コンバージョン改善において、実店舗のように接客を行ってくれるWeb接客ツールは欠かせないツールの1つです。一方で利用イメージがわかず、導入になかなか踏み切れていない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は無料で使えるWeb接客ツールをご紹介します。実際にITreviewに寄せられたユーザーのレビューも合わせてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

無料のWeb接客ツール

Web接客ツールには大きく分けて、下記の3つのタイプが存在します。

チャット型 WEB上にチャットを設置し、ユーザーからの質問に有人対応で行う
ポップアップ型 画面上にポップアップを表示し、ユーザーの離脱を防ぐ
ハイブリッド型 チャット型とポップアップ型の両方兼ねそろえたもの

それぞれ特徴が異なるため、目的に応じたツールを選定することが重要となります。

ちなみにチャット型は、チャットボットとよく混同されることが多いですが、以下のように異なります。

Web接客のチャット型 人による対応
チャットボット AIなどによる自動対応

主に人による対応か、AIなどを活用し自動での対応かになります。

Webでのおもてなしを強化したい場合は、「Web接客ツールのチャット型」を、業務効率化を強化したい場合は「チャットボット」をお勧めします。

チャットボットの無料製品をお探しの方は下記ページをご覧ください。

チャット型

Chat Plus

Chat Plusはあらゆる業界のチャットに対応するテンプレートが用意されており、初めての方でも安心して利用することができます。またGoogleAnalyticsやLINE、Slackなどの他社製品との連携も可能であるため、幅広いシーンで利用が可能です。

全プランで、サポートがつきますので、初めての方でも安心して始めることができるのも特徴の1つです。

また、Chat Plusでは、無料プランの提供はありませんが、10日間無料トライアルがあり、全機能が使用できます。そのため、期間中に使用感などを把握し、必要な機能が利用できるプランを選んで導入しましょう。

無料プラン ×
無料期間 トライアルでの10日間
無料版の機能制限 なし。トライアル期間中は全機能利用可能
有料プランの金額 ¥1,500~¥170,000
外部連携 Google Analytics, LINE, Slack, Salesforceなど
利用実績 導入企業10,000社以上

ポップアップ型

PtEngine

PtEngineには3つの大きな機能があり、そのうちの1つであるPtEngine ExperienceでWeb接客機能を利用することができます。またPtEngine Insightという別プラン(無料プランあり)に申し込むことで、ヒートマップが利用でき、ヒートマップデータと連携して、コンバージョン改善に結びつけることも可能です。

無料プランでは、PV数の上限や、作成できる体験数に制限があるため、Insightと合わせて範囲内でまずお試ししてみることをおすすめします。

無料プラン
無料期間 永年無料(2023/02時点)
無料版の機能制限 あり
無料プランで使える機能 計測可能PV数/月:3,000、作成できる体験数:2、ユーザーセグメント:2、ポップアップ、ノーコードサイト編集、体験ごとのレポート、CSVダウンロード、表示ページ指定、表示ユーザー条件指定、配信スケジュール管理、キャンペーンゴール、A/Bテスト、パーソナライゼーション
有料プランの金額 ¥9,878~
外部連携 不明
利用実績 世界20万人以上の利用者数

ecコンシェル

ecコンシェルはNTTが提供しているツールになります。

「だれに」「どこで」「いつ」「なにを」のキャンペーンを設定するだけで、狙ったセグメントに最適なタイミングで訴求することができます。また、NTTドコモと PKSHA Technology が共同開発した人工知能(AI)技術を搭載しており、自動で複数のA/Bテストを回すことが可能です。

無料プランは永年無料であるため、決まった期間内に使って判断する必要がないため安心です。登録サイト数や、キャンペーン数が1つのみで、配信数も100までとなっておりますので、注意して使いましょう。

無料プラン
無料期間 永年無料(2023/02時点)
無料版の機能制限 あり
無料プランで使える機能 サイト数:1、キャンペーン数:1、接客配信数100回/月、想定配信数ユーザー予測、複数リンクウィジェット
有料プランの金額 ¥9.800~
外部連携 Google Analytics, LINE, Slack, Salesforceなど
利用実績 導入企業6,500社以上

無料プランを利用するうえでの注意点

無料で製品が使えることは魅力的である一方で、その分できないことも増えます。

事業において、成果を出したり、業務効率を上げることが重要であるため、有料プランを利用するほうがコストパフォーマンスが良くなるケースがあります。主に以下のに注意して利用しましょう。

自分が必要な機能が使えるか確認する

先ほども挙げましたが、無料プランであるが故、機能に制限がある場合があります。

例えば、接客配信数の制限や、登録サイト数の制限などが一般的です。

そのため訪問ユーザー数が多い場合や、サイト保持数が多い場合は有料プランを利用することをお勧めします。

有料プラン含め様々な製品をご希望の方へ

ITreviewでは、有料プランを含めた数多くの製品のレビューや製品情報をご確認いただけます。

ぜひ合わせてチェックしてみてください。

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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