SmartVPNの製品情報(特徴・導入事例)

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ITreviewによるSmartVPN紹介

 ソフトバンクが提供するVPNサービス、SmartVPN。

 「Cloud Ready」(クラウドとの親和性の高さ)をコンセプトとしており、ソフトバンク独自のクラウドサービス「ホワイトクラウド」との親和性が高いです。「ホワイトクラウド」と各種サービスとの接続やモバイル端末からのリモートアクセス、ギャランティー型アクセスなどが活用可能です。
SmartVPNとは
https://www.softbank.jp/biz/nw/smartvpn/

 SmartVPNは多様なニーズに柔軟に対応できるという特徴があります。レイヤー2VPNだけでなくレイヤー3VPNにも対応しており、より簡略な設計を実現します。これまでは回線の選択により料金や帯域を意識する必要がありましたが、SmartVPNは料金も帯域も意識せず、お客さまのニーズに応じた設計ができるという点がポイントです。

 また、多様なデバイスからのアクセスも充実した回線でご利用いただけます。後述するOndemand Ether4タイプを始め、ギャランティー型やベストエフォート型といったアクセス回線で快適な接続環境を構成します。

 VPNサービスごとに分かれていた保守運用のお問い合わせも、SmartVPNは一元化されています。例えばギャランティタイプのことも、ベストエフォートタイプのことも同じ窓口でお問い合わせができるのでスムーズな回答を受け取ることができます。


Ondemand Etherは4つのラインアップから選択可能

 2017年に受付を開始したOndemand Etherは、4タイプのアクセスラインアップからお客さまのニーズに合わせたアクセス回線を選択し、最適な企業ネットワークと高セキュリティな業務環境を構築します。

 ギャランティタイプ・ベストエフォートタイプに加え、スピードタイプ・バリュータイプの4種類のアクセスラインアップから選択が可能です。スピードタイプ・バリュータイプはソフトバンク独自のバースト機能を有し、最適なものを選べます。

SmartVPNのタイプ

 Ondemand EtherはSmartVPNの付加サービスである”SmartVPN Web”と連動しており、”SmartVPN Web”を通してアクセスタイプを限定せずに変更することが可能です。また、必要なタイミングで必要な帯域の変更を行うことも簡単にできます。

 なお”SmartVPN Web”では、回線帯域やエッジ装置のルーティング設定の変更、各種ゲートウェイ設定の操作ができます。お客さまの企業ネットワークのセキュリティポリシーを、迅速かつ統合的に管理するシステムです。


モバイル端末はTwinアクセスで安定した接続を実現

 Twinアクセスは他にはないソフトバンク独自のものです。これまでモバイル端末では不安定だった法人向けVPNモバイルネットワークを、通信形態ごとに改善された新しいモバイルアクセスです。

 モバイル2回線を両回線ともアクティブ状態にし、それぞれのモバイル回線へ複製したパケットを送信します。常に早く受信したパケットを採用し両回線へ送信するので、単一回線より安定かつスピーディーなモバイル通信が可能というシステムです。

安定したモバイル通信を実現

 専用端末を置くだけで工事は不要です。イベントや急なご利用にも対応できます。また、利用するモバイル端末が「ソフトバンクと他キャリア」という組み合わせに適応したプランもあります。このプランでは、どちらかの回線が切断された場合にアクティブ状態のもう片方の回線が通信をカバーできるため、より安定的なネットワークを図れます。
SmartVPNの付加サービス”SmartVPN Web”で、Twinアクセスのトラフィックや電波状況をモニタリングすることも可能なので、ネットワーク管理もしっかり行えます。


多様なニーズに柔軟に対応できるSmartVPN

 IPトラフィックの爆発的な増加やクラウド市場の急速な拡大を背景に、クラウドシステムとのシームレスな接続を目指したSmartVPN。「ホワイトクラウド」各種サービスだけでなく、さまざまなアクセスラインアップでご利用の幅も広がります。
ユーザーに最適なアクセス回線と高いセキュリティで安心安全に使えるVPNです。
導入方法はWebサイトのお問合せページから連絡頂くと担当者より連絡があります。

SmartVPNの満足度、評価について

SmartVPNのITreviewユーザーの満足度は現在4.2となっており、同じVPNソフトのカテゴリーに所属する製品では11位、となっています。

バッジ 満足度 大企業 中堅企業 中小企業
- 4.2 4.4 4.1 4.7
レーダーチャート 価格 使いやすさ サポート品質 導入のしやすさ 機能への満足度 管理のしやすさ
4.1 4.3 4.2 4.1 4.5 4.4

※ 2025年09月12日時点の集計結果です

SmartVPNの機能一覧

SmartVPNは、VPNソフトの製品として、以下の機能を搭載しています。

  • アクセス回線の帯域

    安定した通信速度を確保し、サービスが止まらない帯域保証のメニューを提供する

  • バックボーンの提供

    全国(海外を含む)に広がる信頼性が高い共通のネットワークであるバックボーンを提供する

  • バックアップ回線

    メイン回線が故障した場合にバックアップ回線に切り替えることが可能

  • マルチデバイス対応

    PC、スマートフォンなど、さまざまなデバイスでアクセス可能

  • 閉域網でのパブリッククラウドとの接続

    パブリッククラウドにインターネットを経由せず、閉域網で接続が可能

  • SLA(Service Level Agreement)による品質保証

    SLAと呼ばれる品質管理基準に基づいたサービス提供を行う

  • トータルサポート

    ネットワークの保守管理をワンストップでサポートする。24時間365日の監視、復旧対応を行う

  • トラフィックレポート

    回線ごとに時間帯別のトラフィック変動をレポート。ネットワークの利用状況を把握できる

  • ポータルによるネットワークコントロール

    ポータルから柔軟に回線帯域を変更することが可能

SmartVPNを導入して得られた効果やメリット

ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、SmartVPNを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。

    非公開ユーザー

    ソフトウェア・SI|社内情報システム(CIO・マネージャ)|100-300人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    安心して使える広域Etherサービス

    VPNソフトで利用

    良いポイント

    企業向けの広域Etherサービスであるため、スペック上の最高速度よりも、ダウンタイムがないことの方が大事です。
    速度としては、100Mbpsベストエフォート契約ではあるものの実測で90Mbps程度は時間帯関係なく使えていますので、問題はありません。

    我々が重視している「ダウンタイムがないこと」についても自身が担当者として携わった2年の間で、障害によるダウンタイムは0と記憶しておりますので信頼性は十分に高いです。

    費用については相対契約なので詳細を伏せますが、十分に価格競争力があります。
    無論、定価ベースで他事業者の方が安価なケースもありますが、当社の場合は関東のオフィスと僻地のデータセンター間で利用しているため全国対応ができる大手キャリアに絞られますから、本サービスが適しているように思います。
    1Gbps以上の速度が必要なケースであれば他事業者に優位性があるのですが、当社の使い方では100Mbpsでちょうど良いこともあり、本サービスが非常にマッチしています。

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    非公開ユーザー

    精密機械|開発|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    安定したVPNサービス

    VPNソフトで利用

    良いポイント

    何年も採用していますが、回線はとにかく安定稼働しています。
    管理画面があり、リアルタイムで
    各拠点との稼働が確認できます。

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    非公開ユーザー

    繊維工業|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済
    投稿日:

    利用用途の多いマネージドネットワーク

    VPNソフトで利用

    良いポイント

    ソフトバンク社が提供するインターネットVPNアクセス用として利用を開始しました。
    その後、クラウドを利用する際の閉域網接続としても利用し始めています。今後は、グループ企業間をつなぐVPN網としての利用も検討しているほか、SmartVPN網からインターネットへのアクセス、インターネットアクセス時のセキュリティの追加など、企業で利用するのに十分な機能が備わっていると思います。
    また、WEB画面からSmartVPNの利用状況(通信量など)も確認できるため、必要に応じてサービスの変更や社内への報告にも利用できます。

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