT部門に頼るほどの大きな課題ではない現場の困りごと」の領域がFineReportに適しています。また社内クラウド上に環境を構築することで、会社のネットワークに属するグループ会社・海外拠点を含めてFineReportをグループグローバルに活用し始めています。FineReportは日本市場ではマイノリティかもしれませんが、製造現場の帳票電子化・ダッシュボード化のローコード開発を検討されている場合は、DXの目的を実現するポテンシャルを十分に備えるツールだと思います。