非公開ユーザー
大学|環境対策・環境推進職|100-300人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
メリット・デメリットあるがトータルでは迅速化
スマホアプリ開発ツールで利用
良いポイント
野外で雨具を着ながら多くのレコードを繰り返し記録するという調査を長年続けています。
FileMakerを導入する前は、1. 紙の野帳を100ページ前後印刷し、鉛筆で入力し、2. 調査後に入力してから落穂拾いの再調査、3. 入力のチェック → 半年以上遅れてようやく利用可能なデータ完成、という手順でしたが、導入後は 1.がカスタマイズアプリの再構築・微修正、2.と3.は様々なチェック機構をいれることでほぼ不要になりました。結果、調査後数週間以内にデータを利用することが可能になっています。
「優れている点・好きな機能」
・簡単な計算やプログラムが実装でき、調査の際の記録漏れを防止する機構をつくれる
・デザインの仕方次第ですが設計の自由度が高いこと
その理由
・別の調査で測定している対象物との位置関係を維持したいから別のレコードの位置を呼び出したい、ということがよくある(今までは、調査後にPCで検索が必要)。これをかなりのところまで、現場で行える
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
・スクリプトの保存(エクスポート)、検索の機能がない(あるいは見つけにくいところある)
・スクリプトのPDF化が可能だが、PDFでは機種依存文字や2バイト文字を見つけにくい。
・文字コードの関係なのか、エクスポートとインポートを繰り返すうちに測定値の桁が無限小数のように大きくなってしまう(4.0 が 4.0000000001 などになる)
その理由
・バグフィックスの際、どこにあるスクリプトが悪さをしているのかの検討に時間がかかりすぎる(逐一、チェックしていくほかない状況)
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果
・データ入力の短縮化
・現地での計測漏れ、計測ミスの減少
課題に貢献した機能・ポイント
・前回測定値をあらかじめコピーしておく、「前回値と同じ」というボタンを作った
・測定値を小数点以下2桁にするように自動設定(12.34 cm であれば、iPadのテンキーで1234と打てばよいようにした)。テンキーの小数点は地味に時間を食っているので、楽になった
検討者へお勧めするポイント
導入の敷居はある程度高いし、紙ベースの時代とくらべて、開発・メンテナンスの手間ははっきり言って変わらないか、かえって時間がかかります。でも、最終的には時短になるので、ぜひ試してみてください!