非公開ユーザー
人材|宣伝・マーケティング|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 無償利用
売上管理からアイデアまですべて管理できる万能ツール
表計算ソフトで利用
良いポイント
売上やKPIの目標管理といった数値データはもちろん、コンテンツ記事の企画案(タイトル案、構成、ターゲット読者など)、顧客リスト、簡易的なプロジェクトのガントチャートまで、思い描いたほぼ全ての情報を、自分が使いやすい形で整理・可視化できます。
高価な専用ツールをいくつも導入するより、まずはスプレッドシートでプロトタイプを作ってみる、という動き方ができるため、変化の速いマーケティング業務に完璧にフィットしています。
スプレッドシート(というかGoogleのプロダクト全般)にはGoogle Apps Scriptという機能があり、GASを使うことで、面倒な定型業務を自動化できます。
例えば、「申込フォームに登録があったら、自動で顧客リストに情報を追加してChatworkに通知する」「メンバーのカレンダー情報を取得して、営業担当者の面談回数を毎日集計する」といった自動化を、サーバーレスで簡単に構築できます。プロダクトごとの連携を強化するツールはいくつか存在しますが、簡単な連携であればスプレッドシートだけで解決してしまうのも、強みだと思います。
改善してほしいポイント
GASは非常に強力ですが、少し複雑なスクリプトを書くと、エラーの原因を特定するのに時間がかかることがあります。どの行の、どの記述が問題なのかを、より直感的に示唆してくれるような、高機能なデバッグツールが標準で備わると、非エンジニアのマーケターでも、さらに高度な自動化に挑戦しやすくなると感じます。
また、今はまだ耐えられていますが、シートの情報量が多くなるにつれ、やはりスプレッドシート自体の動作が重くなってきています。
特に顧客データは数万行を超えているため、どうしても動作が重くなったり、計算に時間がかかったりすることがあります。これはスプレッドシートの宿命かもしれませんが、より大規模なデータセットでも、デスクトップアプリのようにサクサク動かせるようなパフォーマンス向上が実現されると、BigQueryなどを使わずとも、より高度なデータ分析がスプレッドシート上で完結できるようになると期待しています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
毎日の定型業務として、Google Analyticsからアクセスデータを、広告媒体の管理画面から広告の成果を、それぞれCSVでダウンロードし、手作業で一つのスプレッドシートにまとめてレポートを作成していました。この作業だけで、毎日1時間以上を浪費していました。
ここで重い腰を上げてGASを構築しまして、各サービスのAPIを叩いて、必要なデータを毎朝自動でスプレッドシートに集計するようにしました。数が増えれば増えるほど面倒な定型業務が自動化できたことで、本来マーケターがやるべき「数字を見てPDCAを回す」という時間により多く割けるようになりました。
稀にGASのエラーはあるものの、スクリプト修正時間を考慮しても、以前よりは格段に時間効率が上がっています。