非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|その他情報システム関連職|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
20年近いSapiens開発で感じること。
ローコード開発ツールで利用
良いポイント
優れている点・好きな機能
①単一レコード、またヘッダ・ディティールのタイプのマスタメンテナンス画面はすぐに作れる。
②画面だけでなく、テーブルにルールを作れることで、本来のメンテ画面以外から更新等の処理があった場合でも
そのテーブルに必要なチェック・更新ルールが実行されることでデータの不整合が起こらない。
同様に、バッチ実行によるテーブル更新を行ってもテーブルに設定したルールが実行される。
③オペレーションコードという考え方を元にレコードの操作を行う。慣れると使い勝手が良い。
④複数レコードを更新時に途中でエラーあってもロールバックが自動的に行われる。
その理由
①ベースとなるメンテ画面がテーブル構造を元に自動生成されている。ユーザーが限られるシステムであれば、
見た目にこだわらず、自動生成画面をベースに画面を組み立てればあっという間に製造できる。
②テーブルにルールを集中させることで、画面ごとに重複したルールを作成しなくて済む。
③検索であれば、通常、検索キーの指定+検索ボタンの2オペのところが、検索キーの指定のみの1オペで済む。
④トランザクション制御が意識することなく実装されている。
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
➀インターネットで検索で技術解決サイト
②帳票表示の機能が弱い
③開発ツールDWBを使ったテーブル変更を、実際にテーブル反映させること・本番環境へリリースさせること
その理由
①技術者が少ないことからインターネットの掲示板サイトで解決が難しい。
ただし、担当者を通しての質問では回答のレスポンスは早く、サンプルコード込みで提供をして頂ける。
②テキストベースの帳票機能はあるが、エンドユーザーに見せる業務的な帳票としては不十分。
ただし、URLコンポーネント機能を利用した帳票ソフトへの連携は容易である。
③本稼働後の改修を考えたときに、実際のテーブル変更をいかにシステマチックに行えるようにするかで、
開発作業だけでなく、本稼働後の維持管理工数削減にもつながってくる。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果
①メインフレームからの書き換え案件において、開発工数の削減に寄与。
②Webシステムではあるが、操作が単純化され、ITに弱い高年齢層のユーザーでも難なく利用できる。
③システムをSapiensに集約することで、知見も蓄積され、新たなシステム開発での工数削減効果は初期のシステム構築
のときよりもよくなる。
④バッチ処理を上手に組み合わせることで、他システムとのデータ連携によるマスタ更新等もSapiensのルールに
載せたうえで大量更新ができ、別途バッチによる更新処理を用意する必要がない。
検討者へお勧めするポイント
ローコード開発として十分導入できる。
ただ、熟練の担当者を1人でも配置することによって、機能をより発揮できると考える。
製造予定のシステムをSapiensの機能だけで賄うことを要件としているのか、Sapiens+アルファのソフトがあってもよしとしているのかでも使い勝手がだいぶ変わる。後者の選択が可能であればより使い方も広がる。