改善してほしいポイント
高度で複雑な解析が実行できる反面、境界条件などの初期設定が非常にシビアで難しい点が課題です。解析上の相対比較は容易ですが、実機試験との相関を取るには高いハードルがあります。条件が一つ違うだけで解析結果が全く異なるものになるため、ツールを使いこなすには物理法則に関する知見が不可欠です。将来的に、AIがソフトに組み込まれて、最適な条件設定をアシストしてくれるようになれば、強力なツールになると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
複合材料の開発業務において、これまで実機を製作して評価するしかなかった領域が、デスクワークのシミュレーションで対応可能になった。これにより、試作や実機試験にかかる時間と経費を削減できています。単なるコストや時間の削減だけでなく、ソフトウェアを使い込み、物理現象と向き合う過程で、自身の設計や解析に関する知見が深まり、確実なスキルアップに繋がったと感じています。
検討者へお勧めするポイント
実機試験の回数を減らし、開発のリードタイムとコストを抜本的に圧縮したい設計・開発部門におすすめします。特に、複合材料の評価や非線形解析といった高度なシミュレーションを必要とする現場で活躍すると考えられます。条件設定には物理に関する専門知識が求められますが、それを乗り越えれば確実に設計品質の向上とエンジニア自身の成長をもたらす非常に有効なソリューションです。