この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
サイト制作未経験者でも細かくページ設定、編集が可能なところが一番の特長だと思います。新規コンテンツの担当者だけが操作を熟知していれば、通常更新に関しては初心者でも限られた手順で簡単にできます。ただ、テンプレートもphpなどを理解しておく必要がないので専任者でさえもプロである必要はなく、使い方をマスターすればコンテンツ拡張ができ、後は更新ルールを覚えた人達で日々の更新、編集ができます。運用者ごとに権限に制限をつけられ、公開までの承認のフローも設定できるので、誤った運用も未然に防げます。プラグインは充実しています。マニュアルを読めば分かりますが導入企業が多いので、それらのサイトも参考にして機能を理解しました。一番ありがたいのは、サポートに連絡すれば教えてもらえること(国内に電話できるありがたさ)。オープンソースのようにコミュニティーを調べなくても相談できるサポートは助かります。同じ開発元なのでプラグイン同士のバッテイングや、アップデートで機能しなくなることもないです。セキュリティに関しては国産システムなので特に一番多い海外からの攻撃に関しては強く、安心して使えると思います。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
導入コスト、運用コストのバランス次第ですが、オープンソースのCMSに比べて初期コストが高くなるため、短期間運用の特設サイト、更新が少ない静的なサイト、小規模運用サイトでは費用対効果が合わないケースもあると思います。
細かい設定ができたり、充実したプラグインはメリットですが、それを理解するためのマニュアル読み込みに時間がかかるかもしれません。項目も多いので、知りたい情報を探し出すにも少し時間がかかります。(検索はありますが)ただ、ページ制作自体はテンプレートにそって、ヘッダー、メイン、左右、フッターと分かれていて、ブロックごとに操作ができるので、マニュアルを全て覚えなくてもある程度直感的にページ編集できると思います。SEOなどの一元管理ができる一方で、マーケティングツールがセットになってないので、アクセスやCVの分析に関しての連携は別途必要です。ただ、サポートに連絡したら連携手順を指南してもらえたので、それほど手間ではありませんでした。が、次期アップデートでは、是非ツール類を追加していただき、オールインワンで管理できるともっと良いですね。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
今までニュース程度の更新は自社で運用し、新規コンテンツやシステム改修などはサイト開発元に制作を依頼していましたが、ページ設定、仕様、コンテンツ管理からSEO、SNSまわりまでプラグインでできるようになったので、フルで自社運用に切り替えました。スピーディーに更新できるようにになり、今まで外注にかかっていた毎月の保守運用費、更新がある無いにかかわらず支払っていた固定費、改修のたびに発生する追加費用などを抑えられたので、トータル的には大きなコスト減となりました。また、サイト運用は各部署から情報をもらった専門部署が行っていましたが、誰でも簡単に更新できるようになったので、一部のコンテンツ運用は担当部署で行えるようにし、複数人で編集更新>非公開で確認>本部で承認>公開という運用の流れに切り替えました。サイト運用の一局集中がなくなり、迅速、かつスムーズになったとともに、コンテンツをコントロールできるようになった各部署のモチベーションもあがったと思います。前述のように公開には、承認が必要なのでチェック機能も働きますし、履歴も追えるので運用者が増えても管理はできると思います。
検討者にお薦めするポイントがあれば記入ください
セキュリティ面でオープンソースでのCMSが導入できない企業の中で、海外製品ではサポートを受けにくい(英語を話す要員がいない)場合には、選択できる国産システムかと思います。当社は、導入された企業の実績と、その企業のサイトを見て、導入を最終決定しました。