中野 浩一
kotobato|広告・販促|デザイン・クリエイティブ職|20人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
Adobe DCユーザーなら試す価値ある定番電子署名ツール
電子契約サービスで利用
良いポイント
何といっても、世界のビジネスシーンでPDF作成・編集・管理のデファクトスタンダードになっているAdobeブランドという安定感がある。Adobe Document Cloudユーザーは手軽に使える電子署名機能。サービスとして一体化しているので、電子署名そのものを一体どのように使って管理すればいいのか、学習しながら導入するのにも最適。
Acrobatのスタンプ機能には、電子的に生成した印影だけでなく、既存の印影を画像として読み込んで登録できるので、Adobe Acrobat Signと併用すれば、紙や印影を不要とする日本企業にも、業種や規模に関係なく使える。
改善してほしいポイント
サービスそのものに特に不満はないものの、Adobe DCユーザーですら使っている組織が限られている印象。機能があることすら知らない人も多い。
敢えてあげるなら、電子署名を変更した時や担当者が変わった時など、電子署名ファイルの管理が楽になると嬉しい。
モバイルアプリでは、タブレットならまだしも、スマートフォンの限られた画面サイズで指で手書きするのは少々苦しいか。ただ、日本の商習慣では、手書きサインを必要とするシーンがほとんどないので、残念ながら大きな影響がない。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
WebブラウザーのURLで使えるpdf.newやsign.newは手軽ではあるが、ファイルをアップロードしなければならないセキュリティー面の不安を考えると、使うには躊躇してしまう。外部に提出するセキュアな管理が必要なPDFには、原則としてAdobe Acrobat Signを使っている。
幸か不幸か、改ざんのトラブルが回避できたような「実益」は今のところないが、印影よりは説得力を持って他社とのファイル共有に貢献できている。
ただし、他社のツールなどで電子署名を削除し、最初から署名が無かったように改ざん・編集しようとすればできてしまうことはAdobe Acrobat Signに限らない。これらの制限や注意点が現場や決裁者に十分理解されていないと、導入後にごたついて『やはり物理的に一体化した紙でなければ!』という先祖返りにもなりかねない点は要注意だ。
導入している拡張機能
連携して利用中のツール