日報の作成・確認作業を効率化するために、「日報アプリ」の導入を検討している方も多いのではないでしょうか。スマートフォンやタブレットでも使いやすい日報アプリですが、業務管理に特化したものやコミュニケーションを活性化させるものなど、さまざまな商品が展開されています。
そこで本記事では、導入目的ごとにおすすめの日報アプリをご紹介します。無料で使えるアプリもピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
業務管理:現場の業務報告・情報共有を効率化
i-Reporter
i-Reporterは、製造業・建設・物流などさまざまな現場の業務報告・帳簿管理を効率化できる日報アプリです。Excelで作成した帳票をそのままシステムに移行し、使い慣れたレイアウトで直感的に操作できるため、すぐに現場へ浸透するでしょう。
「チェック機能」「数値選択機能」ですばやく簡単に入力でき、入力漏れなどのミスを防ぎながら作業日報の作成時間を短縮できます。カスタマイズ性も高く、日報をはじめとする現場のペーパーレス化を促進させたいと考えている企業におすすめです。
i-Reporterの参考価格
- クラウドプラン:初期費用50,000円、月額37,500円〜
- 自社サーバープラン:サブスクリプション版 月額37,500円〜、パッケージ版初期(買い切り)900,000円、保守135,000円/年
・利用者レビュー
作業日報を基幹システムに入力する作業が1日300分ほどあったのですが導入半年で半減しました。残りの帳票もi-Reporterにしてしまえば0分になります。簡単に出来る分「とりあえず電子化」も出来るのですが、現場の人が使いやすく間違いにくくするには事前の調査と打ち合わせしながらの作りこむのが(後でデータ活用するなら特に)重要だと感じます。
引用:https://www.itreview.jp/products/i-reporter/reviews/88314
Platio
Platioは、自社の業務に合わせたアプリをノーコード(プログラミング知識不要)で作成できるツールです。「工場日報」「店舗日報」「営業日報」など12種類のテンプレートをベースに、写真やGPS位置情報といった豊富な機能をカスタマイズして、自社に最適なフォーマットを作れます。
オフライン入力に対応しており、報告書作成のための移動や入力の2度手間が発生しません。30日間無料トライアルがあり、機能をしっかりと検討しやすいのも魅力です。
Platioの参考価格
初期費用0円
- スタンダード:月額 20,000円〜(10ユーザー)
- プレミアム:月額 90,000円〜(10ユーザー)
- エンタープライズ:月額 200,000円〜(10ユーザー)
・利用者レビュー
何から作り始めたら良いか迷ってもテンプレートが沢山あるので、目的に近いテンプレートを選びカスタマイズすれば良いので始め易かったです。
引用:https://www.itreview.jp/products/platio/reviews/130505
また、テキストや数値・画像・地位情報などデータを登録する為のフィールドが多数用意されているのでアプリ開発の経験が無い私でも単に作成できました。
コミュニケーション:社内のコミュニケーションを活性化させる
gamba!

gamba!は、業務の情報共有をスムーズにし、会社全体のコミュニケーション活性化を促す日報アプリです。SNSのようにタイムラインで日報を確認できるデザインを採用しており、スタンプやコメントでリアクションを返せる機能を搭載しています。気軽にコミュニケーションを図ることで、社内の一体感を高められるのが魅力です。
スマートフォンやタブレットから簡単に入力でき、ExcelやGoogleカレンダーなどの外部ソフトとも連携できます。業務効率化とオンラインコミュニケーションの活性化をサポートするため、テレワーク導入を考えている企業にもおすすめのアプリだと言えるでしょう。
gamba!の参考価格
初期費用0円
- ビジネス:月額816円〜(1ユーザー)
- エンタープライズ:要見積もり
弊社では日報提出用にgamba!を使用しています。
引用:https://www.itreview.jp/products/gamba/reviews/95072
以前はメールの全員送信で日報提出を行っていました。
本質的な部分では、役割は変わらないのですが、gamba!のほうは管理者が設定する部分が多いため、ユーザー側でこの件は誰に送信するかなど考えなくてよく、ただ報告や共有したい内容を書けばよいだけになる点がユーザーとして負担が減ってよいと思います。
また、スマホアプリからでも簡単に利用できて報告書を書く負担感が減りました。
LINE WORKS

LINE WORKSは、全年代の平均利用率が90%を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」のビジネス版チャットアプリです。馴染み深いLINEのインターフェースに近いため、どの年代でも使いやすく、すぐに活用できるでしょう。
カレンダーやアンケート機能など、社内の情報共有を効率化させる機能が充実しているのが特徴です。日報には、グループトーク内でトピックごとに投稿できる「ノート機能」や、社内全体で共有できる「掲示板(ホーム)」の活用がおすすめです。100ユーザーまでは無料で利用できるので、中小企業や部署単位の導入にもおすすめです。
LINE WORKSの参考価格
初期費用0円
- フリー:0円(100ユーザー)
- スタンダード:450円〜(1ユーザー)
- アドバンスト:800円〜(1ユーザー)
・利用者レビュー
テンプレート機能の日報をカスタマイズし、紙からクラウドになったこと、外部連携できるサイトとリンクして、勤怠や経理等にも利便性が広がった。業務上の時間短縮にも繋がり、仕事向上に大幅アップした。
引用:https://www.itreview.jp/products/line-works/reviews/125459
営業支援:顧客情報連携や、業務進捗を共有できる
ワンズ営業日報
ワンズ営業日報は、営業業務を効率化できる機能が充実した日報アプリです。顧客情報やスケジュール、受注実績などを一元管理し、リアルタイムで共有できます。既存のExcelフォーマットに出力可能で、グラフや画像の添付などを通して営業報告書の作成を効率化できます。
営業日報は未読・既読が判別でき、閲覧者履歴も確認可能なため、報告の抜け漏れを防ぎやすいのもメリットです。テーブルのカスタマイズや商品管理など営業を支援する機能が豊富なので、SFA(営業支援)ツール導入を検討している企業にもおすすめです。
ワンズ営業日報の参考価格
初期費用問い合わせ
月額3,600円~(1ユーザー)
公式:http://www.wandseigyo.jp/top/indexDefault.html
feels
feelsは、「SFA(営業支援)」「CRM(顧客管理)」「日報」の3機能を持ったアプリです。入力項目を最小限に抑えたシンプルなユーザーインタフェースなので、デジタルツールに不慣れな方でもすぐに活用しやすいでしょう。多機能よりも情報共有の迅速さを求める企業におすすめです。
日報に管理者が返信できるので、業務へのアドバイスや社員の状態に合わせた細やかなマネジメントが可能となります。日報に頻出する単語から社員の感情を分析する独自機能を搭載しており、離職防止やエンゲージメント向上にも役立つでしょう。容量2GBまで無料で利用でき、有料プランも550円〜とリーズナブルな価格で導入可能です。
feelsの参考価格
初期費用0円
- Free:月額0円(容量2GBまで)
- Experience:月額550円〜(1ユーザー)
業務報告:日報業務を効率化させる使いやすい機能性
業務管理システム日報くん
日報くんは、日報提出と社員の稼働集計を効率化できるクラウド型の日報アプリです。報告書の自動作成機能や定期的な配信設定で、日報業務に掛かる負担を削減できます。データはExcel形式でダウンロード可能です。
個人やチームの稼働状況、プロジェクトや顧客ごとにかかったリソースを可視化できるため、稼働状況が見えにくいテレワーク、出する社員が多い企業の労務管理にも役立ちます。サービスを提供するBPS株式会社は、大手企業の基幹システム開発を担ってきた会社であり、そのノウハウを生かした高いセキュリティも魅力です。
業務管理システム日報くんの参考価格
1か月無料
- Sプラン:月額2750円(1-60人まで)
- Mプラン:月額4400円(61‐100人まで)
- Lプラン:月額8800円(101-200人まで)
公式:https://nippoukun.bpsinc.jp/
houren.so
houren.soは、写真を中心とした視覚的な分かりやすさと手軽さが特徴の日報アプリです。写真にコメントを付けて投稿するだけなので、文章では分かりにくい状況も伝えやすく、入力の手間もかかりません。写真に直接書き込みも可能です。
既読管理ができる「HOU!」ボタンで、確認漏れやコミュニケーションロスも防ぎます。
また、撮った写真は社内マニュアルやSNS投稿に活用でき、会社の情報資産として蓄積されます。工務店・飲食店・サービス業など幅広い業種で導入されており、視覚的に分かりやすい日報アプリを探している企業におすすめです。
houren.soの参考価格
初期費0円
- フリープラン:月額0円(3グループ)
- 有償プラン:月額2,500円〜
日報アプリを活用して生産性を向上させよう
日報アプリは業務を効率化させるだけでなく、情報の資産化や人材育成にも役立ちます。日々の業務に密接に関わるため、自社の業務内容に合った機能を持つツールを選びましょう。必要な機能がよく分からない場合は、導入実績や口コミを参考に検討するのがおすすめです。日報アプリの機能や口コミをまとめて比較したい方は、ITreviewをぜひご活用ください。