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従業員の離職に繋がる原因の特定に利用
良いポイント
「課題が分かる」これに尽きる気がします。
離職防止施策立案のため、従業員アンケートの記述式回答の分析に利用させていただきました。
単純に単語の出現頻度や共起ネットワーク図が出るだけであれば導入はしなかったのですが、
以下の点が弊社の取組み内容と合致し導入致しました。
特に4は他ツールと比較しても独自性の高い点かなと感じました。
【良いポイント】
1.自由記述の中から単語でなくフレーズ(〇〇が××だ形式)で抜き出してくれる点
2.類似するフレーズを自動的にグルーピングしてくれる点
3.自由記述に対し感情を判定できる点(ポジネガだけかと思いきやネガはさらに4種類に細分化されてました)
4.「意見の量」×「ネガティブ比率」の2軸で優先課題を可視化する点
また、こちらの意図を汲んでくださり、
従業員アンケートのみならず社員のクチコミ分析もご提案いただきました。
業種・職種ごとの比較もできたのでこの点は助かりました。
改善してほしいポイント
シンプルなUIで直感的に操作できるので、使い方が分からないという点はほぼ無いのですが、
専門用語が含まれるフレーズのグルーピングが上手くできるものとそうでないものがあったので、
任意のワードを辞書登録できるようになると良いなと思いました。
営業の方曰く近々辞書登録機能を追加するとのことでした。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
離職率の低下を図るため、従業員アンケートの記述式回答の分析に利用させていただきました。
従来から選択式回答を対象にアンケート分析は行っており、総合満足度や給与、就業時間、人間関係等の項目別スコアは把握しておりましたが、「給与:3.2」「人間関係:3.5」といった結果を受けて、どの項目の優先順位が高いのかは分かるものの、その項目の具体的な課題が何なのかが分からずアクションを起こせないといったモヤモヤした状況でした。
記述式の回答にヒントがあるだろうと思い目視チェックを試みた時期もありましたが、1000名を超える従業員の回答を1つずつ見ながら集計するのは単純に時間がかかるのと、チェックする人によって解釈が異なるケースもあるため、テキストマイニングの検討を始めました。
いくつかのツールを試してみた中で特に良かったのは、優先課題図という「意見の量」×「不満比率」の2軸で掛け合わせた意見のプロット図です。単純に量の多い意見に対し対策を講じても満足度が上がらないことは経験則として持ち合わせていたので、不満度合いの高い意見が何かが分かるのは打ち手立案に直結するため非常に助かりました。
検討者へお勧めするポイント
満足度調査などにあたり以下のような課題認識がある場合はお勧めできそうです。
■スコアは把握してるが具体的な課題(何が良くないのか)が分からない
■意見の量だけでなく、離職や離反への寄与度も把握したい