良いポイント
<どのように活用しているか>
・税理士法人で顧問先の月次仕訳業務で主に、通帳データ・入出金明細書・クレジットカード明細書などの紙データをエクセルファイル(CSV形式)に変換するのに利用しています。
・これまで、紙データで預かった場合は、会計システムへ人間が直接、データを読み取り、キーボードでデータを入力するしかありませんでした。
・また、これまではSTREAMEDなどの通帳データ化サービスは1仕訳22円と高額なため利用しませんでした。理由は、人手の方が単価が遥かに安いため。
・AISpectの仕訳単価が圧倒的に安くなり状況は一変しました。具体的には、仕訳単価(AISpect :0.23円、SmartRead:4.17円、MJS AI-OCR:16円)という試算結果でした。
・当事務所では、AI-OCRによるエクセルへのコンバートとHAYAWAZAによる仕訳データCSVファイルの作成(仕訳伝票ファイル)のは、スキルのある専任者が集中して行い、その後工程として在宅パートなどが会計ソフトでインポートしてデータチェックを含む最終的な仕訳データを作成してます。
改善してほしいポイント
・文字列置換機能を改善して欲しいです。
AISpectの文字列置換機能の辞書は、一つしかないため、現状では、顧問先ごとに辞書を手動で切り替えて対応しています。この切替のひと手間が面倒なので、顧問先毎もしくは入力ファイル毎に文字列変換辞書を切り替えられるようにして欲しいです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
<どのような課題解決に貢献しましたか>
・このAISpectと仕訳元データを含む任意フォーマットのエクセルファイルを会計システムの仕訳データにコンバートしてくれるHAYAWAZA Xというソフトと組み合わせることで、これまで諦めていた紙データの月次仕訳業務を従来より効率よく行うことができるようになりました。
<AISpectを使う上で工夫しているポイント>
・顧問先から入手する通帳データは、AI-OCRの誤認識をなるべくしないようにハンディタイプのScanSnapを持参し、現地で担当者自らスキャンしています。
・AISpectで正しく読み取れない場合は、画像データの加工処理をDocuWorksで行ってから、AISpectでエクセルにコンバートします。
・通帳データの中には、特に半角カタカナの文字品質が悪くてAISpectで必ず誤認識してしまうものがあります。そのような場合は、AISpectの文字列置換機能を使うことで自動補正しています。
・また、クレジットカード明細書の場合、摘要文字列が住所などを含む場合があるので、そのような場合は、正規表現を使って文字列置換を行うことで文字列をシンプルにします。
検討者へお勧めするポイント
会計業務で仕訳単価を低く抑えて業務の効率化を行えます
鈴木 達也
株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所|ソフトウェア・SI|ITコンサルタント|20人未満
平素よりお世話になっております。 この度はレビューいただきましてありがとうございます。 ご要望にございます「種類によってはExcelで出力したい」という内容につきまして、バージョン2.0.9(2023/2/22リリース)にて対応いたしました。 より使いやすいサービス目指してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。