非公開ユーザー
電気・電子機器|開発|1000人以上|導入決定者|契約タイプ 有償利用
PDF受領者にとっての必要十分なPDFエディタ
良いポイント
PDFの作成をメインの業務としていない、ただし、成果物をPDFで受領することがある、といった用途です。
■機能性
PDFで受領した成果物について、過去の成果物との差分比較をしたい場合に重宝します。
当然ながらフリーで入手可能なAcrobat Readerの機能も網羅しており、PDFでコメントを利用することによるレビュー記録も可能です。AcrobatはPDFの比較にProfessional以上でなければ対応していません。
■経済性
Acrobatはサブスクしかライセンス形態がありませんが、Foxitは買い切りライセンスもあり、予算管理の点でもすっきりした運用ができます。そう高頻度でなくPDFの比較をしたい、というニーズを有する私に対してはベストマッチな製品でした。
■性能
Acrobatよりも高速(サクサク)動作する印象です。
改善してほしいポイント
・検索の振る舞いが少々独自に感じました。MS-Officeに寄せたリボンUIを採用していますが、MS-Wordに寄せているようにも感じられず、やや違和感を覚えますが、慣れればそんなものと割り切ることができると思いますので、慣れていきます。
・ファイルサイズが大きなPDFファイルを開くと、やや挙動が不安定になりがちです。
・フローティングライセンスがあれば、より嬉しいです。企業としてサブスクを推したいことは理解できますが、固定費が増える投資はどうしても投資決裁者が慎重になりがちです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
■解決できた課題・具体的な効果
・PDFファイル間の比較抽出
成果物をPDFで受領することがあり、かつ、その成果物は都度更新される、という性質のものを扱っています。
従来、前回受領したものからの差分を、成果物の製作者が更新された成果物にPDF注釈機能で差分をマーキングして、提出されたものを受領し、差分の確認をしていました。差分のマーキングが提出者任せという状況自体が受領者としての責務を十分果たせているのかという側面と、差分を逐次自身で抽出するという作業性の悪さのジレンマに悩まされていましたが、差分の抽出を高い精度で自身でできるソリューションが本機能でした。
・経済性
PDF編集ソフトの雄、Adobe Acrobatでは、同機能を有するのはProfessionalエディションでした。
また、Acrobatはサブスクライセンスしか設定がなく、固定費的に費用が発生する点が予算管理の観点で融通が利かない反面、本商品は買い切りで利用できる点にメリットを感じました。
■課題に貢献した機能・ポイント
高い経済性で、Acrobat Professionalでしかできない機能を実現可能
検討者へお勧めするポイント
使いたい機能は一通り2週間トライアルできる(Foxit Pro/無印ともに)ので、予め評価計画を用意してから評価期間を設けることをお勧めします。サポートもしっかりしてくれます。