Yanagiya Kenji
株式会社デルタ・ソリューションアンドマーケティング|不明|ITアーキテクト|20人未満|IT管理者|契約タイプ 無償利用
圧倒的シェアのCMS
CMSで利用
良いポイント
まず投稿画面について現在の最新バージョンが6.0.2となりますが、バージョン5から導入されたブロックエディターにより、それ以前とそれ以降の使用感になります。
ブロックエディターはWixやJIMDOなどのノーコード製品に追いつくことを目的として導入された機能であり、これにより投稿画面が大幅に進化しました。ただ競合のSTUDIO等に比べてまだ自由度が低く、デザイン性のある投稿を実現するのはプラグイン等の拡張が必要となります。
WordPress最大のポイントがエコシステムによるプラグイン・テーマの充実です。見積り結果を出してメールが送れるフォームから、Core Web Vitalsに対応した表示速度パフォーマンスを出せるテーマなど、幅広い目的に対して組み合わせて使える環境があらかじめ揃っています。やりたいこと、デザインニーズの80%以上は既存のプロダクトで実現出来るため、総合的にはノーコードでの提供が出来ていると思います。
改善してほしいポイント
ブロックエディターはまだまだ開発途上のため、STUDIOに比べて弱い、Ameba等に比べてもまだ追いつけていないと思います。また React 採用となった事で従来の PHP 開発者が移行せざるを得なくなり、カスタムブロック等の依頼が絞られている現状があります(まだまだクラシックエディタを利用している制作会社が多いです)。
今後数年以内に状況が整うに従って既存のクラシックエディターのように、枯れた安定技術として普及していくと思いますが、まだ「誰もが」利用しやすいエディタとはなれていないと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Web制作業界においてOSSによる進歩により、圧倒的な支持を集め価格破壊、開発の変革を果たしました。流行し、見直された結果、WordPressに対する風向きは常に変化しますが、「出版の民主化」を掲げるWordPressのポリシーは現在のところ大成功しています。
ブログとしての使い方は既に語る内容がないほど誰もが注目するメリットだと思いますので、それ以外のメリットとしては管理画面の充実があります。
簡単に独自メニューが追加できる、カスタム投稿が追加出来る、カスタムフィールドが利用出来る事によって、簡易的な会員サイト、会員向けの情報共有・提供が可能となった事が大きいです。
ほとんど知識のない人でもユーザー発行し、管理出来るのは大きなメリットであり、従来はスクラッチでしか提供出来なかった機能を多くの人に無償で提供出来る革命が起きたといえます。