非公開ユーザー
日用雑貨|社内情報システム(開発・運用管理)|20-50人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
結局ここに戻ってくる。文書のやり取りの共通語
文書作成で利用
良いポイント
社外とのやり取りで一番効いているのは、相手も同じものを使っているという安心感です。取引先に文書を送って「開けません」と言われることがまずありません。契約書や覚書のように、先方が編集して返してくるものは特にそうで、他の形式を試したこともありますが、結局Wordに戻ってきました。
実務で助かっているのは変更履歴とコメントです。契約書の条文を先方と詰めていく時、どこをどう直したかが色付きで残るので、印刷して赤ペンを入れて、またスキャンして送って、という往復がなくなりました。「前回の版から何が変わったか」を並べて比較できるのも、法務に確認を回す時に重宝しています。
あとは差し込み印刷です。年賀状や案内状の宛名を一件ずつ打っていた頃を思うと、Excelの住所録から一気に流し込めるのは別世界です。数百件の封筒作業が午後いっぱいから三十分ほどになりました。
見出しにスタイルを当てておけば目次も自動で付くので、分厚い社内マニュアルの管理も楽になりました。
改善してほしいポイント
一番腹が立つのは、こちらが望んでいない自動整形です。箇条書きを打っていると勝手に番号を振り直したり、インデントが一段ずれたり。せっかく揃えた行がひとつ直した拍子に全部崩れて、原因を探すのに十分以上使うことがあります。オートコレクトを切ればいい話ではあるのですが、初期状態であの挙動は親切とは思えません。
画像の扱いも苦手です。図を一枚入れただけで前後の文章が飛んでいったり、狙った位置に固定できなかったり。文字列の折り返し設定を理解すれば解決するのは分かっていますが、そこまでたどり着く人は社内でもごく一部です。
他人が作ったファイルを引き継ぐ時も苦労します。スタイルを使わず、空白と改行で見た目だけ整えた文書が回ってくると、少し直しただけで全体が崩れます。これは使う側の問題でもありますが、そういう作り方が簡単にできてしまう点は改善の余地があると思います。
あとは動作の重さです。図表の多い資料だとスクロールが引っかかり、古いPCを使っている部署からは不満が出ています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
契約書のやり取りが目に見えて速くなりました。以前は先方から返ってきた書面を印刷して、前の版と並べて目で追い、違いを蛍光ペンで塗るという作業をしていました。見落としが怖くて二人がかりで確認していたほどです。今は変更箇所が自動で色分けされるので、確認は一人で足り、時間も半分以下になりました。何より見落としの不安が減ったのが大きいです。
社内文書の体裁も揃いました。以前は部署ごとにフォントも余白もばらばらで、同じ会社の書類とは思えない状態でした。テンプレートを作って配布してからは、誰が作っても同じ見た目で仕上がります。新しく入った人が「どう書けばいいか」で悩む時間もなくなりました。
もうひとつは、文書が資産として残るようになったことです。過去の提案書を土台にして新しいものを作れるので、一から書き起こす場面がほとんどなくなりました。ベテランが作った良い文書を全員が使い回せるようになり、若手が作る書類の質も底上げされたと感じています。
検討者へお勧めするポイント
社外と文書をやり取りする会社なら、正直そこに選択の余地はないと思います。相手が編集して返してくる前提の書類を扱うなら、同じものを使っておくのが一番手間がかかりません。うちも一度は別の方法を検討しましたが、体裁の崩れを直す時間を考えると結局これが安く済むという結論になりました。
ただ、導入して終わりにすると効果は半分です。お勧めしたいのは、スタイルと見出しの使い方だけ社内で一度きちんと共有すること。ここを押さえている会社と、空白キーで見た目を整えている会社とでは、同じソフトを使っていても後々の手間がまるで違います。一時間の説明会で十分です。
もう一つは、よく使う文書のテンプレートを先に作ってしまうこと。見積書の送付状でも議事録でも、型があるだけで作成時間が変わります。
それと、Excelで文書を作る癖のある会社は、この機会にやめた方がいいです。うちも以前はそうでしたが、印刷のたびに枠がずれて苦労していました。適材適所に直すきっかけとしても価値があります。