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食わず嫌いは損!SPLは実は簡単だが、日本語情報の少なさが壁
統合運用管理ツール,ログ管理システム,SIEM,インシデントレスポンスツールで利用
良いポイント
一番の評価ポイントは、やはり「検索の即時性」です。 以前はサーバーごとにログインしてログを漁っていましたが、Splunk導入後はブラウザ一つで全サーバーのログを横断検索できるため、調査の初動が圧倒的に早くなりました。「待たされない」というのは、障害対応において最強の機能です。
また、導入前に一番懸念していた独自の検索言語「SPL」ですが、良い意味で裏切られました。 最初は「また新しい言語を覚えるのか」と億劫に感じていましたが、実際に触ってみるとSQLよりも直感的で、Linuxのコマンドをパイプ(|)で繋ぐ感覚に近いです。「データを絞って、集計して、表示する」という流れが非常に書きやすく、プログラミングが得意でない私でもすぐに馴染めました。 定型的な検索だけでなく、突発的な調査が必要になった際、GUIのメニューをポチポチ探すよりも、自分でSPLを書いたほうが遥かに早く目的のデータに辿り着ける点は、エンジニアとして非常に快適です。
改善してほしいポイント
機能自体には満足していますが、「困った時の解決策が見つけにくい」点だけがネックです。 メジャーなOSSやツールであれば、エラーメッセージをGoogle検索すれば誰かの技術ブログや日本語のQ&Aサイトがヒットして即解決しますが、Splunkの場合は日本語の有力な情報源が極端に少ないです。
検索しても、ヒットするのは英語のコミュニティサイト(Splunk Answers)ばかりで、翻訳しながら読み解く必要があります。また、公式ドキュメントも存在しますが、機械翻訳のような不自然な日本語だったり、知りたいユースケースに直結するサンプルコードが見当たらなかったりと、痒い所に手が届かないことが多いです。 基本的な操作は簡単ですが、少し複雑な相関分析をしようとすると、途端に情報収集のハードルが上がるため、結局自力で試行錯誤する時間がそれなりに発生してしまいます。もっと日本国内のユーザー同士のナレッジ共有が活発になれば完璧だと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
主にセキュリティ監視(SIEM)と、サーバー障害時の原因究明に利用しています。 導入前は、何かアラートが出ると「まず対象サーバーを特定し、RDPやSSHで接続し、イベントビューアやログファイルを開き、grepや検索をかける」という泥臭い作業をしていました。これだと、複数台にまたがる障害の時に全体像が見えず、時間ばかりが過ぎていくのが常でした。
Splunkを入れてからは、この「ログ収集と準備」の時間がゼロになりました。エラーコードやキーワードを一つ入力するだけで、全システムのログから該当箇所が時系列でズラッと並ぶため、「何が起きたか」を一瞬で把握できます。 「ログを見るのが面倒くさい」という心理的なハードルが消えたことで、障害時だけでなく、日常的な挙動確認の頻度も上がり、結果として潜在的なリスクに早く気づけるようになったのが最大のメリットです。
検討者へお勧めするポイント
「ログ調査のためにサーバーにログインしている」という方は、今すぐ導入を検討すべきです。その作業時間がすべてゼロになります。
特に、Splunk独自の言語(SPL)に対して「難しそう」「専門家じゃないと扱えない」というイメージを持って躊躇しているなら、それは非常にもったいないです。私も最初はそう思っていましたが、Excelで関数を組んだり、コマンドプロンプトやShellを少しでも触ったことがある人なら、1週間もあれば違和感なく書けるようになります。むしろGUI操作よりも自由度が高く、自分の思った通りのデータを一発で出せる快感があります。
唯一の注意点は、日本語の技術情報が少ないことです。トラブルシューティングや高度な設定を行う際は、英語のフォーラムを検索する覚悟が多少必要です。そこさえ許容できれば、ログ分析のスピード感は他のツールとは別次元なので、現場のエンジニアとしては手放せないツールになるはずです。
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