金子 健次
東洋経済新報社|情報通信・インターネット|社内情報システム(開発・運用管理)|1000人以上|IT管理者|契約タイプ 有償利用
強力なタグ管理ツール。WEB運営に必須。
その他 サイト構築・改善で利用
良いポイント
主要ツールのテンプレートタグに対応しているほか、HTML形式でフリーフォーマットのタグにも対応している。変数・トリガー設定が非常に柔軟にでき、HTML上に存在するデータの範囲内であれば、あらゆる条件でデータ取得やタグ発行ができる。特に便利なのは、バージョン管理機能で、いつ・どんな内容で・何のタグをサイト配信をしたのか過去に遡って確認でき、複数のツール利用ユーザーが操作する際に、過去配信の背景・経緯などを把握することができる。
改善してほしいポイント
大規模サイトでは発行タグ数が多く、割り当てられたコンテナ容量では上限に達することがある。そのため、過去の不要になったタグは削除するよう棚卸しを定期的に実施したり、同系統の計測は変数で条件分岐してタグ数を減らすなど、運用面での工夫は必要となる。そうした工夫を実施してもコンテナ容量には決して余裕はないので、有料契約している場合はコンテナ容量を増やすなど改善があるとありがたい。また、本番環境コンテナとテスト環境コンテナの間など、設定をラクに同期できる機能があると良い。jsonのエクスポート・インポートで実現はできるが、習熟しているツール利用者でないと運用はやや怖いと思う。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
変数を活用することでサイトごとの要件に応じた計測ロジックを組むことができ、イレギュラーな計測事項もロジックがGoogleTagManager内に集約しており、計測ツールには理想に叶った仕様でデータを送信することができている。サイトごとの計測仕様をスプレッドシートに管理しておくことさえしっかりできれば、運用が破綻することはない。