非公開ユーザー
機械器具|総務・庶務|300-1000人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
健康管理システムで利用
良いポイント
健康診断の結果、時間外労働の時間をインポートすることで、健康診断結果を個人の経年変化、部署ごと、などいろいろなくくりで横断的に見ることができるだけでなく、「リスクレポート」と称して、健診結果×残業時間から健康リスク値を独自算出し、数値が高い(=健診結果が悪く、残業も多い)人を抽出できるので、健康管理面談対象者を選びやすい。
産業医に依頼する就業判定も、ボタン一つで全員の判定をつけることができるため、事前にリスクの高い方を抽出して結果を見せるために準備しておく、などという手間は無くなった。
産業医・保健師との面談の記録もすべてシステム上に残すことができるため、これまでは保健師のノートの中にだけあった情報を必要な人がシステム上で共有できるようになった。ちなみに「必要な人」の権限設定については、面談結果やストレスチェックについては「閲覧不可、閲覧可(全てもしくは担当しているものだけ等さらに細かく分類可)、編集可」の権限が選択でき、健診結果は「閲覧可・編集可」の権限が管理者アカウントごとに設定できるため、人によって細かく権限設定をできるのが非常に使いやすい。ストレスチェックもこのシステムで実施可。
改善してほしいポイント
①システム導入の際に、各健診機関の結果の表記を統一するために読み替えソフトを通してインポートするシステムになっている。健診結果データのサンプルを提出する必要がある。システムのフォーマットと健診機関の結果データとの結びつけの作業が意外に面倒だった(といっても概ねやって頂けるが)。
②健診機関の結果データ(CSV)の表記が変わってしまった場合、読み替えソフトが正常に動作しなくなってしまうので、そのたびに読み替えソフトの修正を依頼したり、手作業で表記を直してから読み替えソフトを通す必要がある。
③ストレスチェックで独自設問を設定する場合や、健診項目の表示・非表示などの設定を変更する場合、設定内容をエクセルのテンプレートに記入して担当者に送り、設定してもらう必要がある(後者はシステム上で設定できる部分もあるが)。
・・・などなど、実際に導入してみると、下ごしらえはそれなりに必要ではあり、使いこなせれば簡単に使えるようになると思う。細かな設定などは自由度はかなり大きいと感じるが、その設定が必ずしもユーザー側で完結するとは限らない、というイメージ。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
産業医・産業保健師・衛生管理者・人事担当者の間で、業務配慮が必要な方・就業制限を必要とする方への対応を検討する際に、それぞれが持っている情報を一元管理し、診断書なども取り込むことができるため、情報共有がきめ細かにでき、対応の検討が素早くできるようになった。
疾病などで対応が必要になった方の過去の健診データを確認する際に、紙を一枚一枚めくって数年分を比較してみる…という作業が、一画面上で見えるようになったので、「いつ頃からこの数値が悪くなってどうなってきたのか、健診担当医の判断はどうだったのか」などが一目で経緯を追えるので、作業が簡単になった。
検討者へお勧めするポイント
他社システムと比較して、価格の安さはもちろん、設定の自由度があることが一つのポイントだと思われる。例えば他社のシステムでは「特殊健康診断」は「対応している・いない」が割れる。これは、すでに「特殊健康診断」という結果表示の枠組みがあるかないか、ということになる。Be Healthは(あくまで私の感覚なので違ったらごめんなさい)とりあえず特殊健診も定期健診もストレスチェックも予防接種も含めて1000項目取り込んで、特殊健診というレイアウトを設定したら特殊健診の項目だけ表示される、という形なので、なんでも取り込んで管理することができる。取り込む内容、表示する内容をどう設計するかはセンスが問われるかもしれないが、使いこなせれば自由度が高いだけに、もっともコスパよく使えるシステムであろうと思う。