非公開ユーザー
その他製造業|社内情報システム(開発・運用管理)|50-100人未満|導入決定者|契約タイプ 無償利用
ナレッジは少ないが、動作も安定しており導入しやすいOSS
ビジネスチャットで利用
良いポイント
自社オンプレなので過去メッセージの件数上限だったりユーザ上限だったり、といった外部サービスの無料版制限に引っ掛からない。また、構築が面倒なプッシュ通知はサービスが用意されており、月間1万メッセージまでは無料で使用できるのもメリットが高い。
構築に関してもUbuntuのsnapで導入できるため、比較的容易だと感じた。(ITスキルによっては証明書取得で戸惑うかもしれないが、RocketChat自体の問題ではないので割愛)
自社はユーザ数100名程度で、RocketChatはDell PowerEdge R450にVMを立ててメモリ12GB割当で稼働しているが、特に大きな問題もなく稼働できている。
加えて、デスクトップ版アプリのみならずiPhone版のアプリも準備されておりいずれも無料で使用できるため、会社携帯からの利用もできるので、使い勝手がよい。
また、細かい話だがスタンプが登録しやすく、ユーザにコミュニケーションを楽しんでもらえている。
改善してほしいポイント
クライアントのアップデートが通知されるが、「アップデートする」ボタンをクリックしてもアップデートされない。
また、メッセージ件数が多くなるとチャンネル選択時に過去メッセージの位置が表示され、しばらく読み込みしてから最新メッセージの位置に遷移するので、結果として少々待たされてしまう(再読み込みを行うとしばらくは改善されるが、次第に動作がもたついてくる)
加えて、これはRocketChatが悪いわけではないが、導入に際しナレッジの少なさが敷居を高くしていると感じた。
RocketChatもコミュニティがあるが英語だし運用に関する質問が大半で導入時は使えなかった。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
これまでの自社では重要な用件はメールだったが、それ以外は口頭ベースが多く、言った言わないの水掛け論であったり振り返りが難しかったり、情報共有に時間がかかるなどの弊害があった。
当初はSlackを使用していたが有料版はコスト問題で使用できず、また自社セキュリティポリシーで社外サーバで業務上のやりとりを行えなかったため、自社オンプレで使用制限なく使えるRocketChatは社内コミュニケーションに大きく貢献できたと感じている。
検討者へお勧めするポイント
担当者のスキルによっては導入のハードルが高いかもしれませんが、無償で利用制限なく使用できる点、無償で通知サーバが月間1万件まで使用できる点、無料でデスクトップ版、iPhone版のアプリが準備されている点はメリットと感じます。Slackなどの外部サービスに比べて安定性は落ちるかもしれませんが、予算や自社ポリシーで使えない場合は十分検討に値するものと思います。