良いポイント
運用を始めて数か月です。
この製品の特長は、「容量単位課金」「オンライン版のMicrosoftOffice」「ゲスト向けパスワードファイル共有」が利用できることです。
昨今のクラウドサービスは、ユーザー単位課金が大半だと思います。当社の場合、利用者が多くなると利用料が大きな負担となり、今まで導入を見送っていました。ところが、使えるファイル箱では容量単位の課金であるため、「保管ファイル容量が少ない」「ユーザー数が多い」企業にとっては、最適な選択肢となるのではないでしょうか。
また、ブラウザ上でMicrosoftOfficeファイルを開くと、Microsoft社のOfficeオンラインが動作します。そのため、互換性に関しては申し分ありません。もちろん、AndroidやiOSでも編集可能です。
最後に、最近のオンラインストレージでのスタンダードである、ファイルを期日を切りパスワードを付与して専用のURL(パブリックリンク)を発行し、ダウンロードさせる機能も備えています。
2要素認証など、高度なセキュリティを求める企業のニーズにも応える形も用意されていますので、これからが楽しみなサービスです。
改善してほしいポイント
・ユーザー管理にて、ブラウザを用いて1件ずつ登録・編集等が必要ですが、多数を管理する場合はCSVファイルを用いた一括設定ができるようにして欲しい。
・フォルダに共有やアクセス権を設定する際に、Windowsエクスプローラのような階層構造で表示できるようにして欲しい。
・パブリックリンクにて、一定期間内のみ開放し、ダウンロードだけではなくアップロードもできるようにして欲しい。
・MicrosoftAccessのファイルをクライアントツールを用いて運用すると、一時ファイルが増殖する等不具合がみられるため、簡易なDBとしてのAccessファイルを運用できるように改善して欲しい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
当社の場合、WindowsStrageServerのファイルサーバーをVPN環境でLAN接続にてファイル共有を行ってきました。社外からアクセスする場合は、どうしてもファイルサーバーへアクセスする必要があり、セキュリティ上の懸念を持っていました。
少数・小容量のファイルであれば、グループウェアのファイル添付でなんとかできましたが、大容量、多数のファイルはとても運用できません。
使えるファイル箱を用いることにより、LAN環境とクラウドストレージを分離し、Windows環境下で専用クライアントツールを用いて疑似的なネットワークドライブとしての運用で必要なファイルのみ素早く共有することができ、セキュリティと使い勝手を向上させることができました。
ブラウザでの運用が可能なため、iOSやAndroidでの運用もできるようになり、利用者の幅が広がりました。
検討者へお勧めするポイント
「保管ファイル容量が少ない」「ユーザー数が多い」企業に最適です。