非公開ユーザー
電気・電子機器|機構・筐体などのメカ設計|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
「必要十二分」なソフト
3DCADソフトで利用
良いポイント
・必要な機能が一通り揃っている
一般的な3D-CADに求められる機能は全て揃っていると思います。
よほど特殊な業界でない限り、このソフトで不自由することは無いと考えます。
・標準的な操作感
一般的な3D-CADと(おそらく)共通した使い方となっています。
そのため他社ソフトからの乗り換えや、逆に他社ソフトへの変更も比較的容易にできると思います。
このソフトで必要なスキルは他社ソフトでも活きると思われるので、無駄にガラパゴス的なスキルを身につける必要がありません。
改善してほしいポイント
・無駄に機能が多すぎる
一度も使ったことがない機能や、どのような局面で使うのか想像すらつかない機能が多いです。
オプションの押し売りのような感覚があります。
トップクラスのハイエンド製品とは価格差で差別化を図っているのでしょうが、個人的には「もっと機能を削って安くすればいいのに」と思うことが多々あります。
・実装しているが使えない機能が多い
業務用ソフトにバグは付き物ですが、このソフトは特にこの傾向が顕著です。
特にグラフィックボードとの相性がシビアなので注意が必要です。
対応しているグラフィックボードは(ひっそりと)公開されているため、導入前には必ず確認されることです。
・場合によっては高くついてしまう
このソフトは、例えばキャティアのようなハイエンドのソフトよりも安価です。
しかし前述のとおりマシンの相性を選ぶソフトであり、また、動作が重くなりがちな弱点があります。
安いソフトを導入したせいでマシンを買い替える羽目になっては本末転倒です。
頑張って低スペックのマシンで運用することも可能ですが、作業効率はその分シッカリと落ちてしまいます。
結局、高くついてしまいます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
社内で使用するソフトを統一できることが、一番のメリットです。
このソフトは初歩的な用途から、凝った使い方まで幅広く対応しています。
製品開発の部署でも通用し、生産技術でも使いこなせる柔軟性があります。
そのため、設計と現場で同じソフトを使うことができるので、データのやり取りでトラブルが発生しません。
開発部署と現場が同じソフトを使えるメリットは大きいです。
検討者へお勧めするポイント
簡易的なCAEやアニメーション作成など、一通りのことができます。
ただし「どう考えてもベータ版だろう」や「使わせる気があるのだろうか」と思うような、無理矢理つめ込んだような機能が多いのも実情です。
PCの機能を100%フル活用する人がいないのと同様、ソフトのカタログが謳う機能を全て使うことは困難です。
社内のマシンスペックとニーズを十分に調査し、把握された上で検討されるべきと考えます。
場合によっては、低グレードの製品でも間に合います。