非公開ユーザー
アクセンチュア株式会社|ソフトウェア・SI|ITコンサルタント|1000人以上|エンジニア|契約タイプ 有償利用
IBM系で統合された大規模基幹系システムに必須のHW機器
ラックサーバで利用
この製品の良いポイントは何でしょうか?
以下の点において他社プロダクトより優れていると思います。
・ハイエンドからローエンドのものまで製品ラインナップが豊富
・纏めて購入した際のディスカウント率が高い
・(経験上・感覚的に)故障率が低い
・HW機器のラッキングや保守上のパーツの引き出しなどがかなりしやすい(他社製品と比べてスペース省力化や部品パーツの交換容易性が高かった)。一部HW交換・増設対応を行うため現地データセンターにて対応を行うことがあったが想定時間を大幅に少なく済ませることができた。
・DBサーバ系の用途で POWER9 サーバを利用していたが、負荷検証において、現行環境で利用していた HP ProLiant DL系よりも安価で低スペックな POWER9 サーバを利用していたにも関わらず、ProLiant DL よりも高性能・高処理という結果が出た。また、他システムにおいて、同じくDBサーバ系で利用していた Oracle Sun M3000系 の負荷検証結果と比べても POWER9 の方が処理性能は高かった(業務特性やHW購入時期にもよるかもしれないが、HP,Oracle,IBM 間で負荷検証した結果評価です)
改善してほしいポイントは何でしょうか?
プロダクトベンダー間の競合・競争上、致し方ないかと思いますが、
やはりIBM系HWのためOracle社との親和性がかなり低いとは思います。
IBM-Oracleの製品間の相性やライセンスフィー等におけるコスト削減対応がほぼ取れませんでした。
特に Oracle WebLogic・Oracle Databaseによるライセンスフィーが予想以上に高く(とはいえ、IBM WebSphere・DB2にするのはクライアントからもかなり嫌がられていた)、価格交渉や運用要員の削減によるTCO全体削減に苦戦した経験はあります。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
製造業の大規模基幹系のリプレース案件の提案・要件定義フェーズにおいて、
クライアントからのIBM製品の信頼性が非常に高く、クライアントへの提案や定例会等でのIBM・CTC社からのサポートも非常によく、
当初の見積り工数から比べて大幅に少ない工数で対応でき、大変助かりました(ヘッドカウントとしても2人分少なく済ませることができました)。
IBMプロダクトに全て纏めたことが功を奏したのか、実装・テストフェーズにおいても大きな問題も発生せずに、
経験上、最も労働負荷の少ないSIer経験でした。