中島 章裕
大東印刷工業株式会社|印刷|社内情報システム(開発・運用管理)|50-100人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
柔軟に素早く開発できる特徴によりコロナ禍に対応が出来た
良いポイント
優れている点・好きな機能
1.ノーコード開発から複雑な開発まで幅広く要望に応えてくれる。
2.推奨は出来ないが稼働中でも様々な修正や新機能を柔軟に実装できる。
3.デバックやサードパーティー製品を使った開発支援など充実している。
4.Webを活用した機能の充実。
5.課題を解決するためのプロトタイプとなるソリューションを素早く作れる。
その理由
1.現場からの要望に応じて開発の優先順位を付けやすい。
2.突発的な要望や修正など本稼働に影響が出ない場面に限り、システムを停止せずに対応が出来る。
3.ある程度複雑になるとスクリプトが想定通りに動かなかったり、不要なフィールドやスクリプトなどの仕分けを行いたい時に作業時間を大幅に短縮することが出来る。
4.APIサービスを活用し、郵便番号の更新など人力で行っていたマスタ更新が不要となる。
5.稟議書を作るのではなく、実際に動くソリューションは意思決定者に対して何よりも説得力がある。
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
1.FileMakerの良さでもある緩さが問題となることがある。
2.テーブルオカレンスを自由自在に作れる。
3.日本語のレイアウトに弱い。
4.自在なレイアウトが出来るが操作性が悪い。
その理由
1.他システムと連携する際に数字フィールドなのにユーザーにテキスト入力を許してしまうため他システムがデーターを取り込む際にエラーとなる。
2.本製品の特徴であるTOG(テーブルオカレンスグループ)をパフォーマンスを考慮しながら細かく設定すると全体の見渡しが悪くなり、目的のTOGに辿り着く事に時間が掛かる。
3.テキストが英語のベースラインとなっているため日本語では調整が必要。言語設定で自動に変えて欲しい。
4.DTPの様に自在にレイアウトが出来るがレイヤーのような機能が無いためフィールドやオブジェクトを重ねる様なレイアウトの場合にメンテナンス性が非常に悪い。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果(コロナ禍)
1.受注が減少する中で停止する機械と稼働する機械を分けた予定組の実現により生産原価の抑制が出来た。
2.出勤やテレワークなど各従業員の労務申請に対する決済をオンラインで完結することが出来た。
3.オンライン会議システムと組み合わせ、出勤者とテレワーク者での予定組の確認などをスムーズに行う事が出来た。
課題に貢献した機能・ポイント
1.リレーションと計算機能をフィールドに設定することにより過去実績から生産時間の予測値を出すことが出来た。
2.オリジナルの電子印鑑の実装などリレーションの機能を使うことによりデータを軽く出来る。
3.FileMakerサーバーの利用によりオンプレミス環境へのVPN接続でも利用者が増えても安定して利用が出来る。
検討者へお勧めするポイント
小ロット多品種やカスタムメイドで製品を作る製造業者におすすめします。効率化とコストダウンにより利益を向上できるソリューション開発がFileMakerを使えば可能です。