Autodesk Fusionの製品情報(特徴・導入事例)
Autodesk Fusionとは
主な機能
コンセプトデザイン:
• フリーフォームモデリングによる素早いコンセプトの具現化
• 有機形状の作成に優れている
• フリーフォーム形状をすぐにソリッド化
• モデリングの幅を広げることが可能
詳細設計:
• 実設計要件を満たす 3D データの作成
• ダイレクトモデリング編集
• アセンブリ、図面作成機能
• アニメーションによる動作確認
• 板金部品の設計
ジェネレーティブ デザイン:
• コンピュータとAIによる自動設計提案を実現
• 必要最低限の設計要件と使用条件や素材をインプットすることで、全ての組み合わせを総当たりで自動計算
• デザイン、設計、マテリアルの最適化ならびに軽量化に最適
• 解析結果を3DCADのソリッドデータ、フォームデータでエクスポート可能
シミュレーション:
• 事前の検証で、設計変更やミスを低減
• 線形静解析、共振、熱、熱応力
• ジェネレーティブデザイン、非線形静的応力、構造座屈、イベントシミュレーション、シェイプ最適化、をクラウドで実行
CAM:
• 3Dモデリングと同じ環境で切削パスを作成、設計変更と加工パスの編集がリンク
• 最適なパスの出力で無駄を削減
• 負荷制御加工機能、加工時間を短縮
• 2軸、2.5軸、3軸、4 軸、5 軸をサポート
CG レンダリング:
• モックアップ作成前にモデルの可視化
• 実素材を試作モデル作成前に検討可能
• 色や質感などの事前検討
• モデル作成後の視覚的ギャップを低減
コラボレーション:
• 主な CAD フォーマットなど、20 種以上の3D ファイルの読込・編集が可能
• クラウドを介したコラボレーション機能による外部サプライヤーや関係者との連携
• スマホ・モバイルデバイスでの3Dモデルのレビュー機能
ITreviewによるAutodesk Fusion紹介
Autodesk Fusionとは、オートデスク株式会社が提供している3DCADソフト、CAMソフト製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.2となっており、レビューの投稿数は39件となっています。
Autodesk FusionのITreview最新受賞実績
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Grid Award 2025 Summer 3DCADソフト部門 Leader (5年連続)
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Grid Award 2024 Winter CAMソフト部門 Leader (3年連続)
※Grid Awardの受賞実績は「総合部門」での受賞結果のみ表示しています
Autodesk Fusionの満足度、評価について
Autodesk FusionのITreviewユーザーの満足度は現在4.2となっており、同じ3DCADソフトのカテゴリーに所属する製品では8位、CAMソフトのカテゴリーに所属する製品では1位、となっています。
※ 2025年09月16日時点の集計結果です
Autodesk Fusionの機能一覧
Autodesk Fusionは、3DCADソフトの製品として、以下の機能を搭載しています。
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パラメトリックパーツモデリング
パラメトリックモデリングの手法によって、特定の部品の寸法値を変更した際に、関係するほかの部品の寸法や形状が自動的に変更される
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アセンブリモデリング
複数のパーツを配置したアセンブリを作成し、さらにそうしたアセンブリを複数組み合わせることで1つの完成品として設計できる
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スケッチ
フィーチャーベースのモデリングの基本要素となる2D形状(断面図)の作図を行える
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コラボレーション
製品設計をほかのメンバーと共有し、全体的な設計を改善するための検討/提案などを行いながら編集を実施できる
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板金モデリング
板金ベースの切断や曲げ加工、穴あけといった操作を用いつつ、最終的な設計を仕上げていくことができる
Autodesk Fusionは、CAMソフトの製品として、以下の機能を搭載しています。
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NCデータ作成
CADで製図した設計図面をもとに、NC工作機械に転送するためのNCデータを作成。高精度なNCデータの作成を効率化する
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ツールパスを取得
CADで作成した形状に対して、工具の軌跡情報(ツールパス)が得られる。これにより、工作機械を稼働する前にコンピュータ上で製作をシミュレーションでき、コスト削減にもつながる
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2次元加工に対応
モデルに穴や輪郭を生成するための2次元加工に対応
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3次元曲面加工に対応
自動車のボディのような滑らかな曲線を作るための3次元曲面加工に対応
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複雑な形状処理に対応
4軸・5軸加工用ソフトを用いた複雑な形状処理に対応
Autodesk Fusionの生成AI機能一覧
Autodesk Fusionは、生成AI機能として、以下の機能を搭載しています。
Autodesk Fusionを導入して得られた効果やメリット
ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、Autodesk Fusionを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。
宮村 達也
株式会社アイ.エス.テイ|その他製造業|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
企業所属 確認済
コストパフォーマンスが高い3D-CAD製品
3DCADソフトで利用
良いポイント
製品、治具の構想設計や簡単な3D設計をすぐに始めることができます。各機能も直観的に操作ができるように工夫、設計されており利用者の評価が高い製品です。
改善してほしいポイント
データファイルの保存場所がクラウドサービスが標準になっており、一括バックアップの機能がないことがネックです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
社内で3D-CADを使用するとっかかりの製品として役立っている。また、グローバルレベルで販売されているため、Youtubeや書籍などの情報が充実しているため、導入がスムーズに出来ました。
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非公開ユーザー
一般機械|論理・回路設計(デジタル)|20-50人未満|ユーザー(利用者)
企業所属 確認済
利用画像確認
3DCADで悩んだ結果、辿り着いたのがこれ!
3DCADソフトで利用
良いポイント
オートキャド社が提供しているCADなだけあって、完成度がかなり高い!
2DCADではレイヤ訳ができると思うが、このCADはもっと直感的に、ファイルを作ることでレイヤ分けができる!
また個人的に一番いいなと思ったのが、図面の外観を変更することが出来る点。鉄から木までさまざまな種類があって、非常に手間が省けてうれしい。
改善してほしいポイント
消去と除去の違いを把握していないと躓くことがある。除去は図面の除去に対して、消去は、その図面を作成した過程も含めての除去される。
また、レイヤを分けたい場合は、最後にその図面を確定する前に、隣接する図面を非表示にしておかなければ一体化されてしまうため、注意が必要です!結構これで躓きました。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
3DCADを探している中で、一番使い勝手が良いものに出会えました。
(外観変更、細かい操作方法など)
3DCAD自体の利点にはなってしましますが、2DCADと比べ、空間把握もしやすく、社内プレゼンで大いに助かっています。
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非公開ユーザー
その他製造業|社内情報システム(企画・計画・調達)|50-100人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
企業所属 確認済
安定していて、3DCADデータが簡単に作れる
3DCADソフトで利用
良いポイント
この製品を使うと、あまり知識がなくても3DCADを簡単に作れます。
直感的に操作ができて、あまりスペックが高くないpcでもわりとサクサク動きます。
ネットに多くの情報が転がっているので詰まることなく進めます。
改善してほしいポイント
このソフトで作成したdxfデータをInkscapeで開くと表示が乱れます。
どうやら仕様上の問題らしいです。
レーザーカットする際などに、これが出来ると便利なので是非解決策を用意していただきたいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
このソフトを用いて、お客さんに製品の3Dモデルを共有し、製作前の打ち合わせができました。
ワンオフでの製作だったため考え方のすり合わせが必要でしたが、製作前に詳細な部分の確認もできました。今までなら実際に作成してからの打ち合わせをしていたので、作り直し等が必要でした。非常に効率化がはかれます。
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