非公開ユーザー
衣服・繊維|社内情報システム(開発・運用管理)|100-300人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
ローコードで個別業務に沿った実用的なアプリが作れる
IDE(統合開発環境),スマホアプリ開発ツール,ローコード開発ツール,ワークプレイス・イノベーション・プラットフォームで利用
良いポイント
ローコード、ノーコードで業務アプリができるというキャッチコピーのサービスをいくつか使ってみましたが、本当に現場で個別業務に対応したアプリが作れると思ったのはFileMakerだけです。テーブル構造やデータ形式はもとより、UIや動作の細かいところまでアプリとスクリプトを使って簡単に作れて、作りこめば業務用アプリとそん色ないレベルに仕上げることができます。
WAN内のオンプレサーバやネット上のクラウドサーバでも簡単に社内共有でき、windows、mac、iphoneはそのままローカルアプリで、Androidはブラウザを使って共有利用できるので、会社業務の利用でもクライアントの制約がほとんどないです。
ただしwebサイトのような不特定多数に向けた用途には向かないため、そのようなアプリを作成したい場合は、インターネット側をPHP等で作ってFileMakerと連携するような構造にしなければなりません。
改善してほしいポイント
iPhone用のアプリっぽいものが作れてアプリの動作はまあ良いのですが、iPhoneではFileMakerGoというアプリ上で動作するので、ネイティブのアプリのような感覚で配布や更新ができず、利用者にはインストールや更新で説明が必要になります。本当のアプリのようにAppStoreで配布更新できるswiftコンパイラがあるといいなと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
業務で使っている帳票類のイメージや日頃の業務の流れからアプリが作れる導入の敷居の低さが良いです。
アプリ作成のイメージは、UI画面のイメージから入って、必要な項目を整理してDBを作る、という感じです。
明細付き納品伝票程度の簡単なものならば、出来上がり画面をイメージして、とりあえずテーブルを作って思いつく項目を作って親子のリレーションを貼ってから画面に項目を並べてUIを整えれば完成です。途中でテーブルの項目名を変更したとしても画面やスクリプト内の整合性はFileMakerがある程度保ってくれます。(簡単な構造の場合。基本的にはやらない方がいいですが。)
作業中に他のデータを参照したり表引きしたりする場合も、それに合わせた画面配置をして、できるだけストレスのないUIを作れば作業効率も上がり、何よりヒューマンエラーが減ります。
同じ感覚でiPhoneのアプリっぽいものを作ることも可能です。iPhoneのカメラや近距離通信を制御するスクリプトもあり、使い方によっては面白いアプリが作れます。