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単なるファイル置き場だけでなくコラボレーションツールの役割大
オンラインストレージで利用
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
Googleドライブというと、クラウドストレージという印象だが、むしろスプレッドシートでの共同編集などコラボレーション機能が大きなメリットとなる。
肥大化しいつ壊れるかも分からない、いつ編集が競合するかも分からないEXCELの共有ファイルの呪縛から開放され、スリムでスピーディーにデータを共有、編集することができる。
「神EXCEL」に代表される「書類作成ツール」としてのEXCELと比較すると罫線や書式設定など見たを目整える機能は貧弱だが、それはあくまでドキュメントを印刷するという前提があって成立する。
すでにペーパーレスを果たしている企業では、そのシンプルさがもたらす軽快さのほうが大きなメリットとなる。
履歴管理機能を有するため、ファイルが人的ミスで壊れてしまったときの復旧も楽だし、犯人探しも簡単。(誰がいつ、どこを、どのように修正したかが克明に分かります)
その他、意外と画像ビューアとしても動作は軽快。おそらく軽いサムネイルが用意されているようなので、軽快に大量の画像ファイルをチェックすることができる。
またGoogleのサービスだけあって、検索は得意である。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
使う上でユーザが知っておくべき事項だが、
プランによっては容量にはある程度制限があり無尽蔵ではない。
追加の容量購入が必要となる。
容量はあくまで個人に紐付きGmailのメールボックス容量と合算されるので注意。
容量は組織全体で共有されないので、他人の容量が余っていても購入は必要。
また退職によるアカウント削除は特に注意が必要。
共有していたドキュメントのオーナが退職し、アカウントを削除すると共有していたドキュメントも突如として消える。
そのため退職時は自分の共有ドキュメントを他のメンバーに引き継ぐことを社員教育として徹底する必要がある。
ただ、消えて困るのはたいていオーナーも自分がオーナーだと忘れているファイル。
削除されてもしばらくはデータ復旧できるのだが「久しぶりに開いたファイルが消えてしまっていた…」という場合は手の施しようがない。
退職アカウントを一定期間寝かしておくような運用をしていると、数カ月後に忽然とファイルが消える、という自体が発生するので、引き継ぎについての社員教育は重要である。
(このあたりはBusinessプランだと解消できるようです)
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
OfficeSuiteの一つとしてドキュメントのコラボレーションツールが手に入るのは非常にメリット。
Salesforceやkintoneを使うほどではないが、EXCELの共有では不便、といったリスト系のドキュメントについては、非常に軽快に共有、共同編集し、数字の共有ができる。
またGoogleフォームと組み合わせるとそれだけで簡易的なアンケートツールとなり、社員からの情報収集と集計には非常に便利。
またEXCELと比較してマクロがない代わりに、GoogleAppScriptで操ることができるので、開発系のメンバーがいれば手の込んだ自動化ツールを作成することが可能。
Gmailと組み合わせて、「スプレッドシートに書き込まれた場合はメールを送信して、そのメールをトリガーにシステムを動かす」みたいなことは、比較的容易である。