松宮 望
リコージャパン株式会社|ソフトウェア・SI|プロジェクトマネージャ|1000人以上|ビジネスパートナー
Excelライクで扱いやすい業務効率化ツール
良いポイント
私はCELFを用いた業務アプリケーションの開発をしております。
CELFを用いることで、今までExcelで回していた業務を簡単にシステム化することが出来ました。
また、CELFのセルの背景色などをExcelで行っていた背景色と同じにするなどの工夫を凝らすことで、システムを稼働時の操作説明や利用部門からの質問でも、大きな問題はなく、すんなりと稼働を開始することが出来ました。
どうしてもExcelから離れることが難しかった業務を別のシステムに置き換えられたことには驚いています。
利用部門へ公開したアプリケーションに不具合があった際や改修の対応も行いやすいため、おすすめです。
簡単に非公開に出来ることはもちろんのこと、開発中のデータベーステーブルと本稼働用のデータベーステーブルを切り替えられる設定ができ、リリース時に事故が発生しないような仕組みを事前に作って置けるので、助かっております。
今までのExcel業務で発生していた、関数を書き換えられてしまったり、古いバージョンのExcelテンプレートで業務を行われていたりといったユーザによる事故を防ぐことが出来るようになったので、CELFはオススメです。
改善してほしいポイント
32bit系のアプリケーションであるため、メモリが2GBまでしか利用できず、大量の行の処理を行おうとすると、メモリ不足でアプリケーションが落ちてしまうことがある。
また、メモリ不足になってしまった際、アプリケーションが落ちれば良いのだが、落ちずに、不完全な状態で表示がされ、その状態のアプリケーションを触ることが出来てしまう場合がある。
特に後者については、事故の元になりかねないため、万が一メモリ不足でアプリケーションの起動、シートの表示に失敗した場合は、アプリケーションごと落ちるような仕組みにしてもらいたい。
行の追加・削除の処理が本家Excelと比較して、かなり遅いため、ここの処理を早くしてもらいたい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
CELFを用いて、Excelの業務をクラウドのシステムに置き換えました。
今まではExcelファイルを共有フォルダに置くようにしており、対象のデータの検索をする際、ファイル名から欲しいファイルを探そうとしていて多くの時間を要していましたが、CELFにすることで、欲しい項目の情報でデータを検索することができ、本来行うべき業務に充てることが出来る時間を増やすことが出来ました。
また、ルールで共有フォルダで作業するように伝えてあっても、どうしてもユーザによっては、個々人のPC内にExcelを残してしまっていて、データの一元管理をすることが難しかったですが、CELFにすることで強制的にデータを一元管理することが出来たため、データが不足している際の犯人捜しのようなムダな時間をなくすことが出来るようになりました。
検討者へお勧めするポイント
ローコード開発ツールではあるものの、やはり簡単なプログラミングの知識は必要となりますので、まずは無償トライアルで実際に触ってみて、自社で今後アプリケーションを内製出来るかどうかを判断されることをお勧めします。