非公開ユーザー
ソフトウェア・SI|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 無償利用
無料のテレワーク用VPN接続として至便
リモートアクセスツールで利用
良いポイント
VPN接続したいPCがあって、外の任意のPCから接続できる環境としては便利。必要条件は、接続先ホストPC(またはサーバ)、接続元クライアントPC(またはサーバ)がインターネット接続できることだけ。VPN機器も必要としない。
接続先ホスト側から、ホストとしての登録をGoogle上に行えば、後はクライアントとしての登録を行ったインターネット接続ユーザーが、外部からブラウザまたは専用アプリを通じてアクセスできる。接続形態はhttps接続なので、ひとまずssl-vpn通信でもある。
改善してほしいポイント
この便利さと引き換えなのかもしれないが、多くの会社においては(中小企業の多く、を想定)、接続先ホスト側のGW、FW等をすり抜ける。少なくともWebフィルタリング機能がなければチェック・防御できないが、そもそもこれを通常の社内LANへの接続形態とするには、セキュリティホールと考えるのが一般的だろう。なおChromeデスクトップ自体に備わっている、接続デバイス制限や認証の仕組みを組み合わせることでも、究極的な接続先NW、トラフィックの制御はできるかもしれないが、その制御情報をGoogleに全て置いているという点が若干の不安点か。解決策として、有料版にしてでも詳細な管理ができるポータル画面などがあれば、信頼は増すかもしれない。(イメージは、Windows 365のMicrosoft Endpoint Management画面)
今のところコロナ禍初期のような緊急アクセス手段か、信頼できる者のみの接続手段、または接続デバイス認証をホスト側で別途行う等措置を取った際の接続手段、等でしか利用シーンは浮かばず。緊急アクセス手段としてでも、現時点で無料のNTT東日本シン・テレワークシステムと比べると厳しいか。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
テレワーク環境の接続手段として検討できた。スマホアプリも用意されているので便利。VPN装置、ソフトウェアが無くても構築可能であり、接続環境構築費用としても人件費以外無料で可能。何よりリードタイムが短い。一連のフローを把握していれば、1台当たり5~10分程度の流れ作業で可能。作業自体も難しくない。