良いポイント
今回はクラウドコネクタと呼ばれる、エージェント方式で導入を行いましたが、ファイルサイズも大きくなく、社員への配布もスムーズに行えました。
また、GUIから導入済みのデバイスが確認できるため、実際に導入されている端末が確認できますので、
手元の端末リストと突合を行うことで未導入端末の特定も容易に行え、感覚的に操作することができました。
Webフィルタリングについても、全社員がどのような通信を行っているのかが確認でき、どのようなサイトで
ブロックされているかも容易に確認することができ、Malware検知機能も動作します。
特定の許可したいWebサイトについては、許可リスト設定画面から「スクレイプ」という機能を使うことで、該当のサイトに関連する複数のURLをピックアップすることができ、重宝しています。
また、特定のWebサイトがどのカテゴリか確認したい場合は、「ツール」から「URL検索」を行うことで、該当のWebサイトがどのカテゴリに含まれているかや、レピュテーション情報を確認することができます。
改善してほしいポイント
・クラウド製品の為仕方ないが、機能の更新や修正等が頻繁に発生するため、アップデートを行う頻度が高い。
アップデートの頻度やタイミングは設定できるため、現在は土日の深夜に発生するようにスケジュールしています。
・また、接続されるゲートウェイを複数のコンテナをノードとして使用しており、接続されるコンテナにより端末のグローバルIPアドレスが異なるため、できればiboss内部でロードバランシングされ、ひとつのIPアドレスとしてノードグループが作成できると運用が楽になると思います。
・ナレッジサイトが英語のみとなっているため、日本語のサイトがあると良いと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
今まで、弊社でのネットワークセキュリティは、社内からインターネット通信を行う際のファイアウォールのみとなっており、リモートワーカーは社内へVPN接続を行う方式でした。
2020年、急激にリモートワーカーが増えたことで他社ではVPN通信のひっ迫等が発生している中、
弊社はibossを導入したことで、VPNでの通信の機会は減り、社員はネットワークにストレスを感じることなく業務を行えています。
また、社員が使用する環境に関わらず、どこにいてもグローバルIPアドレスがibossのゲートウェイのものとなるため、社内への通信の制限や、取引先へのIPアドレスでの許可申請が容易に行え、管理も楽になりました。
検討者へお勧めするポイント
リモートワーカーのいる企業では、今後必須となる製品だと思います。VPN機器や社内ファイアウォールからセキュアウェブゲートウェイへの切り替えをお勧めします。