非公開ユーザー
不動産賃貸|経営・経営企画職|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用
標準化と継続的な進化が強みのクラウドERP
ERPパッケージで利用
良いポイント
クラウドERPとしてFit to Standardを前提に業務を整理できる点が大きなメリットです。従来型ERPのようにアドオンを増やすのではなく、標準機能を中心にしながら、必要な領域だけAPIやSAP BTPを使ってSide-by-Sideで拡張できるため、ERP本体をできるだけクリーンに保てます。また、各種財務データに関連するマスタデータやトランザクションデータを一つのERP基盤で整理統合できました。半年ごとのメジャーアップデートを中心として、継続的なアップデートによって新機能が追加される点もクラウド製品ならではの魅力だと感じています。
改善してほしいポイント
追加機能を利用しようとした際の実装手順は、もう少しシンプルになるとよいと感じます。機能によっては、有効化だけでなく、Business CatalogやIAM Appなどの権限設定、前提となるサービスや設定の確認など複数の作業が必要で、目的の機能を実際に使える状態にするまでのハードルがあります。Jouleの導入時にも、機能そのものより利用開始までの設定や確認事項に苦労しました。管理画面上で必要な前提条件や不足している設定をまとめて確認でき、順番に実装できるようになると、ユーザー企業側で新機能をより積極的に活用しやすくなると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
数百名規模の企業グループで会計を中心とした基幹システムの標準化に利用しています。以前は個別システムやExcel、手作業に依存していた業務について、共通のマスターや会計ルールをERP上で集約できるようになりました。また、外部システムとの連携についてもAPIを前提とした設計がしやすくなり、ERP本体への個別開発を抑えながら周辺システムを拡張できます。特に、業務変更のたびにERPを改修するのではなく、標準機能と外部拡張を使い分けられるようになったことが、中長期的な保守性の向上につながっています。
検討者へお勧めするポイント
どのモジュールを導入するかによって、導入難易度は大きく変わると思います。自社の競争力や差別化につながる業務領域では、どうしてもアドオンが必要になる場面もありますが、その前提や方針についてプロジェクト関係者の認識を揃えるだけでも、難しさを感じる場面が多くありました。
また、システム導入だけでなく、マスタや業務ルールをどこまで統一するか、標準機能にどこまで業務を合わせるか、導入後に誰が運用・改善を担うかまで事前に整理しておくことが重要だと感じます。導入パートナーとの役割分担も含め、単なるシステム更改ではなく、業務プロセスやシステム構成全体を見直す前提で進めることで、よりメリットを得やすい製品だと思います。
Jouleの基本プランを利用していますが、まだ使用期間はそれほど長くありません。自然言語でSAP上の情報や機能にアクセスできる点には可能性を感じています。現時点では評価できるほど使い込めていないため、今後ユースケースを広げながら活用していきたいと考えています。