レプリケーションの基礎知識
レプリケーションとは、稼働中のサーバのデータをリアルタイムで、ほかのサーバへ複製することのできるソフトウェアである。直近のデータを容易にリストアでき、遠隔地にデータの複製が行えるので、ディザスタ・リカバリー(DR)として検討・導入している企業も多い。バックアップソフトウェアやストレージ・ハードウェアの付加機能として提供されているものも多数存在する。
レプリケーションの定義
・稼働中のサーバのデータをもう1台のサーバへリアルタイムに複製する仕組みを提供する
・サーバの障害時に複製したサーバを自動的に稼働させられ事業を継続できる
レプリケーションの機能一覧
基本機能
機能![]() |
解説![]() |
リアルタイムでの複製 |
差分もしくは増分データのみを転送し、高速に複製を行う |
自動化とスケジューリング |
複製するスケジュールを、曜日/時刻、もしくは間隔などを指定できる |
遠隔地バックアップ |
ネットワーク回線を介して遠隔地へレプリケーションを行える |
クラウド対応 |
オンプレミスに加えクラウド上のサーバやシステムデータも保護する |