Google Compute Engineの製品情報(特徴・導入事例)

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Google のデータセンター内で稼働する仮想マシン

ITreviewによるGoogle Compute Engine紹介

 Google Compute Engineとは、Googleのデータセンタとファイバーネットワークで運用される仮想マシンのクラウドサービスです。事前に定義されたマシンタイプで使用する以外に、独自の要件に合わせたカスタムマシンタイプを作成して使用することもできます。

 HDDまたはSSDで構成される最大64TBのネットワークストレージを永続ディスクとして接続でき、VMインスタンスを終了してもデータは永続的に保持されます。秒単位の従量課金と自動(事前の取り決め不要)の継続使用割引で、業界をリードする価格性能比を実現しています。導入企業の業界は多岐にわたります。

Google Compute EngineのITreview最新受賞実績

※Grid Awardの受賞実績は「総合部門」での受賞結果のみ表示しています

Google Compute Engineの満足度、評価について

Google Compute EngineのITreviewユーザーの満足度は現在4.1となっており、同じIaaSサービスのカテゴリーに所属する製品では10位、となっています。

バッジ 満足度 大企業 中堅企業 中小企業
image 4.1 4.3 3.9 4.1
レーダーチャート 価格 使いやすさ サポート品質 導入のしやすさ 機能への満足度 管理のしやすさ
3.9 4.4 3.6 3.6 4.5 3.9

※ 2025年10月06日時点の集計結果です

Google Compute Engineの機能一覧

Google Compute Engineは、IaaSサービスの製品として、以下の機能を搭載しています。

  • CPUの選択

    インスタンスで利用する仮想CPU(vCPU)のコア数、ソケット数を選択、指定する

  • メモリの選択

    インスタンスで利用するメモリ容量を選択、指定する

  • オートスケーリングの設定

    インスタンスのリソース使用量増減に合わせ、自動的にスケールアップ/スケールダウンする

  • GPUグラフィックス機能の追加

    高性能グラフィックスを必要とする場合、インスタンスにGPUグラフィックス機能を追加できる

  • HPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)クラスタの選択

    科学技術演算、並列処理など高性能計算環境を利用する場合、HPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)クラスタを選択できる

  • ストレージ容量の選択

    組み込みのインスタンスストレージの容量を指定する

  • ストレージの選択、追加

    インスタンスと同時に使用するブロックストレージ、ファイルストレージ、またはオブジェクトストレージ(AWS S3、Azure BLOB Storageなど)が追加できる

  • ネットワークの選択

    インスタンスにアクセスするためのネットワーク帯域を指定する

  • 静的IPアドレスの選択

    特定のIPアドレスを固定的に利用する場合、静的IPアドレスを選択できる

  • オペレーティングシステムの選択

    インスタンスで利用できるオペレーティングシステム(OS)を選択する。Windows Serverや各種Linuxディストリビューションが用意されている

  • ミドルウェアの選択

    IaaSサービスのインスタンス上で利用することを想定して設計されたミドルウェアを選択する

  • アプリケーションの選択

    IaaSサービスのインスタンス上で利用することを想定して設計されたアプリケーションを選択する

  • リージョン選択

    クラウド事業者が全世界で展開するデータセンターのリージョン(地域)を選択できる。例えば、ディザスタリカバリーを想定してサイトを冗長化、またはバックアップを実施する場合、日本国内のリージョンと海外のリージョンを選択し、インスタンスを設置する。日本国内に東西のリージョンを用意するクラウド事業者もある

Google Compute Engineを導入して得られた効果やメリット

ツールは導入するだけでなく、その後どんな影響があったのかが一番重要となります。 では、Google Compute Engineを導入することでどんな効果や、メリットがあるのでしょうか?実際に投稿されたレビューからその一部をご紹介します。

    岩村 由貴

    株式会社オフセット岩村|印刷|社内情報システム(開発・運用管理)|20-50人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    評価用無料枠の提供範囲がはっきりしているのがよい

    IaaSサービスで利用

    良いポイント

    各クラウドサービスともさまざまな評価用無料枠を提供してくれているが
    GCPの無料枠は「計算能力が低いがいつまでも無料で使える」ため、
    長い時間をかけて丹念に評価できる。
    他社では30日程度だったり、トラフィック量で制限がかかっていたりと
    使い勝手がわるいため、なかなか評価がしづらかった。

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    非公開ユーザー

    一般機械|社内情報システム(企画・計画・調達)|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    GUIでの操作とCUIでの操作がわかりやすく結合

    IaaSサービスで利用

    良いポイント

    サーバインスタンスを立ち上げるためにクラウド内のさまざまなサービスに通暁する必要がない設計になっているところ。
    GUI管理画面のCompute Engineからステップbyステップで選択していくだけで、ほぼ安全側に寄った設定でインスタンスが立ち上がる。
    GUI操作と同じ結果がえられるコマンドライン操作をほとんどのシーンで自動参照することができ、
    あとで管理画面内のシェル上から打ち込むと簡単にCUI操作ができるところ。
    ファイアウォールなど反復操作が必要なときに工数の削減ができる。

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    非公開ユーザー

    電気・電子機器|社内情報システム(開発・運用管理)|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用

    企業所属 確認済 利用画像確認
    投稿日:

    Free Tierがじっくり使い込めるので採用判断しやすい

    IaaSサービスで利用

    良いポイント

    採用判断をおこなう際の良いポイントとして、
    テスト用に無料で開放されている部分=Free Tierが幅広い点がある。
    AWSなどは月単位での期間制限があるが、
    GCPではCompute Engineのローエンドインスタンスを永久無料で提供してくれている。
    そのため長期間のロードテストがしやすい。
    サーバ上でいろいろな動作テストをおこなって採用の不都合がないか徹底してチェックできたし
    どの程度のスペックのインスタンスが必要かも、十分見極めることができた。

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