データレスクライアントの基礎知識
データレスクライアントとは、クライアント側にデータを書き込みせず、処理のみを行うことができるPCのこと。
データは専用のサーバーに保存し、都度同期をすることで、バックアップはサーバーに保持されつつ処理はクライアント側で行うため、一時的にオフラインになった場合でも影響を受けない。
また、データはクライアント側に保存されないため、PCを紛失した場合も情報漏洩を防止できる。
すべてのデータの保存・処理をサーバーにて行うVDIと比較し、PCに専用のアプリケーションをインストールすることで容易かつ安価に導入が可能。
データレスクライアントの機能一覧
基本機能
機能![]() |
解説![]() |
データのクラウド管理 |
PCのデータがクラウドに格納され、PCにはデータが存在しない状態になるため、災害やPC盗難・紛失によるデータの喪失・漏えいを防ぐことができる |
オフライン操作 |
VDI(デスクトップ仮想化)・DaaSとは異なり、手元のPCのリソースを使って処理を行うためオフライン操作が可能で、PCリソースを有効活用することができる |
PCのロック・解除 |
PCの盗難や紛失が発生した場合などに、クラウドサービスからPCの利用をロックすることができる |
ユーザー管理・利用状況の把握 |
管理者は、PCを利用するユーザーの登録・削除やユーザーごとのPC利用状況把握を行うことができる |